10/6【GLEAT】田村がG-REX最多防衛V8達成 元NXT・ブードローを正面突破
『GLEAT Ver.MEGA in OSAKA』
エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第1競技場(2024年10月6日)
G-REX選手権試合 ○田村ハヤトvsパーカー・ブードロー×
田村が初参戦を果たした元NXTのブードローを肉弾戦で正面突破し、G-REX王座V8に成功。最多防衛記録を更新した。
昨年末にG-REX王座を獲得し、ここまで7度の防衛を重ねてきた田村。最多防衛記録更新がかかるV8戦で、初来日となるブードローを迎え撃った。26歳のブードローは2021年にWWE・NXTでデビュー。アメリカンフットボール出身で、193cmの体格を誇り、ブロック・レスナーに似ていることから期待を集めた。AEWを経て、現在はAAAで活動。肉弾戦を得意とする田村としても一筋縄ではいかない相手だった。
田村はゴング早々にショルダータックルで連続して突っ込むが、強靱な肉体を誇るブードローは真っ向から受け止めて、逆に吹き飛ばす。田村のボディスラムを防ぎ、逆水平の打ち合いでも圧倒。ならばと田村は横からショルダータックルで突進したものの、またも受け止めたブードローが豪快にはね除けた。その後も田村は真っ向勝負を愚直に仕掛けるが、ブードローは圧倒的な体躯を駆使し、旋回式バックドロップやブレーンバスターなど豪快な投げ技でどよめきを誘う。
しかし、田村も意地のブレーンバスターで反撃ののろし。今度こそボディスラムで巨体を投げると、串刺しラリアットを連発し、DDT、ダイビングラリアットからグラウンドフェースロックで絞め上げた。エルボー合戦になると、ブードローが破壊力で上回るが、それでも田村は懸命に食らいつき、ラリアットは3連続で相打ちに。すぐさま田村はローリングラリアットを振り抜いた。ブードローがコーナーに上がっても、田村は掴みかかり、巨体を雪崩式ブレーンバスターで強引にぶっこ抜く。
再びラリアットの相打ちが続くと、ダブルダウンに。同時に立ち上がり、今度はショルダータックルで連続して正面衝突。競り勝ったブードローは旋回式バックドロップ、ココナッツクラッシュ、正調バックドロップと大技ラッシュへ。チョークスラムも火を吹くが、田村はギリギリでキックアウトする。
ならばとブードローはショートレンジのラリアットを連発するが、田村は頭突きを合わせて粘りを発揮し、ラリアットを一閃。ブードローも負けじと押し返して互いにラリアットを狙うが、引かない田村がクリーンヒットを奪った。すかさずバックドロップで投げ飛ばすと、ロープを往復し、こん身のラリアットをズバリ。ブードローを粉砕した。
田村が8度目の防衛に成功。この結果を受けて、初代王者エル・リンダマンが残したV7を上回り、最多防衛記録樹立を果たした。試合後、肉弾戦を繰り広げたブードローと握手を交わした。
記録を更新したとはいえ、田村の気持ちはこれまでと変わらない。「俺はこのGLEATをもっともっと上に持っていきたい。もっともっとこのGLEATを世間に知ってもらいたい。それはチャンピオンであるこの俺の役割だと思うし、集客も何もかも知名度も全部チャンピオンが引っ張っていかなきゃいけないと思っている」と決意を新たにすると、「だからこそ、まだまだこのベルトを防衛し続けて、このGLEATをさらに上に持っていく。この田村ハヤトから目を逸らさないでください」と断言。GLEATのためにもさらに防衛記録を更新するつもりだ。
【田村の話】「これでG-REXのベルト、最多防衛記録か。俺はこのGLEATをもっともっと上に持っていきたい。もっともっとこのGLEATを世間に知ってもらいたい。それはチャンピオンであるこの俺の役割だと思うし、集客も何もかも知名度も全部チャンピオンが引っ張っていかなきゃいけないと思っている。だからこそ、まだまだこのベルトを防衛し続けて、このGLEATをさらに上に持っていく。この田村ハヤトから目を逸らさないでください」
【ブードローの話】「日本で最高のカンパニーであるGLEATで、初めての日本での試合を終えたところだ。GLEATで一番大きなウォリアーと対戦し、全力を尽くして、20分を超す戦いをやってのけた。俺が後退する場面は一度でもあったか? 誰もが俺が最も運動能力のある300ポンドの選手だと知っている。でも、俺はまた日本に来る。俺がどこでもプロレスができること、そして、BFDがワールドワイドであることを示すために。また始まったばかりだ。すぐに日本に戻る。だから、この顔を見ることに慣れてくれ」