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4/4【GLEAT】伊藤が壮絶ノーロープ戦で大門寺をKO、G-REX表明で河上と挑戦者決定戦へ

『G PROWRESTLING Ver.71』新宿FACE(2024年4月4日)
○伊藤貴則vs大門寺崇×

 伊藤がノーロープマッチで行われた大門寺との決着戦にKO勝ち。G-REX王者・田村ハヤトへの挑戦を表明し、河上隆一との挑戦者決定戦が浮上した。

 やんず家大将・伊藤とBULK ORCHESTRAの新メンバー・大門寺の間で遺恨が勃発。両者は3・13後楽園、3・16大阪とシングル2連戦を行った。結果は1勝1敗。この日、決着戦となる3度目の対決が実現した。試合はノーロープマッチで、KO、ギブアップのみで勝敗が決する。

 リングからロープが外され、両者がリング中央で対峙。大門寺が馬乗りになって殴りつければ、伊藤も同じ攻撃で応戦し、サッカーボールキックで蹴り飛ばす。大門寺もすぐさまフロントキックで顔面を蹴りつけて反撃。エルボー合戦は伊藤がヒザ蹴り連打で制し、反転を繰り返しながら馬乗りエルボーを打ち合い、そのまま同体で場外に転落した。

 場外カウントはなし。両者は客席になだれ込んで乱闘を展開。新宿FACE特有のテーブル席上でも激しく殴り合い、伊藤がヒザ蹴り連打を浴びせる。大門寺はエプロンへのバックドロップで逆襲し、伊藤を抱え上げて腰を鉄柱に叩きつける。伊藤もミドルキックを連発するものの、大門寺がブロックバスターで投げて返り討ち。両手を取ってのストンピングを連発し、サソリ固めで捕らえた。

 耐えた伊藤はジャーマンで逆襲し、フロントハイキックで場外に蹴落とすと、トペで突っ込む。リングに戻すとフロントスープレックスを連発し、馬乗りエルボーを連打。エプロンへのフロントスープレックスで場外に転落させ、場外ボディスラムで叩きつける。リングに戻すと蹴りの雨を降らせ、肩固めで絞め上げると、後頭部を蹴り飛ばした。

 スリーパーを耐えた大門寺はエルボー合戦で渡り合ったが、伊藤はかんぬき頭突きで返り討ち。張り手を乱れ打ち、ハイキックでダウンに追い込む。意地で立ち上がった大門寺は張り手をぶち込み、レーザーズエッジを敢行。ブラックレイン、後頭部へのローリングエルボーで逆に伊藤をダウンさせた。

 意地で立ち上がった伊藤はバックドロップで逆襲。スライディング延髄ラリアットを叩き込むと、ジャーマンでぶん投げる。間髪入れず顔面蹴りをぶち込んだ。大門寺も最後の力を振り絞って立ち上がろうとしたが、前のめりに倒れ込み、ダウンカウント10が数えられた。

 伊藤が29分に及んだ激闘の末、大門寺との決着戦にKO勝利。「おい、大門寺! お前と今日で3回目の喧嘩。お前と3回やったことで俺が忘れてたもんを思い出させてくれたな。お前のことな、毎日毎日考えて、お前のことを心の底から大嫌いで、3回の喧嘩通して一つ分かったことがある。大門寺、お前はやっぱり最高の男や。お前は俺が認めた最高の男や。また喧嘩しようぜ」とメッセージを送った。

 大門寺が去ると、伊藤は「あの最高の男に勝った俺に一つ言わせてくれ。チャンピオン、お前のベルトかけて俺と喧嘩しようぜ」とG-REX王者・田村に挑戦を迫った。すると河上が「ちょっと待て! 第1試合で大勝利したリーダーが先に挑戦表明してんだよ!」と主張。「たまーに出たメインイベントで勝ったぐらいで調子乗るなよ。決めんのはハヤトだ。どうすんだよ?」と田村に決定を求めた。

