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6/9【NOAH】丸藤技あり、GHCタッグへ王者モリスをシングル撃破 さらなる「引き出し」予告

『STAR NAVIGATION 2024』後楽園ホール(2024年6月9日)
○丸藤正道vsジャック・モリス×

 6・16横浜BUNTAI大会の「(王者)モリス&グリーンvs丸藤&杉浦(挑戦者)」に向けた前哨戦として、モリスと丸藤のシングルマッチが実現。技アリの勝利をおさめた丸藤が11年ぶり奪取へ弾みをつけた。

 5・26神戸大会で丸藤がグリーンからピンフォール勝ち。杉浦との挑戦を表明した。団体を一度も離れることなく、苦境のNOAHを支え続けてきた丸藤と杉浦。互いを“戦友"を呼ぶ二人が、約11年ぶり3度目のGHCタッグ戴冠を目指すことになった。

 この日の後楽園大会では前哨戦として「グリーンvs杉浦」「モリスvs丸藤」のシングル二番勝負が行われ、まずは杉浦がグリーンを圧倒。ところが最後に一瞬の切り返しで逆転負けを喫した。

 2連敗は避けたい丸藤はモリス相手にアイディアあふれる読み合い、駆け引きを展開。中盤すぎには矢のようなトペ・スイシーダを放ったモリスが、丸藤のお株を奪うフロム・コーナー・トゥ・コーナーを鮮やかに決めて波に乗ると、一気にファルコンアローからの必殺タイガードライバーで仕留めにかかる。

 だが、踏ん張った丸藤は両足をモリスの脇に突き刺し、藤原喜明ばりに捻りを加えてクルリ。その名も“藤原組長"からこん身の力で押さえ込んで3カウントを奪ってみせた。

 キャリアの差をみせた技あり勝利でモリスを料理。シングル2番勝負は1勝1敗のタイながら、印象度では王者を上回ってみせた丸藤は、ベルトを見せつけてくる王者コンビと悠然と睨み合ってみせた。バックステージで丸藤は「フロム・コーナー・トゥ・コーナー…すげぇ効いたよ。バッチリ入ったね。あんな効くんだ、あれ。いい技だね。誰がやってるの普段?」と不敵に笑うと、「認めざるを得ないですよ、あんなのは。だけど、だからこそタイトルマッチで勝ちたいし、面白い試合できるんじゃないかなと思った。俺にはまだまだ引き出しがあるよ。注意しときな」と余裕しゃくしゃくに“さらなる引き出し"を予告してみせた。


【試合後の丸藤】

――技ありの勝利という感じで前哨戦を制したが?

▼丸藤「まあでも、今日杉浦さんも取られてるし。タッグの前哨戦と言えど負けられないんで。でも、やっぱり強いっすよ。いつの間にかあんなに強くなったんだ。嬉しい反面、ああ、こいつらに負けられねえなって」

――モリス選手はフロム・コーナー・トゥ・コーナーを出してきたが?

▼丸藤「効いたね。すげぇ効いたよ。バッチリ入ったね。あんな効くんだ、あれ。いい技だね。誰がやってるの普段?」

――丸藤選手です

▼丸藤「俺。ああ、そうだ。ヒザも効くし、パワーもあるし、認めざるを得ないですよ、あんなのは。だけど、だからこそタイトルマッチで勝ちたいし、面白い試合できるんじゃないかなと思った。俺にはまだまだ引き出しがあるよ。注意しときな」


【モリスの話】「この試合をやって凄くガッカリした。アンソニー・グリーンの試合は本当に素晴らしかった。そして、見事に3カウントを奪ったんだから、自分の試合でも同じようにしてやろうと思って臨んだのに、こんな結果になってしまった。でも、絶対に3カウントは入っていない。俺は絶対に肩を上げていた。だから、これを負けとは認めない。しっかりと気を取り直して、BUNTAIでは同じ結果にならないように。俺たちがチャンピオンとして入場して、チャンピオンとして退場する。絶対に丸藤&杉浦組には負けない。俺たちがチャンピオンのまま試合が終わる」

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