10/26【新日本】TJP&アキラがKUSHIDA&ナイト下して連覇へ会心発進 日本語で「トップ返り咲き」宣言
『SUPER Jr.TAG LEAGUE 2024〜Road to POWER STRUGGLE〜』神奈川・カルッツかわさき(2024年10月26日)
Bブロック公式戦 ○フランシスコ・アキラ&TJPvsKUSHIDA&ケビン・ナイト×
“CATCH 2/2"TJP&アキラがジュニアタッグリーグ初戦でIWGPジュニアタッグ王者の“JET SETTERS"KUSHIDA&ナイトを下し、連覇に向けて会心発進。試合後は2人揃って日本語でマイクアピールし、「トップ返り咲き」を宣言した。
ジュニアタッグリーグBブロックの公式戦開幕となった川崎大会のメインで、前回覇者のTJP&アキラとIWGPジュニアタッグ王者のKUSHIDA&ナイトが激突。昨年6月の大阪城ホール大会でのIWGPジュニアタッグ戦など両チームは過去4度対戦し、CATCH 2/2が3勝1敗と勝ち越し中だったが、頂上対決は予想通り大接戦となった。
CATCH 2/2は面白いように連係&合体攻撃を連発して序盤戦を優勢に進めるが、KUSHIDAが一瞬のスキを突いてTJPの左腕を蹴り飛ばすと、得意の腕攻めを開始。ナイトも続き、一転してJET SETTERSペースに傾いた。
TJPがピンチを脱したものの、CATCH 2/2の合体技ザ・リーニングタワーはナイトが阻止。豪快なネックハンギングボムでアキラを叩きつけると、すかさずKUSHIDAが腕ひしぎ十字固めに捕獲する。ナイトはプランチャでTJPを場外に分断したものの、アキラも粘りを発揮。4選手の鋭い打撃が交錯し、同時にリングに倒れ込むと、場内は大きな手拍子に包まれた。
その後も激しいせめぎ合いが続くが、ナイトが跳躍力を活かし、コーナー上のTJPにリングから飛びついて雪崩式フランケンを繰り出し、アキラに叩きつける離れ技を敢行。さらに、JET SETTERSはアキラ相手にリバースDDT&ジャンピングボディプレスなど次々と合体技を決めると、必殺のパーフェクトタイミング(ネックブリーカードロップ&ダイビングボディプレス)の体勢に。
しかし、TJPが急行。KUSHIDAを払いのけると、ナイトのダイブをアキラとのダブルトラースキックで撃墜した。アキラが変型ジャーマンでナイトに追い討ちすると、ザ・リーニングタワーもさく裂。ハンドスプリングエルボーで斬り込んだKUSHIDAをジャーマン&ローリングソバットで返り討ちにする。孤立したナイトにアキラがスピードファイヤーを繰り出すと、最後はCATCH 2/2の2/2(サンドイッチ式ニー)が完璧に決まって、ナイトを沈めた。
初戦から頂上対決となったが、IWGPジュニアタッグ王者を下し、TJP&アキラが連覇に向けて好発進。試合後、マイクを持った2人は日本語で観客に語りかける。
TJPが「コンバンワ。タノシンデマスカ?」と投げかけて拍手を浴びると、アキラもやはり流ちょうな日本語で「カナガワ、オレハチョットニホンゴデハナシタインダケド、イイカ。マズハTJP、オカエリ。ヒサシブリニクンダケド、マダマダイイチームダヨネ」とCATCH 2/2の絆を確認しつつ、「オナカガスイタカラ、ナガクハナサナイケド、コンヤハチャンピオンニカッタゼ。CATCH 2/2ガトップニカエリザクトキ」と宣言。「イジョウデス」と締めくくり、大歓声を巻き起こした。
CATCH 2/2は今年2月の後楽園大会でIWGPジュニアタッグ王座から陥落。奪回にも失敗し、タイトル戦線から後退を余儀なくされたが、今宵は現王者を撃破するという大きな結果を出した。
