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5/16【DDT/CyberFight】“大社長"高木は副社長に 「天下の副将軍みたいで悪くない」

 運営母体『CyberFight』新体制発足に伴い、長らく“大社長"として親しまれてきた高木三四郎は社長職を退任。新たに副社長に就任した。

 16日の会見で役員人事の刷新が発表され、サイバーエージェント副社長の岡本保朗氏がCF新社長に就任。社長を退任した高木は副社長に、副社長の彰人(西垣彰人)は取締役として役員にそれぞれとどまり、DDT、東京女子プロレスを統括することになった。

 会見で高木は「CyberFight設立から4年が経過するなかで、サイバーエージェントグループとしてシナジーを最大化するのに機は熟したと考えました」と社長退任の理由を説明。岡本新社長も「2017年に高木さんにご決断いただいてサイバーエージェントグループに入っていただいて、2020年もNOAHも高木さんのご縁でグループ入りをしていただいた。コロナ禍もありましたし、レスラーとして現役でありながら3団体の運営、WRESTLE UNIVERSEも含めて経営をしてこられた。本当に高木さんに頑張っていただいて今があると思いますので、高木さんには心から感謝を申し上げたいと思います」と功績に感謝しながらバトンを受け取った。

 DDTグループ時代から長らく社長職を務めてきただけに“大社長"が代名詞。久方ぶりに社長職から離れることになった高木だが「私自身からあまり発信してきた部分はないので、そんなに(大社長に)思い入れはない」としたうえで、「副社長というのも天下の副将軍、水戸光圀公みたいなイメージでまんざら悪くないと思ってます」と話した。

 新体制移行に際して、DDTとしても新たな取り組みを発表。蝶野正洋と連係してプロレスを利用した地域防災啓発イベント『STF(Safety Task Force)プロジェクト』をスタートさせるほか、10代に特化したプロレスラーの育成プロジェクトも指導する。また、東京女子プロレスも海外興行をより活発化させ、8月24日には英国EVEとの合同興行でイギリス初上陸を果たすことも発表された。

プロ格 情報局