7/21【DRAGONGATE】豹陥落…ダイヤが2年ぶりにブレイブゲート返り咲き 盟友・吉岡も祝福
『KOBEプロレスフェスティバル2024』神戸ワールド記念ホール(2024年7月21日)
オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合 ○ドラゴン・ダイヤvs豹×
ダイヤが安定政権を築いていた豹を破り、約2年ぶりにブレイブゲート王座に返り咲き。セコンドに付いた盟友の吉岡勇紀が祝福した。
ダイヤは今年の新日本『BEST OF THE SUPER Jr.31』に負傷欠場となった田口隆祐に代わって緊急参戦。連敗続きとなったが、最終公式戦ではKUSHIDAを下し、リーグ戦を経て大きく成長した。そんなダイヤを次期挑戦者に指名したが、7度の防衛を果たし、歴代最多防衛記録V11の更新に狙いを定めていたブレイブゲート王者の豹。両者は年間最大のビッグマッチとなる神戸ワールド記念ホール大会で対戦することになった。
欠場中の吉岡がセコンドについたが、ダイヤにとっては序盤から苦しい展開になった。ブレイブゲートらしいハイスピードの先読み合戦で幕開け。豹がトペコンヒーロで先制すると、左足へのDDTを皮切りに足攻めに打って出た。焦ったダイヤはプランチャを仕掛けるも避けられて着地に失敗し、さらに左足を痛めてしまう。
防戦一方となったダイヤだったが、決死のケブラーダで反撃ののろし。足のダメージを感じさせない空中殺法を披露する。さらに、スイング式DDTを仕掛けるが、豹はヘッドスプリングで華麗に不時着。すかさず勢いをつけての変型サイドバスターで叩きつけた。豹は飛びつきダイヤモンドカッター、ロケットキックと猛攻。ヒザに痛みが走って急ブレーキとなったダイヤを見逃さず、サソリ固めで絞めに絞める。さらに、ダイビングセントーンを投下した。
豹の動きは冴え渡り、一気にサムソンドライバーを狙ったものの、ダイヤは丸め込んで必死の抵抗。ならばと丸め込み合戦から豹はフットスタンプを落とし、Hunting(ダイブ式飛びつきダイヤモンドカッター)、リストクラッチ式バックドロップホールドも完璧に決まる。
耐えしのいでチャンスを待ったダイヤは担がれた瞬間、十字固めで勢いよく叩きつけた。千載一遇のチャンスを掴んだダイヤはDDDDTをズバリ。粘る豹はスキを突いてサムソンドライバーを仕掛けたものの、ダイヤは間一髪でキックアウト。その直後に奥の手・レプテリアンラナで押さえ込み、3カウントをもぎ取った。
ダイヤが逆転勝利でブレイブゲート王座返り咲き。2022年7月の神戸ワールド記念ホール大会では豹(当時はH・Y・O)がダイヤからブレイブゲート王座を奪取したが、2年の時を経て、今宵はダイヤが豹からベルトを奪い取り、2年前の雪辱を果たした。
ベルトを肩にかけ、感極まった表情を見せたダイヤを吉岡が祝福。2人は抱擁を交わすと、吉岡が肩を貸して花道を下がっていった。
ダイヤは8・1後楽園大会で対Z-Bratsとして新日本・田口との共闘が控えている。王者として田口と合体するのが決定的となった。