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3/17【新日本】EVILが鷹木の野望粉砕でNJC準決勝へ 辻に通告「おめえは顔じゃねえんだよ」

『NEW JAPAN CUP 2024』ツインメッセ静岡 南館(2024年3月17日)
準々決勝 ○EVILvs鷹木信悟×

 EVILが手段を選ばず鷹木の野望を粉砕し、NEW JAPAN CUPベスト4進出。準決勝で対決する辻陽太に「おめえはよ、顔じゃねえんだよ。明日よ、キッチリおめえに身をもって知らしめてやるからな」と通告した。

 NJC未制覇の鷹木は1回戦で上村優也、2回戦でゲイブ・キッドを撃破し、準々決勝に勝ち進んだ。その先に内藤とのL・I・J対決によるIWGP世界ヘビー戦の実現を見据え、「やるかやらないかじゃない。やるしかねえんだ!」と初制覇を誓っている。対するEVILは2020年覇者。1回戦シードで、2回戦ではヒクレオを破った。両者はこれまで3度シングル対決し、鷹木の2勝1敗。4度目の対決が準決勝の切符をかけて実現した。

 セミファイナルの準々決勝で辻が成田蓮を破った試合後、EVILとディック東郷が乱入。EVILがイスで辻に殴りかかったが、鷹木がやってきて辻を救出し、「ゴング鳴らせ!」と要求。そのままメイン開始となった。

 串刺しラリアット連打で先制した鷹木だったが、EVILも本部席破壊式フェンス攻撃で反撃。コーナー金具に投げつけたり、金丸、東郷がレフェリーのブライドをついて殴りつけたりと、鷹木がテーピングを施した右肩に集中砲火を浴びせた。鷹木の反撃もEVILは右肩殴打で止め、フィッシャーマンバスターで追い討ちをかけた。

 防戦一方に追い込まれた鷹木だったが、バックエルボー、グーパンチ、龍魂ラリアットのコンボで反撃ののろしを上げた。「俺の時間が…来た、来た、来たぁ!」と叫ぶや、バックエルボーを連打。スライディングラリアットの構えを見せたが、EVILは前のめりに倒れ込んで不敵な笑み。それでも鷹木は拷問軍が場外に作ったイスの山にEVILをブレーンバスターで投げつけた。

 すかさず鷹木がトップロープからの雪崩式ブレーンバスター、スライディングラリアットと一気呵成。MADE IN JAPANを不時着したEVILは右足を痛めた模様で倒れ込んだが、案の定、偽装。気にかけるレフェリーに鷹木の串刺し攻撃を誤爆させて無法地帯を作ると、成田、ペリー、金丸、東郷が乱入してトレイン攻撃を浴びせ、東郷はパイプカットをお見舞い。EVILはエプロンに寝そべって高みの見物を決め込んだ。

 EVILはダークネスフォールズで追い討ちをかけたが、鷹木もEVILを決めさせず。パンピングボンバー、MADE IN JAPANの猛反撃に出たが、2カウントが数えられたところで東郷がゴングを鳴らして幻惑。あっけにとられる鷹木をレフェリーに激突させたEVILは、両軍のセコンドが入り乱れる中、ローブローで辻を蹴散らし、BUSHIの毒霧噴射を鷹木に誤爆させる。すかさず金丸がウィスキー噴射、東郷がパウダー攻撃とやりたい放題。最後はEVILが必殺EVILで叩きつけて3カウントを奪った。

 L・I・J対決によるIWGP戦を描いていた鷹木をEVILが悪行三昧で料理。準決勝進出を決めた。EVILは「おい、鷹木信悟! 残念だったな、ハッハッハ。おめえみたいなクソ弱ぇレスラーがいると、お前の師匠のアニマル浜口も不憫でならねえよ」と高笑い。「それからよ、もう一人クソみたいな弟子がいたな。0点チャンピオン・内藤てめえだ。おめえはよ、俺がこのトーナメント勝ち上がってるの知ってるから、今からビビってんだろ? いいか、内藤。お前の運命は俺の掌の上にあるんだ。お前のこと潰してやるからな。分かったか? よく覚えとけ!」と吠え、静岡大会をバッドエンドで締めた。

 準決勝は明日3・18郡山大会。この日、成田蓮を破った辻との対決が決まった。辻もEVILと同じ浜口ジム出身。「あいつはよ、確かアニマル浜口ジムの弟子だったな。ずいぶん腐ったヤツばっかりだな、弟子は」と吐き捨てたEVILは「おめえにハッキリ言っといてやるよ。おめえはよ、顔じゃねえんだよ。明日よ、キッチリおめえに身をもって知らしめてやるからな」と通告した。内藤からIWGP世界ヘビーを奪い取るためにも、EVILはこの日と同じく手段を選ばず辻を破って決勝進出を決める。

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