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5/20【全日本】地元・松本凱旋・青柳が10周年マッチで過酷一日3試合 「最初から最後まで青柳優馬を堪能していただきたい」

 6・8松本大会でデビュー10周年記念試合が決まった青柳優馬が20日、東京・湯島の全日本事務所で会見。地元凱旋で過酷な一日3試合に臨むことになり、「ふんだんに青柳優馬を見ていただきたい。最初から最後まで青柳優馬を堪能していただきたい」と誓った。

 2014年デビューの青柳は今年10周年記念イヤー。地元凱旋となる6・8松本大会で記念試合が組まれた。「10周年ということで一応節目の大会なんで、特別のゆかりあるゲスト選手だったりを呼ぼうかなとも考えた」というが、「今とにかく全日本プロレス内部だけで力をつけて、全日本プロレスを世に広めたい」との思いも込めて、あえてそれを選ばなかった。

 その代わり当日は従来の記念試合とは毛色の違う試合を自らの希望で実現させる。大森北斗、本田竜輝、宮原健斗とのシングルマッチ3試合だ。記念試合というにはあまりにも過酷な戦いとなるが、「青柳優馬がポスターの真ん中にドカンと載ってますので、自分の試合をいろんなところに散りばめて。たとえばvs大森北斗を第1試合、vs本田竜輝を前半戦の最後か後半戦の一番最初。で、最後にメインイベントでvs宮原健斗をやって、ふんだんに青柳優馬をばらまいて、青柳優馬を楽しんでもらえるような大会にしたい」との思いで臨む。

 北斗には5・6後楽園大会におけるチャンピオン・カーニバル公式戦で敗れたばかり。「僕自身も悔しいんですけど、僕を応援してくれたファンの皆さんが一番悔しい思いをしたと思うので汚名返上」の雪辱を遂げるつもりでいる。本田に関しては「とにかく彼は一挙手一投足が腹立つんで、ぶちのめしたい」の一心のみだ。

 そして宮原との一騎打ちが初めて地元・松本で実現する。青柳にとってデビュー戦の相手でもあり、「vs宮原健斗というのは一番いろいろな面で思い入れもあったりしますし、僕の中ではデビュー戦の相手が宮原健斗でもあるので、10年という節目の時でもあるので、せっかく同じ団体に10年間一緒にいるっていう選手もなかなか今の時代難しいので、そういったことも大切に」との思いで組んでもらった。

 2試合を終えて臨むだけに肉体的なダメージ、消耗は避けられないが、青柳は「勝てるかどうかはさておき、完走しきる自信はありますね」とキッパリ。「結構、頑丈で元気なんですよ。あんまりそういうところって見られないと思うんですけど、僕もただただ10年やってきたわけじゃないですし、常日頃から鍛えられてる自信はある」と言い切った。

 「10年経ったからといって斜に構えるのではなく、10年目だからこそ11年目に向けていろんなことにチャレンジしていきたい」。その言葉を体現するように地元凱旋・10周年記念大会であえて過酷な戦いに挑む青柳は「ふんだんに青柳優馬を見ていただきたい。最初から最後まで青柳優馬を堪能していただきたい」と誓ってみせた。

【会見の模様】

▼青柳「青柳優馬です。今年でデビュー10周年を迎えることになります。正確には12月14日で丸10年になるんですけど、今年たぶん長野の大会で地元の松本に帰る大会がたぶん今年はここしかないのかなということで、地元凱旋と同時に僕の10周年記念大会を開催させていただきます。10周年ということで一応節目の大会なんで、特別のゆかりあるゲスト選手だったりを呼ぼうかなとも考えたんですけど、今のご時世、正直ちょっと交流戦だったり、対抗戦っていうのがプロレス界全体で薄味に感じてしまうので、今とにかく全日本プロレス内部だけで力をつけて、全日本プロレスを世に広めたいという意味も込めて、青柳優馬一日に3試合をやるという初めての企画に挑戦してみたいなと思って今回、会社にお願いして、青柳優馬10年目にして初の試練の3本勝負をこの6月8日の松本大会で行いたいと思います。まず一つ目のvs大森北斗ですが、対戦相手が対戦相手なんで、どうしても試練と言い難いんですけど、前回のチャンピオン・カーニバル5月6日の後楽園ホール大会で何かの間違いでしょうけど負けてしまいました。僕自身も悔しいんですけど、僕を応援してくれたファンの皆さんが一番悔しい思いをしたと思うので、汚名返上ということでvs大森北斗を組みました。もう一つvs本田竜輝ですね。とにかく彼は一挙手一投足が腹立つんで、ぶちのめしたい。ただ、なかなか全日本プロレスの大会で彼とカードが組まれることがないので、10周年記念というのを盾に、ただただ本田竜輝をボコボコにしたいがためだけに組んだ対戦カードです。ホントに腹立つんですよね。顔見るだけでムカつきます。最後、青柳優馬vs宮原健斗。vs宮原健斗というのは一番いろいろな面で思い入れもあったりしますし、僕の中ではデビュー戦の相手が宮原健斗でもあるので、10年という節目の時でもあるので、せっかく同じ団体に10年間一緒にいるっていう選手もなかなか今の時代難しいので、そういったことも大切にしながらvs宮原健斗戦というのを組みました。とにかくこの大会の趣旨としては青柳優馬がポスターの真ん中にドカンと載ってますので、自分の試合をいろんなところに散りばめて。たとえばvs大森北斗を第1試合、vs本田竜輝を前半戦の最後か後半戦の一番最初。で、最後にメインイベントでvs宮原健斗をやって、ふんだんに青柳優馬をばらまいて、青柳優馬を楽しんでもらえるような大会にしたいなと思っております」

