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6/16【新日本】SANADA復帰2戦目でベルト獲りならず フィンレー雪辱でGLOBAL王座V1

『NEW JAPAN SOUL 2024』北海道立総合体育センター 北海きたえーる(2024年6月16日)
IWGP GLOBALヘビー級選手権試合 ○デビッド・フィンレーvsSANADA×

 SANADAが復帰2戦目でいきなりベルト獲りに挑んだものの、フィンレーが返り討ち。雪辱に成功し、IWGP GLOBAL王座初防衛を果たした。

 4・27広島大会を最後に体調不良のため欠場していたSANADAが前日のALL TOGETHER札幌大会で復帰。一夜明けたこの日、GLOBAL王者・フィンレーへの挑戦を迎えた。昨年3月のNEW JAPAN CUP決勝戦でSANADAに敗れているフィンレーが指名して決まった一戦で、SANADAは戦前、「このベルトを巻いてGLOBALに色をつけたい」と戴冠後まで見据えていたが、王者がその強さを存分に発揮した。

 序盤からフィンレーが荒々しさ全開で主導権。SANADAもプランチャ連発などで反攻したものの、場外戦もフィンレーが優勢に進める。しかし、SANADAは床直撃のパイルドライバーで逆転。デッドフォールにつなげるべく首への一点集中攻撃でペースを奪った。

 しかし、フィンレーは執ようなドラゴンスリーパーをしのぐと、カナディアン式フェイスバスターでSANADAの動きを止める。パワフルな攻撃を重ね、後頭部にスライディングラリアットをぶち込むと、パワーボムの構えに。

 SANADAはこれをフランケンで切り返すと、先の読み合いからSkull Endに捕獲。ガッチリと絞め上げると、ラウンディングボディプレスで勝負に。ここでは剣山で迎撃されてしまうが、フィンレーの裏をかいてマジックスクリューを繰り出すと、今度こそラウンディングボディプレスが火を吹いた。

 SANADAは必殺のデッドフォールを狙ったものの、セコンドの外道に気を取られて不発。それでもシャイニングウィザードで押し切りにかかるが、フィンレーはINTO OBLIVIONから一転して猛攻に。SANADAもオコーナーブリッジ、シャイニングウィザードで巻き返したものの、やはりデッドフォールは不発。フィンレーはなおも粘りを発揮したSANADAをパワーボムで鎮圧すると、オーバーキルでカチ上げて3カウントを奪った。

 新たなGLOBAL王座像を描いていたSANADAを返り討ちにして、フィンレーが初防衛に成功。同時に昨年のNEW JAPAN CUP決勝の雪辱にも成功した。

 「2024年だけを見ても、ジョン・モクスリー、ウィル・オスプレイの2人を一晩で倒し、これ(IWGP GLOBAL王座)を獲った。時間を早送りしよう。その1ヵ月後、俺は金網の中で64分も闘い、勝利をつかみ取った。残念なことにその後、ニック・ネメスの野郎に王座を奪われたが、そんなことどうでもいい。15分の再戦で俺はこれを奪い返してやった」と自ら語ったように、2024年はリベンジロードを突き進んできたフィンレー。そして、SANADAにもリベンジし、「結果はどうだ? 俺が勝利した。俺はたった今、世界が見ている前で元IWGP世界ヘビー級王者を下してやった!」と自信満々に断言した。

 さらに、フィンレーは「俺ほどパワー、スピード、スタミナを兼ね備えているヤツはどこにもいない。だからこそ、俺はこの会社の最高の王者なんだ。ジョン・モクスリーもHENAREも俺に触れることはできない。ゲイブ・キッドも、タッグ王者の誰も、俺に触れることはできない! 俺はレベルが違うんだ!」と豪語。「この俺に匹敵する相手なんていない。誰も俺に勝つことはできない。俺の復讐もすべて終えた。だから次はロッカールームにいるヤツら次第だ。俺の王座に挑戦したいなら、その手でつかむんだ。それが出来たら、また会おう」と余裕タップリに他の選手を挑発していた。

 一方、敗れたSANADAは「やっぱり、復帰してすぐ獲れるほど、簡単なベルトじゃないなあって実感しました」と意気消沈。それでもG1出場も決定しただけに立ち止まってはいられない。「負けた立場の俺が言うのもあれかもしれないですけど、外国人や他団体にデカイ顔をさせないためにも、次の目標に向かっていきます」と視線を前に向けた。

【フィンレーの話】「たった6本のビールだって? この会社の最高の王者に、たった6本とは……。(※外道に向かって確認するように)新日本プロレスはなんて恩知らずなんだ? これぽっちとはな。俺には12本、いや18本、36本のサッポロクラシックを用意すべきだ! (※1本開けながら)まぁ、いいだろう。(※IWGP GLOBALヘビー級王座を外道に預けて)カメラでしっかり撮っておけよ。俺はSANADAをぶっ潰すと言った。そして、その通りのことをした。2024年だけを見てもジョン・モクスリー、ウィル・オスプレイの2人を一晩で倒し、これ(IWGP GLOBAL王座)を獲った。時間を早送りしよう。その1カ月後、俺は金網の中で64分も闘い、勝利をつかみ取った。残念なことにその後、ニック・ネメスの野郎に王座を奪われたが、そんなことどうでもいい。15分の再戦で俺はこれを奪い返してやった。そしてSANADAとの対戦を提案した。俺がお前との対戦を望んだんだ。結果はどうだ? 俺が勝利した。俺はたった今、世界が見ている前で元IWGP世界ヘビー級王者を下してやった! 俺ほどパワー、スピード、スタミナを兼ね備えているヤツはどこにもいない。だからこそ、俺はこの会社の最高の王者なんだ。ジョン・モクスリーもHENAREも俺に触れることはできない。ゲイブ・キッドも、タッグ王者の誰も俺に触れることはできない! 俺はレベルが違うんだ! ということで、この俺に匹敵する相手なんていない。誰も俺に勝つことはできない。俺の復讐もすべて終えた。だから次はロッカールームにいるヤツら次第だ。俺の王座に挑戦したいなら、その手で(チャンスを)つかむんだ。それが出来たら、また会おう。(※テーブルに用意されてある缶ビールを集めながら)外道、俺たちにはやるべきことがある。ビジネスについて話し合おうじゃないか。いい案があるんだ(※と控室へ)」

【SANADAの話】「(※崩れ落ちるようにフロアに座り込んで)やっぱり復帰してすぐ獲れるほど、簡単なベルトじゃないなあって実感しました。負けた立場の俺が言うのもあれかもしれないですけど、外国人や他団体(の選手)にデカイ顔をさせないためにも、次の目標に向かっていきます(※立ち上がり、ふらついた足取りで控室に向かう)」

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