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5/19【DDT】TAKESHITAが鈴木との初シングルに激勝 IWGP挑戦権かかったモクスリー戦へ弾み

 『ドラマティック・ドリームズ!Vol.11 〜松井幸則レフェリー30周年記念大会・おもしろき 四角いこの世を おもしろく〜』が19日、大阪市住吉区民センターで行われ、KONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)が鈴木みのるとのシングル初対決に激勝した。

 この日、TAKESHITAと鈴木の一騎打ちが実現。両者はタッグマッチでも対戦経験がなく、正真正銘の初対決となった。米AEWのトップ戦線で暴れているTAKESHITAは5・26ネバダ州ラスベガス大会『Double or Nothing』でIWGP世界ヘビー級王座への挑戦権がかかった王者ジョン・モクスリーとのエリミネーターマッチを控える。対する鈴木は前日会見で「竹下幸之介ぶっ飛ばして、モクスリーとの対戦は俺がかっさらう。そしてIWGPもかっさらう」と宣言していた。

 両者は激闘を繰り広げた。序盤は探り合うようにレスリングの攻防を展開。場外戦に転じると鈴木がイスで殴打し、鉄柱を利しての腕攻めに出た。リングに戻るとエルボー合戦で激しく火花を散らし、TAKESHITAがブルーサンダーで逆襲。場外での垂直落下式ブレーンバスターを敢行した。

 鈴木がスリーパーで絞め上げてTAKESHITAは一転してピンチを迎えたが、ゴッチ式パイルドライバーは決めさせず。ならばと鈴木はここ一番にしか見せないドロップキックを放ち、ランニングローキック3連打を浴びせたが、TAKESHITAはジャンピングニー、ワガママ連打で徹底抗戦。最後はむき出しの右ヒジでエルボーバットを叩き込んで3カウントを奪った。

 激闘となったシングル初対決はTAKESHITAに凱歌。「プロレス王・鈴木みのる、今日勝ったのはこの俺だ。つまり強いのはこの俺だ」と勝ち誇ったTAKESHITAはIWGP世界王座挑戦権獲得へ向けて弾みをつけた。一方、鈴木は「俺は令和の人間でもなければ、平成の人間でも新しい人間でもない。昭和の古い人間だ。だから負けてしゃべることなんて何一つない」とし、「あるとしたら次はぶちのめしてやる」と雪辱を見据えた。

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