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10/24【NOAH】ジュニアトーナメントへ大和田侑インタビュー ヘビー志望も「憧れの先輩と同じ道歩む」

 GHCジュニア王座次期挑戦者を決める『N Innovation Tournament』出場が決まった大和田侑。わずかキャリア1年4ヶ月だが、ここ最近はセミファイナルやメインでの出場も増え、地力強化が目立つ。

 今春にはヘビー級のタッグリーグ戦(VCタッグリーグ)にも出場し、各地で大和田コールを起こしてみせた。先日の品川大会でも、若手に厳しい秋山準をして「メチャクチャ期待してる」と言わしめた。

 ジュニアトーナメントにも自ら名乗りを上げて出場が決定。10・30新潟大会の一回戦では、RATEL'S入りした新鋭・菊池悠斗(道頓堀プロレス)と対決する。将来的にはヘビー級志望だが、ジュニアの頂点からNOAHの頂点を極めた丸藤正道、杉浦貴、拳王らと同じ道筋を歩むのが目標。トーナメント出場を控える大和田に現在の胸の内を聞いた。


【大和田侑インタビュー】

――GHCジュニア次期挑戦者決定トーナメントに向けてまず率直な思いは?

▼大和田「初戦の相手は最近NOAHに上がり始めた菊池悠斗選手。急に来て勝ち上がれるほどNOAHは甘くないんですよ。自分はまだデビューして1年ちょっとですけど、NOAHの厳しさっていうのは身を持って体感してきましたし、菊池選手は同世代なんで。より気合が入りますし、とにかく負けたくない。その気持ちが強いですね」

――キャリア2年目に入って初めてシングルのタイトルに挑戦できるチャンスだが?

▼大和田「春には拳王さんとVCタッグリーグにも出ることができたんですが、それだけ悔しい思いもいっぱいしてきて。でも、先輩に食らいついていくなかで、やっぱり負けん気、粘り強さが増したなっていうのは自分でも感じてます。もちろん技の精度も上がってきた感覚はありますけど、今後NOAHの激しい戦いをしていくうえで、負けん気とか粘り強さ…気持ちっていうのがすべてのベースになっていくと思うので」

――NOAHのヘビー級の先輩に揉まれながら作ってきた自分の“芯"は、菊池悠斗にはないもの?

▼大和田「はい。潰され続けてきたからこそ得られ強さというか。もちろん変な自信じゃないですけど、そこはNOAHでしか培うことができなかったものとして自信になってます。それを今回のトーナメントを通して“確実な自信"につながるようにしていきたいですね」

――相手はトリッキー、関西圏で名を馳せる若手有望株だが、どう闘っていく?

▼大和田「世代は同じですけど、キャリアだとあちらがだいぶ先輩になるんで。試合のなかで機転を利かせるのは向こうのほうが優れてるとは思うんですけど、それを勢いや“圧"で潰していきたいですね」

――技で切り返すのではなく

▼大和田「はい。ヘビー級の先輩とやってきて一番感じたのはその部分で。試合の流れを変えようとしても、技じゃない部分で潰されるというか。気持ちでついていって、スキを見せずに。気持ちでプレッシャーをかけ続けて、逆に相手にスキができたら一気に行きたいですね」

――肉体的にも少しずつ大きくなってきているが、このままジュニアでやっていきたい?

▼大和田「いつになるのかは分からないですけど、将来的にはヘビーでやっていきたいなと思っています」

――丸藤正道、杉浦貴、拳王…NOAHではジュニアからヘビーに転向して頂上を取った先輩も多い

▼大和田「はい、それが自分が見てきたNOAHの形というか。先輩方がその道筋を通るのを見て憧れてきたので。でも、それも目の前のチャンスを一つひとつモノにしていった先にようやく見えてくるもの。とにかく今はこのトーナメントで結果をつかみたい。そしてダガ選手の前に立ちたい。すべてにおいて圧倒的な強さを持ってる存在なので」

――小田嶋大樹という後輩もできた

▼大和田「小田嶋は今、トップ戦線の選手とどんどんシングルをしてて、自分もそういうカードを組んで欲しい気持ちが強くて、後輩だけどうらやましい気持ちもあります。だから自分は力でそういうカードを実現させていきたい。もちろん小田嶋と当たったら、しっかり潰します」

――追いかけられるプレッシャーも出てきた

▼大和田「小田嶋が練習してると、自分も練習しなきゃ!って自然と体が動くんですよ。そこは良いプレッシャーですね。追いかけるべき存在と、追いかけられるプレッシャー。そして眼の前にはつかまないといけないチャンスがある。あまり目には見えないかもしれないですけど、自分でも今“伸びてる"感覚があるんですよ。だから、あとはそれを目に見えるものにしていく。今回のトーナメントを、一気にトップ戦線に出ていくきっかけにします」

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