【新日本】石森がIWGPジュニア王者・DOUKIに挑戦表明 「文句があるから来てやったよ」 2024/8/15

『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 34』千葉・幕張メッセ国際展示場9ホール(2024年8月15日)
○DOUKI&SANADA&タイチ&TAKAみちのくvs後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&本間朋晃&村島克哉×

 「文句があるから来てやったよ」と突然姿を現した石森太二がIWGPジュニア王者・DOUKIに挑戦表明。「何も言わず、挑戦受けてくれるよな。この俺、石森太二をしっかり味わってくれよな」と言い放つと、DOUKIも受けて立つ構えを見せた。

 幕張大会はJust 5 Guysと毘沙門&ヤングライオンによる8人タッグマッチで幕開け。7・5東京武道館大会でエル・デスペラードを破り、IWGPジュニア王座初戴冠を果たしたDOUKIは今宵が王者として日本初戦となった。

 久々の試合出場となったタイチやG1にエントリーしていた後藤、SANADAが存在感を発揮し、試合は接戦となる中で、IWGPジュニア王者DOUKIが登場。王者らしく落ち着いた試合運びを展開する。村島が気迫全開でそんな王者に迫ると、後藤らも好フォロー。本間の小こけしから村島が逆エビ固めに捕獲した。しのがれても村島は丸め込みなどで食らいつくが、動じないDOUKIは多彩な蹴り技からラリアットにつなげて鎮圧。最後はサハラウィ・スープレックス(振り子式変型ノーザンライトスープレックス)で3カウントを奪った。

 DOUKIが村島に貫禄勝ち。オープニングマッチを制し、Just 5 Guysの面々で勝ち名乗りを受けたが、そこに現れたのが石森だった。石森は今年のBEST OF THE SUPER Jr.で準優勝。公式戦ではDOUKIに勝利していた。

 マイクを持った石森は「おい、DOUKIさんよ。文句があるヤツは全員俺の前に立ってこいって言ってたな。文句があるから来てやったよ」とニヤリ。「それと、全員来い? 笑わせるなよ。俺ひとりで十分なんだよ。目の前に俺が立ってんだ。何も言わず、挑戦受けてくれるよな。またこの俺、石森太二をしっかり味わってくれよな」と言い放ち、DOUKIとにらみ合った。

 王者初戦を終えたDOUKIは「タイトルを獲ってから1ヵ月以上、今日はようやく日本初披露のベルトだ。今日はいろいろと喋りたいことがあったんだけど、それどころじゃないな。まさか、今日、こんなすぐに挑戦表明してくるヤツがいるとは思わなかったな」と石森の挑戦表明に面を食らった様子。それでも「石森太二は誰がどう見ても、ジュニア最強の1人だ。俺は石森に1回も勝ったことがない」と石森の実力を認め、「言ったな。誰でも挑戦してこい。全員、潰してやる。石森太二、いい獲物だ。俺はいつでも受けてやるぜ」と受けて立つ構えを見せた。

【DOUKIの話】「(※肩にかけたIWGPジュニアのベルトを叩いて)タイトルを獲ってから1ヵ月以上、今日がようやく日本初披露のベルトだ。今日はいろいろとしゃべりたいことがあったんだけど、それどころじゃないな。まさか、今日、こんなすぐに挑戦表明してくるヤツがいるとは思わなかったな。てっきり、ミスティコがナンバー1コンテンダーかと思ったけど、アイツ、全然音沙汰もないし、石森太二は誰がどう見ても、ジュニア最強の1人だ。俺は石森に1回も勝ったことがない。言ったな。誰でも挑戦してこい。全員、潰してやる。石森太二、いい獲物だ。俺は(※ベルトを叩いて)いつでも受けてやるぜ」

【タイチの話】「カッコいいな。チャンピオンになった姿をリングで初めて見たけど、カッコいいな。メチャクチャ輝いてるな、アイツ。よかった。今日、ここで俺は復帰というか、欠場してたわけじゃないけど、『復帰戦』と言われるんだったらそうかもしれないけど、優也がケガした代わりに出たのか、それとも、もともとこういうことだったのか、わからないけど、優也の代打だったらそれでもいいし。それでもいいと思ったし、俺にできることがあったらと思って、上がったけど、相手に同じく(『G1』に)出られなかったYOSHI-HASHI、そして最年長優勝更新を狙ってた後藤、あの2人とやれたことで、どんなことになるのか、まだ自分ではハッキリわからないけど、まあ今日こうやって試合復帰して、また次に向けての、心の復帰戦、ゆっくりやっていこうかなと思ってる。まあ焦ってもしょうがないから。ゆっくりまた試合の感触を戻して、目指すとこ、決めていきたいです」

※SANADA、TAKAはノーコメント


【試合後の後藤&YOSHI-HASHI&本間】

▼後藤「『G1』、予選突破を果たすことはできなかったけど、ヨッちゃん、応援ありがとう」

▼YOSHI-HASHI「ずっと俺は(後藤の)試合を見てて、まだまだここで終わるような男じゃないってのは、しっかりと見させてもらったし、確信したよ。必ず、IWGPの世界ヘビーを絶対獲れる男だなって思いながら、俺は見てた」

▼後藤「ありがとう」

▼YOSHI-HASHI「と言いつつも、俺は予選で落ちた」

▼後藤「俺は、戦いたかった。やっぱり同志だから、戦いたかったよね。『G1』という舞台でさ」

▼YOSHI-HASHI「そう! ただこれで、トーナメント負けたから終わったわけじゃないし」

▼後藤「来年があるしね」

▼本間「(※YOSHI-HASHIの肩を叩いて)俺は予選も出られなかったけど、俺も諦めないから」

▼後藤「もちろん! 諦めた時点で終わりですから。来年、みんな出ましょうよ」

▼本間「タイチがよ、リング上で『オメーはいいや』って。見返してやる(※と、先に控室へ)」

▼後藤「タイチも一緒っすよ。俺たちまだまだ、老け込む年齢じゃないっすから。俺たちはリングでしか表現できないから。来年の『G1』、俺は出る気だよ!(※と、先に控室へ)」

▼YOSHI-HASHI「この前も、(出場者決定)トーナメントの決勝で言った通り、俺、ここでくたばるわけにいかないから。来年の『G1』もそうかもしれないけど、俺はシングルのベルト、全く諦めてねえから。来年うんぬんじゃなくて、俺はもう、このシリーズから獲りに行くから。ここでくたばんねえからな。見とけよ」

【村島の話】「(※ヒザ立ちになって)これが、ジュニアチャンピオンの実力か。ちょっとでも、近づいてやる。この野郎!」

【石森の話】「いいんだよな? これでいいんだよな? 目の前に立ったんだ。受けてくれるだろう? いろいろと、文句しかねえからよぉ、ああ、俺は俺なりにやりてえことあるから、好き勝手やらせてもらうよ。ということで! ……久しぶりだな。神の恵み、そう、グレイスだ!」