5/15【新日本】TJP泥沼3連敗…コナーズ接戦制して2勝目
『レック Presents BEST OF THE SUPER Jr.31』新潟・リージョンプラザ上越(2024年5月15日)
Aブロック公式戦 ○クラーク・コナーズvsTJP×
TJPが泥沼3連敗。スーパージュニアAブロック公式戦でコナーズが接戦をモノにして2勝目をつかんだ。
コナーズ1勝1敗、TJP2連敗で臨んだ3戦目で激突。のっけから荒ぶるラフ殺法でTJPを飲み込んだコナーズが、場外を引きずり回しつつ、ヤングライオンを人間爆弾式ボディスラムで投げつけるなどして大暴れした。
苦境となったTJPも華麗な立ち回りでコナーズをかく乱して巻き返すや、グリーンキラーやダイブ式の飛びつきDDTを次々と繰り出して鮮やかに反撃。コナーズ得意のパワースラムも丸め込んで切り返す離れ業をみせるや、そのまま流れるようにピノイストレッチ(変型STF)へと持ち込み、逃れられても素早くファイナルカット…とさすがの畳み掛けをみせた。
譲らないコナーズもTJP必殺のマンバスプラッシュは剣山で阻止。今度こそのパワースラムで豪快に投げ飛ばす。すかさずTJPもスピアーをカウンターのニーアタックで迎撃するや、デコレーションキック(go 2 sleep式のオーバーヘッドキック)をズバリと決めてみせた。
だが、追撃を阻んだコナーズは、再び華麗に立ち回らんとするTJPをロープぎわのスピアーで撃ち抜く。自ら場外にすっ飛んでしまうほどの一撃だったが、素早くリングに戻って正調のスピアーを発射。必殺No Chaserを首固めで切り返したTJPも、再び読み合いに持ち込んで“逆"スピアーを放つや、今度こそのマンバスペシャルを狙ってコーナー最上段へ。ところが海野レフェリーをロープに激突させてTJPがバランスを崩すと、コーナー上でのせめぎあいを豪快な雪崩式ブレーンバスターで制し、すかさずNo Chaserへ。接戦をモノにする3カウントを手繰り寄せた。
新日本育ちの“先輩"外国人を破って2勝目。バックステージでは保持するジュニアタッグ王座を「この会社で最強の王座に…最も有名、最もイケメン、最もモテる、最強の男が…していくんだ」と誓った一方で、「シングルでの調子が戻ってきた。次は(5・18八王子大会で)コウセイ・フジタか。もしそうならあのクソガキをぶっ潰してやる。この最高の街、ジョーエツで少しゆっくりして、今夜は泥酔するぜ! もし俺を見かけても、近づくなよ」と残して上越の闇夜に消えた。
一方のTJPはこれで泥沼の開幕3連敗。「ファック…ファック……ファーック!!」と悔しさにまみれながら感情を爆発させるほかなかった。
