【新日本】ザックが悲願のIWGP世界ヘビー初戴冠 10・20ロンドン凱旋でSANADA迎撃へ 鷹木、海野も名乗り 2024/10/14 10:00
『KING OF PRO-WRESTLING 2024』両国国技館(2024年10月14日) IWGP世界ヘビー級選手権試合 ○ザック・セイバーJr.vs内藤哲也× ザックが熱戦の末に内藤を下し、悲願のIWGP世界ヘビー級王座初戴冠。母国凱旋となる10・20ロンドン大会でSANADAとの初防衛戦が決定的となった。 G1覇者は翌年1・4東京ドーム大会でのIWGP王座挑戦が通例となってきたが、今年の優勝者・ザックは10・14両国大会での挑戦を宣言。9・29神戸大会でグレート-O-カーンを退け、初防衛を果たした王者・内藤に挑んだ。 ザックの土俵と言えるグラウンド戦で幕開け。足関節、腕関節を狙うザックに内藤も腕関節で対抗して互角に渡り合う。内藤の延髄斬り、ザックのハイキックを読み合い、内藤がリング中央に寝そべって左腕を突き上げたが、ザックは腕ひしぎ逆十字で捕獲。各種足関節で内藤を防戦一方に追い込んだ。 内藤もネックブリーカードロップ、プルマブランカなどの首攻めで応戦するものの、ロープ越しの腕ひしぎ逆十字に捕まってしまう。ネックツイスト、後頭部への低空ドロップキックと首攻めでやり返したザックは三角絞め、腕十字を流れるように極めた。 逃れた内藤はバックエルボー連打、延髄斬り、スイングDDTの波状攻撃で反撃。雪崩式フランケンシュタイナーで叩き落とし、カウンターで飛びついてのプルマブランカで絡みついた。耐えるザックにバックエルボーを連打し、エスペランサで脳天から突き刺すと、コリエンド式デスティーノもさく裂させた。 ザックも2カウントでキックアウト。電光石火の飛びつき三角絞めで絡みつくと、クラーキーキャットに移行して絞め上げる。何とかロープに逃れた内藤はバレンシアで反撃したが、デスティーノは決められず。ザックがゴッチ式パイルドライバーで突き刺す。ランニングローキックで蹴り飛ばしてからザックドライバーを仕掛けたが、内藤はこれをデスティーノで切り返した。 スイングDDT式首固めで丸め込んだ内藤は浴びせ蹴りも放ったが、ザックはカウンターのラリアットで譲らず。ザックドライバーで突き刺した。内藤も1カウントで返したが、ザックは間髪入れず再びザックドライバーを敢行。それでも内藤は肩を挙げたものの、ザックは両足クロス式のザックドライバーを爆発させて3カウントを奪った。 ザックが内藤との激闘を制し、悲願のIWGP世界ヘビー初戴冠を成就。両手を突き上げて喜びを爆発させた。ザックは日本語でマイク。「内藤さん、心配しないで。ベルト獲りました。だけどずっと新日本のリングにいます」と誓うと、「勝ちました!」と絶叫。「両国、ホント大好きだよ。両国は一番好きなアリーナ」と続けた。 これでSANADAとの一騎打ちが組まれた10・20ロンドン大会にIWGP世界ヘビー級王者として凱旋することになる。そのSANADAが現れ、英語で「ザックさん、今日の試合、とても素晴らしかった」と称えると、「俺が年内チャンピオンになるラストチャンス。10月20日、来週の日曜日、ロンドンでザックとシングルマッチが決まっております。その試合をIWGP戦にしてもらえませんか?」と迫った。するとザックは「今週日曜日? はい、やりましょう」と即答。SANADAと握手を交わした。 さらにG1公式戦でザックに勝利している海野がやってきて「棚橋さんの引退宣言もあった。順番なんか待っていられないんだよ。俺はくさっても新日本プロレスの本隊だ。貪欲にガムシャラにいかせてもらう。ザック、そのベルトに挑戦させてくれ」とアピール。場内がブーイングに包まれる中、ザックは「翔太、分かったよ。でも今週はちょっと忙しいよ。来週から考えます。いい挑戦者ですけど、忙しいよ」と返答を保留した。 そこへ内藤vsザックの勝者への挑戦を表明していた鷹木が現れた。「ザック、おめでとう。G1では1勝1敗だ。次はこのタイトルかけて決着つけようぜ」と呼びかけると、ザックも「そうですね」と返答。海野が「G1のこと言うんだったら俺はお前に勝ってるし、ザックにも勝ってるぞ」と待ったをかけると、再びブーイング。一挙3人の挑戦表明に困惑気味のザックは「待って待って待って。新しいチャンピオンだよ。疲れましたよ。めんどくさい。じゃあ最初はSANAやん。もちろん3人はいい挑戦者ですけど、最初はSANAやん。あとで、まだわからない。明日考えます」との意向を示し、母国ロンドンでのV1戦が決定的となった。 「ザックの夏は終わった。ザックのエラ(時代)が始まる! たぶん俺だけじゃないね。これから新日本、絶対トップはTMDK!」と高らかに宣言したザックが頂点に立った新たな新日本がこの日始まった。
