7/8【NOAH】W前哨戦は延長突入の大乱戦…HAYATA再び憂流迦ピンで「楽勝や」
『グロリアス製薬 Presents SUNNY VOYAGE 2024』北海道・函館総合卸センター流通ホール(2024年7月8日)
○HAYATA&AMAKUSAvsダガ&佐々木憂流迦×
7・13日本武道館大会のGHCナショナル王座戦に向けた最後の前哨戦は、延長戦突入の大乱戦の末に王者HAYATAが挑戦者・憂流迦から連夜の技あり勝利。武道館決戦へ「楽勝」を予告した。
7・13日本武道館大会のGHCジュニア王座戦「(王者)ダガvsAMAKUSA(挑戦者)」と合わせた最後の前哨戦。北海道ツアーを通じて激しい削り合いを繰り広げてきた4人だけに、序盤から客席になだれ込んでの大乱闘を繰り広げると、試合が進むにつれてヒートアップ。再び場外戦にもつれ込むや、ダガが乱暴にAMAKUSAをプラ柵の上に叩きつけ、HAYATAと憂流迦も我を忘れて殴り合った。
ついには場外カウント20が数えられて両者リングアウト決着。すかさず憂流迦がマイクを握って「終われるワケねえだろ!」と叫び、プロレスラー人生初の延長戦へと突入した。
とはいえ、リング上に4人が入り乱れる喧嘩バトルロイヤル状態。憂流迦は強烈なニーリフトを乱打してHAYATAを押しまくり、AMAKUSAが止めに入ってもスリーパーで落としにかかる。それでも切り抜けたAMAKUSAはダガを場外に追いやるや、猛烈なトルネード式トペ・スイシーダを発射してジュニア王者に大ダメージを与えた。
リング上では憂流迦もジャックハマーでHAYATAをねじ伏せにかかったものの3カウントは入らず。逆にHAYATAは前夜の札幌大会でピンフォールを奪った外道クラッチを狙ったが、今宵は憂流迦もすっぽ抜かせて“進化"をみせた。
だが、HAYATAはさらに憂流迦の足をすくうと、小川良成ばりの足取り式エビ固めへ。技ありの3カウントが数えられた。
悔しさにまみれる憂流迦めがけて「何度やっても…同じや」とマイクで通告して引き上げたHAYATAは、「極められたら危ないだけや。極められる前に3つ獲ったら楽勝や」と豪語した。
一方の憂流迦はタイトル初挑戦目前で連夜のフォール負け。「悔しいな。北海道来てからいいとこ一つもないよ。全部押さえ込みでやられた。トラウマだよ、もうホントに」と唇を噛んだものの「クソ。だけどな、13日、日本武道館。そこが本当の勝負だよ。1対1、スリー獲られる前に俺が極めきってやる」と前を向いた。
とにもかくにも憂流迦一瞬の極めか、HAYATA一瞬の丸め込みか。赤いベルトを懸けた武道館決戦は瞬き厳禁の一番となる。
【HAYATAの話】「極められたら危ないだけや。極められる前に3つ獲ったら楽勝や」
【AMAKUSAの話】「おそれながら申し上げまする。天は必ず我に味方してくれる。あの高き至宝を我が手に。7月13日、日本武道館。百獣の王者殿、いざ尋常に勝負! 申し上げまする」
【憂流迦の話】「悔しいな。悔しいな。北海道来てからいいとこ一つもないよ。全部押さえ込みでやられた。トラウマだよ、もうホントに。クソ。だけどな、13日、日本武道館。そこが本当の勝負だよ。1対1、スリー獲られる前に俺が極めきってやる」
【ダガの話】「AMAKUSA、お前にはうんざりなんだよ。お前にも、そのくだらない喋りにも。俺とリングで向き合うのはやめた方がいいぞ。もしリングに上がるなら覚悟しておけ。徹底的にやってやる。歩いて帰れるのは1人だけ。この俺だ。ここは俺の帝国なんだからな!」