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3/18【新日本】辻がEVILの悪行突破で初のNJC決勝進出 「必ず時代をつかみ取る」

『NEW JAPAN CUP 2024』ビッグパレットふくしま(郡山市)(2024年3月18日)
準決勝 ○辻陽太vsEVIL×

 辻がL・I・Jメンバーの後押しを受けてEVILを撃破。初のNEW JAPAN CUP決勝進出を果たし、「必ずこの手に時代をつかみ取ってやる」と初優勝を誓った。

 前日の3・17静岡大会で辻は成田蓮との新世代対決を制し、この日の準決勝に進出。対する2020年覇者・EVILは悪行三昧で鷹木信悟を撃破。二夜連続でL・I・JvsHOUSE OF TORTUREの図式となった両者の対決は大荒れとなった。

 入場してきたEVILにトペスイシーダで突っ込んだ辻はセコンドのディック東郷が襲いかかっても風車式バックブリーカーで返り討ち。すると拷問軍がフルメンバーで乱入し、辻に集団暴行を働く。高橋ヒロムとBUSHIが辻救出に駆けつけたものの、数的不利で拷問軍が蹂躙。収拾つかない状況にマーティー浅見レフェリーがノーコンテスト裁定を下した。

 当然、辻は収まらない。「おい、EVIL。ここは新日本のリングだ。こんなんでいいはずねえだろ。もう一回やらせろ」と再試合を要求した。レフェリー全員で協議の結果、両軍のセコンドを下がらせて再試合のゴングが鳴らされた。

 怒りの辻はショルダータックル、フライングボディプレスの連続攻撃に出たが、EVILは本部席破壊式フェンス攻撃で反撃し、マイクで「おい、辻。てめえはよ、顔じゃねえんだ!」と改めて通告。コーナー金具ホイップ攻撃、サミングと反則殺法を連発した。辻がカーブストンプなどで反撃に出ても、ジーンブラスターはレフェリーを盾に阻止。レフェリーを利してのマジックキラーで叩きつけた。

 すかさずEVILがコーナー金具ホイップ、串刺しラリアット、フィッシャーマンバスターの猛攻を浴びせ、辻はグッタリ。ダークネスフォールズでニアフォールに追い込んだEVILは、EVILによる仕上げを狙ったが、辻も決めさせない。EVILがラリアットを連発しても意地で倒れず。フロントハイキック、ブレーンバスターボムで攻め立てたものの、ダイビングカーブストンプはEVILがレフェリーに誤爆させた。

 すかさず拷問軍が総出で再乱入。辻にトレイン攻撃を浴びせ、東郷はパイプカットを振り下ろす。ヒロムとBUSHIが駆けつけてもヒロムが東郷の、BUSHIがペリーのパイプカットの餌食となって返り討ち。サブレフェリーを呼び込んだEVILはラリアットでニアフォールに追い込んだ。

 EVILを後方回転で食い止めた辻はノーモーション頭突きをグサリ。開幕戦で初公開したセブンティークロスで豪快に叩きつける。EVILがローブローを見舞い、成田がプッシュアップバー攻撃を狙っても、鷹木が駆けつけてパンピングボンバーで阻止。拷問軍を次々に蹴散らしてEVILを孤立させると鷹木がグーパンチ、ヒロムがトラースキック、BUSHIが毒霧噴射、鷹木がパンピングボンバーを次々に浴びせる。仲間のアシストに応えるように辻がジーンブラスターで豪快にねじ伏せて3カウントを奪った。

 辻が悪行を突破してEVILを粉砕し、初のNJC決勝進出を果たした。後方支援してくれたL・I・Jメンバーに感謝した辻は「必ずこの手に時代をつかみ取ってやる」と宣言。3・20長岡大会での決勝戦の相手はメインで昨年覇者・SANADAを破った後藤洋央紀に決まった。試合後、後藤の前に現れた辻は「新しい時代の扉を開くのは、必ず俺が果たす」と初優勝を予告してみせた。

【辻の話】「まずはじめに、今日助けてくれた鷹木さん、ヒロムちゃん、そしてBUSHIさん、本当にありがとうございました。おかげでNEW JAPAN CUP残すはあと1試合。SANADAか後藤かわかんねえけど、必ずこの手に時代を掴み取ってやる。いいか! ここは、このリングは、セルリアンブルーのリングは新日本プロレスなんだ。EVIL、認めたくないけど、お前はすごいレスラーだ。認めたくないけど、お前のことを尊敬している一面もある。ただ、お前のやり方じゃダメなんだ。お前のやり方は俺が思う“新日本プロレス"じゃないんだ。この俺が新日本プロレスの新しい時代のトップを走らなきゃいけないんだ」

【鷹木の話】「目には目を歯には歯を。乱入には乱入を返しただけよ。因果応報。EVILよ、悪いことをしたらてめえに返ってくるんだ。いいお手本だったな。まあEVILに対してはこんなものでな、終わったとは思ってねえからな。まあとにかくNEW JAPAN CUPは、俺の想いはすべて辻陽太に託した」

※EVILはノーコメント

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