 これを受けて田村は「いやあ、モテモテですね。でも俺は逃げも隠れもしないよ。お前ら二人、俺とやりたいんだよな? 来月5月4日、横浜ラジアントホールで試合あるよな。そこでお前ら二人戦って、勝った方が俺と。どうだ?」と挑戦者決定戦を提案した。吉野正人コミッショナーがゴーサインを出すと、田村は「5月4日、ラジアントホールで勝った方が俺とやろう。待ってるぞ」と通告。伊藤は河上に向かって「初期の頃の怖いお前を引き出したうえで俺がぶっ飛ばして挑戦してやる」と予告した。

【試合後の伊藤、鬼塚】

▼伊藤「ノーロープマッチ、完全決着、喧嘩マッチ、勝ったぞ! この3週間、大門寺と3つの喧嘩。あいつのことはな、毎日、飯の時も寝る時もおはようの時も、すべてすべて毎日毎日、大門寺のこと考えて、あいつのことが大嫌いで、憎めば憎むほど気持ちがふつふつしてたけどな。今日、試合して分かったことが一つある! 大門寺! 俺はお前のことめっちゃ好きや。俺はな、お前みたいな男が大好きで待ってたんや。大門寺、俺とまた喧嘩やろうぜ。あとリング上で言った通り、田村ハヤトのベルト。俺はしっかり段階も踏んだし、そろそろこれが頃合いちゃうんか? GLEATで田村ハヤトとやりたい、やりたい言うてたのは俺やと思うぞ。途中でリーダー出てきたけどな、ああいうふざけた河上隆一はいらんのや。俺は初期の怖い怖い恐怖の河上隆一を引きずり出して、そのうえで叩き潰して田村ハヤトの前に俺が立つぞ。おい、オニやん、カミやん、タマやん、俺はやんず家にあのG-REXのベルトを持って帰ってくるぞ」

▼鬼塚「最初はいつも大文字か小文字かわからんかったけど、今日は完全に大門寺でしたね大将」

▼伊藤「おお、最高の大門寺や」

▼鬼塚「大将には次の大将vsリーダーに集中してもらいたいから、大将はそっちに集中して。カミやんも帰ってきたし、俺ら3人もまだまだガンガン行きましょうよ」

▼伊藤「G-INFINITYもあるんや」

▼鬼塚「何でも行きましょう。俺は個人的に次は山村とのシングルマッチありますよ。これが終われば、みんなに俺から言いたいことあるんで楽しみにしていてください。とはいえ大将、次はガッチリG-REX獲ってください」

▼伊藤「OK。カミやんも帰ってきて、やんず家フルファミリーや。ここからどんどんやんず家は勢いを増してGLEATの中心に、トップに上りつめるからな。俺たちに期待しろ。みんなみんなGLEATに、やんず家にいらっしゃーい!」

【試合後の大門寺、河上】

▼大門寺「この試合にすべてをかけてた。伊藤、最高の喧嘩相手だった。だが、負けは負けだ。敗者にしゃべる権利はねえ。これで元のGLEATに、元のBULK ORCHESTRAに戻るだけだ。そして俺も幻の…」

※河上がやってきて

▼河上「大門よくやった。(大門寺は背を向けて去る)おい、大門。どうなってんだよ? 大門」

【河上の話】「勝ったぞー! ホイ、ホイ、ホイ、ホイ、ホイー。こうは言ってるがな、GLEATのリング上の動きがめまぐるしいのは俺だってわかってんだよ。だから俺は俺のやり方でGLEATの太陽になりてえんだよ。そして来てくれるみんなをカンカンに照らしたいんだよ、俺は。そのためには俺にはG-REXが必要なんだよ。伊藤、次の横浜、挑戦者決定戦。決定でいいんだよな? おい、何がおちゃらけだ、このヤロー。お前言ったな? 言ったからには覚悟しとけよ。おめえの体ポキ。おい、ふざけんじゃねえぞ。ぶち殺すぞ、伊藤。その次はいよいよハヤトとG-REXだ! だ! だ! だ! だ!」

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