次戦は明日(27日)の後楽園大会のYOH&ロッキー・ロメロ戦となるが、この勢いで一気に連覇を目指すのみ。TJPは「UNITED EMPIREは勢いづいている。俺たちはリーグ戦を制し、『WRESTLE KINGDOM』に出場する。そして、俺たちはジュニアヘビー級のタッグ王座を取り戻し、再び帝国の時代を築く」と新春東京ドーム大会でのジュニアタッグ王座返り咲きまで見据えていた。
【試合後のTJP&アキラ】
▼アキラ「アア、マイク デ話スノハ、ホント楽シイナア。モット、ヤリタイヨ。次ハ、次、次、次ハ……次ハ、ロッキー トYOHだ。ROCKY、オマエハ、TJ(P)ト多クヲ共有シテイル。シンニホン(のオリジナルLA DOJOで)デ、イッショニ始メタシ、友達デモアル。デモ、俺ハ関係ナイヨ。Catch 2/2ハ、コノトーナメント、2年連続デ勝ツタメニ、ヤッテキタンダ。ダカラ、オマエラニ勝ツ! ネ、TJ? (※英語で)お前とロッキーは仲がいいけど、次も勝つぞ」
▼TJP「(※先に控室に向かおうとするアキラを引き止めて、アキラの後ろから肩に顔を乗せる感じで)ああ。お前らには警告したぞ。俺たちは大事な試合では負けないんだ。それを俺は知ってる」
▼アキラ「その通り」
▼TJP「去年やったんだからな。俺たちは最後までやり遂げた。JET SETTERSも、WAR DOGSも、TMDKの姿も見えなかった。だが俺たちはそこに立った。そうなると俺は言っていたんだ。このまま続けていくが、俺たちは現実主義者だ。勝つこともあれば、負けることもあるだろう。今晩は俺たちが勝った。今晩、俺たちが勝ったんだ。大事なことは、負け数よりも勝利を重ねること。そして最終的に、得点を重ね、チャンスをつかむ。俺たちはすでに経験している。もう一度やるんだ。UNITED EMPIREは勢いづいている。俺たちはヘビー級のタッグ王座を獲り、『WRESTLE KINGDOM』に出場する。そして俺たちはジュニアヘビー級のタッグ王座を取り戻し、再び帝国の時代を築く」
▼アキラ「(※2人でCROWNS UPサインを合わせて)CROWNS UP」
【試合後のKUSHIDA&ナイト】
▼ナイト「ゴメンゴメン」
▼KUSHIDA「(※英語で)いや、誤る必要はない」
▼ナイト「ゴメン、KUSHIDAサン。今晩は俺のせいだ。だがそれでも俺たちは王者。まだ初日、初戦だ。だが体が痛む。Catch 2/2、お前たちのことは嫌いだ。しかしアキラ、TJ(P)、お前たちのことは尊敬している。この数年、お前たちとの関係はずっとこうだ。最初に俺たちがベルトを奪い、それをお前たちが取り返そうとして、また同じようなチャンスが回っている。だがそれでいい。お前たちの手には渡さない。あいつらの手には渡さないですよね、KUSHIDAサン」
▼KUSHIDA「(※小さく何度もうなずいて)ふてぶてしくいこうぜ、負けても。ドント・ケア(気にすることないよ)」
▼ナイト「問題ありません。気にしない」
▼KUSHIDA「(※英語で)次の2戦はコーラクエンホール」
▼ナイト「(※ベルトを掲げて)俺たちはまだ白いベルトを失っていない。俺たちは、イチバン、チャンピオンだ。今日はアイシングして、明日、コーラクエンホールで俺たちの姿を見せましょう」
▼KUSHIDA「イエス」
▼ナイト「サケが必要だ(※と言って、先に控室へ)」
▼KUSHIDA「アキラとTHE JET(ケビン)のライバル・ストーリー……Very Emotional(とても心に響いてくる) 刺激を受けますね」