――勝負の観点で考えると厳しい戦いになるが?

▼青柳「やっぱりここ最近のプロレス界の記念大会っていうのはメインイベントに6人タッグやら、ゆかりのある選手を集めてやってるっていうイメージが強いんですけど、それだと物足りないなっていうこともありますし、一日3試合やるということに。自分ができることってプロレスと体を張ることだと思うので、青柳優馬の10年間をこの大会にぶつけるという意味でも3試合。あとデビューして10年やってますけど、1回もそういう試練の何本勝負というのをやったことないんですよ。なので、この大会で一気にそういう夢を叶えてしまおうと。プロレスあるあるみたいなものあるじゃないですか。試練の何番勝負みたいな。それをやろうかなと。10年経ったからといって斜に構えるのではなく、10年目だからこそ11年目に向けていろんなことにチャレンジしていきたいなということで、一日3試合組みました」

――地元・松本で青柳優馬を存分に見せつけると?

▼青柳「こういうことを僕が言うと似合わないかもしれないんですけど、最近のプロレス、プロレスに限らずスポーツってちょっとアイドル化してると思うんですよ。会場でグッズを掲げたり、推しメンのうちわを作って持ってきたり、そういうことを考えるとプロレスというか、試合、戦いを通じて見てるのか、ホントに推しが生きてるっていうのを見てるのが楽しいのか。どっちかわかんないですけど、全日本プロレスって特にそういうところに特化しつつあるんじゃないかなと思うので。1大会に青柳優馬の試合が1試合しか見れないのはファンにとってちょっと物足りないのかなと思うので、ふんだんに青柳優馬を見ていただきたい。最初から最後まで青柳優馬を堪能していただきたい。というような大会にしたいです」

――黒潮選手が「青柳むかつく」と繰り返しているが二人の関係性は?

▼青柳「僕が聞きたいです。何でムカついてるのかよくわからないので。向こうがどうしてもやりたいというのであればやぶさかではないよということで、5月29日、この大会とは関係ないですけど、しっかりと相手をしたいと思います」

――強奪したジャケットはどうなった?

▼青柳「BUNTAIの控室にそのまま捨ててったので、もしかしたら本人が回収したんじゃないかなと思います」

――2試合やった状態で宮原戦を迎えるが、どんな自信がある?

▼青柳「そうですね。自信はあります。勝てるかどうかはさておき、完走しきる自信はありますね。あんまり僕ってぱっと見が地味だし、根暗なんであれなんですけど、結構頑丈で元気なんですよ。あんまりそういうところって見られないと思うんですけど、僕もただただ10年やってきたわけじゃないですし、常日頃から鍛えられてる自信はあるので、そのへんは問題ないと思います。確かに宮原健斗の方が元気印みたいなイメージあると思うんですけど、僕も負けず劣らず実は頑丈で元気だぞっていうのはありますよ」

――宮原選手が油断させて勝つ青柳選手のような戦法を取り入れているが?

▼青柳「やはり宮原健斗も新時代の波に飲み込まれかけてるんじゃないでしょうか。たぶん今まで通りじゃ通用しいなっていうことに気づき始めたんじゃないですか。ホントに多種多様な人間がいますよね、ウチって人数少ない割には。その中でエースとして生き残っていくための手段じゃないですか。僕含め僕より下の世代が手強いからこそじゃないですかね」

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