プロレス/格闘技DX

『KING OF PRO-WRESTLING 2024』両国国技館(2024年10月14日)
NJPW WORLD認定TV選手権3WAYマッチ ○成田蓮vs辻陽太vsジェフ・コブ×

　成田が3WAY戦でコブを料理し、TV王座を奪取。シングル王座初戴冠を果たした。

　9・8後楽園大会で王者・コブと辻がTV王座をかけて対決し、15分時間切れドロー。9・29神戸大会で二人が再戦を誓い合っていると、成田が襲撃し、3WAY戦によるTV王座戦が決まった。

　まずはコブと辻が共闘。成田にチョップを交互に打ち込み、ダブルショルダータックルでなぎ倒す。辻がフライングボディプレス、コブがその場飛びムーンサルトを立て続けに投下。成田が場外に転げ落ちると、コブと辻はタックル合戦、エルボー合戦で火花を散らし、コブがタックル合戦を制した。辻も飛びつきアームホイップで反撃したが、成田が場外に引きずりおろした。

　すかさず成田はコブがテーピングを施した左ヒザに集中砲火。ヒザ十字固めで絞め上げる。辻が飛び込んでも成田は飛びつき腕ひしぎ逆十字で捕獲。成田がフロントハイキックでコブを場外に蹴落とすと、辻がトペスイシーダで突っ込む。成田は辻をフェンスや客席に叩きつけた。

　リングに戻ると、コブが串刺しボディアタックで成田に突っ込み、辻をリフトアップスラムで投げ捨てると、ドロップキックを発射した。辻と成田をまとめてバックフリップで叩きつけて怪力を見せつけ、成田を辻に投げつける人間爆弾攻撃を敢行。ならばと辻がトラースキックで反撃し、成田がコブを丸め込んでもカーブストンプで蹴散らした。

　ロックボトム、倒れ込みラリアットの猛攻に出たコブは辻のカーブストンプを阻止。ならばと辻はセブンティクロスで逆襲したが、成田が割って入って辻をスリーパーで絞め上げ、地獄の断頭台で追い討ち。コブを飛びつきヒザ十字固めで捕らえる。耐えたコブに辻がダイブ式カーブストンプを決め、成田にノーモーション頭突きをお見舞い。コブにジャンピングニーを叩き込んだが、ジーンブラスター狙いはコブがツアー・オブ・ジ・アイランドで迎え撃った。

　勝負あったかに思われたが、成田がレフェリーを場外に引きずりおろして3カウントを入れさせない。改造プッシュアップバーでコブの顔面を殴打すると、ダブルクロスで叩きつけて3カウントを奪った。

　成田が手段を選ばずコブを料理し、TV王座を奪取。シングル王座初戴冠を果たし、試合後、ビールで祝杯を上げた成田はプッシュアップバーでベルトを叩きながら「このベルト、持ってていいのは俺だけなんだよ、バーカ!」と勝ち誇っていた。