4/3【ガンプロ】ガンプロが新体制発表会見 大家「いずれは道場を持ちたいし、常設会場を作りたい」
ガンバレ☆プロレスが3日、東京・千代田区の神田明神文化交流館で新体制発表会見を行い、三島通義社長、大家健代表、今成夢人、勝村周一朗、石井慧介、中村宗達、HARUKAZE、まなせゆうな、YuuRIが出席した。
ガンプロは3月いっぱいでCyberFightから独立。新たに立ち上げた株式会社ガンプロエンターテインメントを3月1日付で登記し、この4月から新体制で再出発を図る。これまで相談役だった三島氏が代表取締役に就任。フロントと選手間のコミュニケーションを図るため、大家と勝村が取締役の任に就いた。
資本金は300万円で、三島社長が以前に勤務していたニッポン放送を退社した時の退職金の残金。三島社長は「老後がかかっていますので、なんとしてもこの団体をいいものにしていきたい」と話した。
新体制による第1弾興行は4・27北沢タウンホール大会。現時点で5・18新木場1stRING、6・2高島平区民館、7・15高島平、8・16新木場、9・23横浜ラジアントホール、10・14高島平の6大会が決まっている。
大家は「ガンバレ☆プロレスがよりガンバレ☆プロレスらしくあるためには、どうすればいいかとずっと考えておりました。その結果、独立するしかないと思い独立に至りました」と経緯を語り、「私は40年以上生きてて、自分らしく生きてくことが人間にとって一番大事なことじゃないかと思うんです。人間としてもプロレスラーとしても、自分らしくできる場所に、このガンバレ☆プロレスをしたいと思っております。そしてやはり立ち上げしたときの目標であるプロレスをメジャースポーツにしたいと思います」と決意表明した。
この日、登壇者、映像スタッフの一人二役で参加した今成夢人は「一からインディペンデントでみんなで再スタートするということで、映像スタッフもいない状態なので、自前で三脚2台、カメラ2台をセッティングさせていただいて、カメラとレスラーと同時にやらせていただいてるんですけど、それは懐かしい感じがしています。こういうことを僕も大家さんもスタートダッシュから、何かやりながら、でも一生懸命やる。これはもう1回やり直すとかじゃなく、みんなが強くなったうえでニューゲームを始めていくという感覚があります」と心境を吐露。「インディペンデントに戻ってるかもしれないけど、みんなそれぞれの個性が必ず生きる舞台になると思ってます。皆さんが違う仕事をしていても、その仕事の結果なり活躍が必ずリングに反映されていく。そんな素敵な団体にしていきたいと思ってます」と意気込んだ。
スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級、同世界タッグの2冠王者・勝村は「2年前、大田区で初めてやった時、鈴木みのるさんとやらせてもらいました。その時に選手ミーティングで言ったんです。『大田区絶対成功させよう。俺はガンバレ☆プロレスが、もしも潰れたら、自分はそこでレスラーとして引退する』と。今も同じ気持ちです。もしもこのガンバレ☆プロレスがなくなることがあったら、それはレスラー勝村周一朗最後の時だと」と不退転の覚悟を口に。「なので、昨年12月27日の後楽園が終わった翌日、大家健が独立するって言ったときに、『やるよ、俺は』って言ったんです。その時の気持ちは忘れず、もっと大きなガンバレ☆プロレスをこのメンバーとともに作っていきたいと思います」と誓った。
これまでDDTグループの道場を使用してきたが、独立後は埼玉・蕨市にあるアイスリボン道場で週1回、合同練習を行う。他の団体の道場への出稽古の形で練習量の少なさをカバーしていく方針。大家は「いずれは道場を持ちたいですし、なんなら常設会場とか作りたい。今は夢でしかありませんけど、夢は大きくしたいほうがいいと思うので」と壮大な夢をぶち上げた。
また、旧体制で月1回開催されていた「ガンバレ☆女子プロレス」の興行について現状では未定。三島社長は年内に1度は開催したい意向を示し、現在、療養中でレギュラー参戦してきた春日萌花(フリー)の復帰のタイミングに合わせての開催を見据えている。
