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5/3【全日本】斉藤ブラザーズ対決で地元・宮城熱狂 レイが初の兄超えでB首位タイ浮上

『チャンピオン・カーニバル2024』夢メッセみやぎ本館展示ホールB/C(仙台市)(2024年5月3日)
Bブロック公式戦 ○斉藤レイvs斉藤ジュン×

 仙台大熱狂。7ヵ月ぶりの宮城凱旋となった斉藤ブラザーズが地元のリングで兄弟喧嘩。弟・レイが初の兄超えを果たし、チャンピオン・カーニバル4勝目。Bブロックは4人が首位タイの大混戦で最終公式戦を迎えることになった。

 斉藤ブラザーズが世界タッグ初戴冠を果たした昨年10・9角田大会以来、7ヵ月ぶりに地元・宮城に凱旋。しかもチャンピオン・カーニバル公式戦として3度目となる兄弟対決がメインイベントで実現した。『TAXIめしリターンズ』への出演効果もあってジュン&レイ人気は高まるばかり。今大会もチケットが飛ぶように売れる大反響で、大会直前になって急きょ増席。会場には1470人の観客が集まり、斉藤ブラザーズグッズの売店前には全日本の会場で稀な長蛇の列ができた。

 迎えたメインイベントの斉藤ブラザーズ対決。二人がリングで対峙すると場内は異様な熱気が充満した。激しいチョップ合戦、鈍い音を響かせ合う頭突き合戦など二人の一挙手一投足に歓声、どよめきが発生。仙台が熱狂空間と化した。終盤にはジュンがスピアー、雪崩式ブレーンバスター、フロントハイキックの猛攻を浴びせ、サイコブレイクで仕上げに入ろうとした。

 これを阻止したレイはフライングボディアタックを発射。パイルドライバーで突き刺す。さらに左右の張り手を乱れ打つと、アイスバインをぶち込んで3カウントを奪った。

 レイが3度目の対決にして兄・ジュンから初勝利。カーニバル4勝目を挙げ、Bブロック首位タイに浮上した。公式戦は明日5・4三条大会の本田竜輝戦を残すのみ。「俺はジュンに勝ったことがなかった。昔から喧嘩でも負けてたし、力士の時も俺よりも番付は上だった。そしてデビューしてからもプロレスの試合で2連敗。それが今日、やっと勝てたぜ!!」と喜びを爆発させたレイは「斉藤ジュンに勝ったぜ! これでチャンピオンカーニバルは4勝2敗、俺の勝ち点は8。残りのチャンピオンカーニバル、明日も相手をぶっ倒して決勝に行ってやるぜ! フォーッ!」と雄たけびを上げた。

 そして開幕前、二人は敗者あんこorビール禁止に合意していたが、ジュンがあんこをレイが「いいと言うまで」禁じられることになった。大好物のビールで祝杯を上げたレイは「お前、俺との大事な約束、忘れてねえよな?」と切り出し、「俺が勝ったらお前の好きなあんこ、いや…あんこだけじゃねえ、お前の大好きなスイーツ、俺が良いというまで禁止だ!」と兄に向けて容赦なく言い放った。そして見せつけるように缶ビールで祝杯。最後は「ゼンニッポンDOOM!」で大熱狂の仙台大会を締めた

 これでBブロックはジュン、レイ、安齊、諏訪魔の4人が勝ち点8で首位タイ。大混戦で最終公式戦を迎えることになった。

【レイの話】「フォー! 勝ったぜ! 兄・斉藤ジュンをぶっ倒してやったぜ! 最後は俺のアイスバインで決めてやった。これで4勝2敗・勝ち点8点だ。チャンピオン・カーニバルはまだまだ終わっちゃいねえ。明日、本田竜輝をぶっ倒して、必ず決勝に望みをつなげてやる。さっきリングの上で約束したとおり、必ず決勝に行って、また優勝してこの宮城県に帰ってくるぜ! (ビールを飲んでから)おい、そしてジュンとの大事な約束、俺が勝ったら、俺がいいっていうまでアイツの好きなスイーツを禁止する。俺がいいっていうまでだ。俺も俺の好きなビールをかけてたからな。勝ったのは俺だ。どれだけあいつをスイーツ食えなくさせてやろうかな。楽しみだぜ。とりあえず次のTAXIめしで、あいつの前で俺がスイーツうまそうに食ってやるぜ! 残りのチャンピオン・カーニバル全勝してやる。楽しみにしてろ! フォー!!」

【ジュンの話】「今日は俺の方が調子が悪かった。それだけだ。(柏餅を持ち出して)勝ったら食べようと思っていた、この柏餅。だが、俺も男だ。二言はない。この苦しみを明日の諏訪魔に全部ぶつけてやる。DOOM」

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