プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

3/31【NOAH】丸藤が「素敵なプロレスラー」憂流迦に“ひらめき"の洗礼

『STAR NAVIGATION 2024』後楽園ホール(2024年3月31日)
○丸藤正道vs佐々木憂流迦×

 天才・丸藤と元UFCファイター・憂流迦によるシングル初対決が実現。ひらめきを発揮して憂流迦に洗礼を与えた丸藤は「本当に素敵なプロレスラーがこのNOAHにやってきた」と称えた。

 今年プロレスデビューを果たした憂流迦は、フル参戦を続けながら急ピッチで進化中。リーグ戦初体感となった先のVCタッグリーグでも開幕2連勝を飾るなど見せ場を作り、さらなる進化を遂げたところで、今度は拳王、丸藤とのシングルが組まれた。

 拳王戦ではコーナー逆さ吊りなど“プロレスならではの動き"を連発され、最後は場外へのPFSでリングアウト負け。「プロレスの洗礼」を浴びた。常々、憂流迦を絶賛してきた丸藤も、初のシングルで天才流の洗礼を見せた。

 握手で試合はスタート。憂流迦は積極果敢に序盤からシャイニングトライアングルを狙っていくが、冷静にしのいだ丸藤はプロレス流の洗礼へ。場外戦に持ち込むと鉄柵や鉄柱に投げつけ、逆水平を連打。踏みつけ攻撃やフィストドロップなど顔面に攻撃を集中した。

 グラウンド戦でも後手に回った憂流迦だったが、エプロンでパイルドライバーを狙われた場面では意地のリバース。エプロンでのファーアウトで流れを奪い取る。丸藤の逆水平にはニーリフトで返答して激しい打ち合いに。レッグラリアットには丸藤が虎王を合わせて見せたものの、憂流迦も裏をかき、クロス式変型ヒザ十字固めで絞め上げて成長を見せつける。丸藤のトラースキック、虎王の連続攻撃に追い込まれたが、真・虎王を切り返し、シャイニングトライアングルに持ち込んで勝機をたぐり寄せた。

 しかし、なんとかロープに逃れた丸藤がひらめきを発揮。焦った憂流迦のハイキックを空転させ、股の間を通して手首を固める状態に持ち込み自由を奪う。そして、股の間を縫うようにして、憂流迦の顔面に低空ドロップキックを発射。不意を突かれて倒れた憂流迦を後方に丸め込み、技ありの3カウントを奪った。

 丸藤は“ひらめき"で憂流迦を洗礼。それでも握手で健闘を称えた丸藤は「プロレスやって3ヵ月? なんだありゃ。危ねえ。でも本当に素敵なプロレスラーがこのNOAHにやってきた。ありがとう。またやろう」と手放しで称賛した。

 一方、敗れた憂流迦は悔しさをあらわにしつつも「先輩方に本当にプロレスの厳しさと辛さと、でもやっぱり楽しさを教えてもらってる気がしますね。いやあ楽しい。プロレスめっちゃ面白いですね。まだまだ強くなろうと思ってるんで、これからも応援よろしくお願いします」と視線を前に向けた。

【丸藤の話】「危ねえ、危ねえ、危ねえ! 危なかった。危ねえ、危ねえ、危ねえ。プロレスやって3ヵ月? なんだありゃ。危ねえ。でも本当に素敵なプロレスラーがこのNOAHにやってきた。ありがとう。またやろう」

【憂流迦の話】「負けたけど、すげえ楽しかった。いやあ、プロレスを感じましたね。小さい時に一番使っていた技が…お兄ちゃんとプロレスごっこやってたんですけど、その時一番使ってた技が丸藤さんの不知火で。今日こういった形でリングの上で出会う。すごい幸せでしたね。でも効いた。先輩方に本当にプロレスの厳しさと辛さと、でもやっぱり楽しさを教えてもらってる気がしますね。いやあ楽しい。プロレスめっちゃ面白いですね。まだまだ強くなろうと思ってるんで、これからも応援よろしくお願いします」

プロ格 情報局