3/26【WWE】CMパンクが地元シカゴ登場、レッスルマニアで世界ヘビー戦を解説へ ロリンズはマッキンタイアをカーブストンプ葬

　CMパンクが現地時間25日、地元イリノイ州シカゴで行われたロウに登場。世界ヘビー級王座戦の解説として『レッスルマニア40』に登場することを宣言。王者セス“フリーキン"ロリンズは挑戦者ドリュー・マッキンタイアをカーブストンプで沈めた。

　パンクは今年1月のロイヤルランブル戦で右腕三頭筋断裂の重傷を負って欠場。レッスルマニア出場が絶望的とみられる中、この日、昨年11月にWWE電撃復帰を果たした時と同じ地元・シカゴの地で久々に登場した。

　場内は割れんばかりの大歓声。会場中を見渡してからリングに歩を進めたパンクは「CMパンク!」チャントの大合唱の中、「言いたいことは山ほどあるが、その前にシカゴ開催のロウに来られてマジで最高だぜ。最近CMパンクはレッスルマニアに来るのかとか騒いでいるようだが、答えはイエスだ」と祭典登場を宣言した。

　右腕にはギプスを装着。パンクは「俺のヒジは完治していない。医者のゴーサインも出ていない」と試合出場を否定した。「だが、口ではいろいろできる」とヒントを提示したパンクはローマン・レインズ、ロリンズ、そしてザ・ロックの名前を挙げると、「ドリュー・マッキンタイアってヤツもいるな。俺に文句があるなら直接言いに来い。男ならな」と要求した。

　するとマッキンタイアが現れた。マッキンタイアはレッスルマニアで世界ヘビー級王者・ロリンズに挑戦する。「お前がレッスルマニアに来たいのはわかる。お忍びで来るなよ。最前列で俺をみてうらやめ。お前はリングに立てないがな。そして観客とともに認めるんだ。ドリュー・マッキンタイアこそが選ばれし者であることをな」と通告。「いいアイデアが浮かんだ。お前は口だけは達者だからな。俺の世界王座戦の解説をやったらどうだ? ドリュー・マッキンタイアが王者になる瞬間を解説してくれよ」と提案した。

　ここで王者・ロリンズがリングにやってきてパンクと対峙。「世界ヘビー級王座戦に関しててめえらが決めていいことは一つもない。特にお前には全く関係ねえだろうが!」と吐き捨てた。そして「王者の俺を差し置いてみんなの意見を取り入れたがっているみたいだから、いっそのことシカゴに聞いてみるか。どうだ? シカゴ。レッスルマニア40、ドリュー・マッキンタイアvsセス“フリーキン"ロリンズの世界ヘビー級王座戦。CMパンクに解説してもらいたいか?」と問いかけた。

　シカゴのファンは大歓声。「レフェリーがいい!」チャントも発生した。ロリンズが「みんな気づかなかったかもしれないが、こいつはカウントを取る方の腕をケガしているぞ」と指摘すると、パンクは左腕で3カウントを叩き、「念のため言っておくが、こいつらの試合なんて公平に裁けないぞ」と拒否を意思表示。するとロリンズは「皮肉なことに俺もお前には全く興味がねえ。実際、お前と最後にリングにいた時以来、一切お前のことなんて頭をよぎらなかった」としたうえで、「お前が解説するのはいいアイデアだと思う。俺が輝く瞬間をお前が解説するのは最高に皮肉的で面白い。これから先、お前が世界王者に近づける瞬間はもうないからな。だからレッスルマニアでは好きなことをしろ」と通告。「だが、一つだけ言っておく。俺の邪魔だけはするな」と釘を刺した。

　するとパンクは「決定だな。俺はレッスルマニアでお前たちの試合を解説してやる。ちゃんとお前たちが輝いて見えるように解説してやるよ」と宣言。マッキンタイアが「一つだけハッキリさせておく。ドリュー・マッキンタイアがこだわっているのはそのベルトだけだ」と言い放つと、ロリンズがトラースキックをお見舞い。カーブストンプを叩き込んでレッスルマニアを前に挑戦者を撃沈した。