『KING OF PRO-WRESTLING 2024』両国国技館(2024年10月14日)
IWGP世界ヘビー級選手権試合 ○ザック・セイバーJr.vs内藤哲也×
ザックが熱戦の末に内藤を下し、悲願のIWGP世界ヘビー級王座初戴冠。母国凱旋となる10・20ロンドン大会でSANADAとの初防衛戦が決定的となった。
G1覇者は翌年1・4東京ドーム大会でのIWGP王座挑戦が通例となってきたが、今年の優勝者・ザックは10・14両国大会での挑戦を宣言。9・29神戸大会でグレート-O-カーンを退け、初防衛を果たした王者・内藤に挑んだ。
ザックの土俵と言えるグラウンド戦で幕開け。足関節、腕関節を狙うザックに内藤も腕関節で対抗して互角に渡り合う。内藤の延髄斬り、ザックのハイキックを読み合い、内藤がリング中央に寝そべって左腕を突き上げたが、ザックは腕ひしぎ逆十字で捕獲。各種足関節で内藤を防戦一方に追い込んだ。
内藤もネックブリーカードロップ、プルマブランカなどの首攻めで応戦するものの、ロープ越しの腕ひしぎ逆十字に捕まってしまう。ネックツイスト、後頭部への低空ドロップキックと首攻めでやり返したザックは三角絞め、腕十字を流れるように極めた。
逃れた内藤はバックエルボー連打、延髄斬り、スイングDDTの波状攻撃で反撃。雪崩式フランケンシュタイナーで叩き落とし、カウンターで飛びついてのプルマブランカで絡みついた。耐えるザックにバックエルボーを連打し、エスペランサで脳天から突き刺すと、コリエンド式デスティーノもさく裂させた。
ザックも2カウントでキックアウト。電光石火の飛びつき三角絞めで絡みつくと、クラーキーキャットに移行して絞め上げる。何とかロープに逃れた内藤はバレンシアで反撃したが、デスティーノは決められず。ザックがゴッチ式パイルドライバーで突き刺す。ランニングローキックで蹴り飛ばしてからザックドライバーを仕掛けたが、内藤はこれをデスティーノで切り返した。
スイングDDT式首固めで丸め込んだ内藤は浴びせ蹴りも放ったが、ザックはカウンターのラリアットで譲らず。ザックドライバーで突き刺した。内藤も1カウントで返したが、ザックは間髪入れず再びザックドライバーを敢行。それでも内藤は肩を挙げたものの、ザックは両足クロス式のザックドライバーを爆発させて3カウントを奪った。
ザックが内藤との激闘を制し、悲願のIWGP世界ヘビー初戴冠を成就。両手を突き上げて喜びを爆発させた。ザックは日本語でマイク。「内藤さん、心配しないで。ベルト獲りました。だけどずっと新日本のリングにいます」と誓うと、「勝ちました!」と絶叫。「両国、ホント大好きだよ。両国は一番好きなアリーナ」と続けた。
これでSANADAとの一騎打ちが組まれた10・20ロンドン大会にIWGP世界ヘビー級王者として凱旋することになる。そのSANADAが現れ、英語で「ザックさん、今日の試合、とても素晴らしかった」と称えると、「俺が年内チャンピオンになるラストチャンス。10月20日、来週の日曜日、ロンドンでザックとシングルマッチが決まっております。その試合をIWGP戦にしてもらえませんか?」と迫った。するとザックは「今週日曜日? はい、やりましょう」と即答。SANADAと握手を交わした。
さらにG1公式戦でザックに勝利している海野がやってきて「棚橋さんの引退宣言もあった。順番なんか待っていられないんだよ。俺はくさっても新日本プロレスの本隊だ。貪欲にガムシャラにいかせてもらう。ザック、そのベルトに挑戦させてくれ」とアピール。場内がブーイングに包まれる中、ザックは「翔太、分かったよ。でも今週はちょっと忙しいよ。来週から考えます。いい挑戦者ですけど、忙しいよ」と返答を保留した。
そこへ内藤vsザックの勝者への挑戦を表明していた鷹木が現れた。「ザック、おめでとう。G1では1勝1敗だ。次はこのタイトルかけて決着つけようぜ」と呼びかけると、ザックも「そうですね」と返答。海野が「G1のこと言うんだったら俺はお前に勝ってるし、ザックにも勝ってるぞ」と待ったをかけると、再びブーイング。一挙3人の挑戦表明に困惑気味のザックは「待って待って待って。新しいチャンピオンだよ。疲れましたよ。めんどくさい。じゃあ最初はSANAやん。もちろん3人はいい挑戦者ですけど、最初はSANAやん。あとで、まだわからない。明日考えます」との意向を示し、母国ロンドンでのV1戦が決定的となった。
「ザックの夏は終わった。ザックのエラ(時代)が始まる! たぶん俺だけじゃないね。これから新日本、絶対トップはTMDK!」と高らかに宣言したザックが頂点に立った新たな新日本がこの日始まった。