【新日本】ジュニアタッグ王者・KUSHIDA&ナイトが初日 「勝利の方程式」でエックスを逆転料理 2024/10/27 10:30

『SUPER Jr.TAG LEAGUE 2024〜Road to POWER STRUGGLE〜』東京・後楽園ホール(2024年10月27日)
Bブロック公式戦 ○KUSHIDA&ケビン・ナイトvs石森太二&ロビー・エックス×

 IWGPジュニアタッグ王者のKUSHIDA&ナイトがジュニアタッグリーグ2戦目で初日。KUSHIDAが耐えて、ナイトにつなぐ“方程式"で逆転勝利を手にした。

 10・14両国大会でIWGPジュニアタッグ王座を獲得し、最高の形でタッグリーグを迎えた“JET SETTERS"KUSHIDA&ナイト。しかし、初戦では前回覇者のTJP&フランシスコ・アキラに敗北。出直しを余儀なくされたが、2戦目の相手となる石森&エックスにも苦戦を強いられた。

 始動したばかりの石森&エックス組だったが、新顔のエックスはケブラーダなど華麗な動きを連発。石森とチームワークも完璧に機能し、序盤から王者組と互角以上の攻防を繰り広げた。KUSHIDAをジワリジワリと痛めつけていく。KUSHIDAが曼陀羅捻りで石森を振り払い、ナイトが登場すると状況は一変したものの、その後、石森組はペースを奪回し、石森のサイファーウタキを皮切りにKUSHIDAを再び狙い撃ちにした。

 エックスのキリモミ式ジャンピングハイキック、石森のスライディングジャーマン、エックスのその場飛びシューティングスタープレスが立て続けにさく裂すると、エックスが必殺のX EXPRESS(コークスクリュー式ダイビングセントーン)へ。これは不発に終わるも、石森組は止まらず。エックスのハンドスプリング式飛びつきダイヤモンドカッター、石森の飛びヒザ蹴りから合体式ブラディークロスの体勢に。

 だが、ナイトが急行。2人が担ぎ上げたKUSHIDAの体を脅威の跳躍力で飛び越え、両足オーバーヘッドキックで蹴り飛ばす。さらにナイトが石森を場外に分断すると、KUSHIDAは不意を突かれて呆然とするエックスをしつこく回転させて翻ろうし、逆さ押さえ込みでクルリ。逆転の3カウントを奪った。

 KUSHIDAがしのいで、ナイトが活路を開き、最後はKUSHIDAが巧みに料理。JET SETTERS流の“勝利の方程式"で、見事に1勝目を手にした。

 KUUSHIDAは「俺が耐えて耐えて、ケビンにつなぐ。勝利の方程式だ」と白星に手応え。ケビンも「俺たちは自分たちをJET SETTERSと呼び、いつも完璧なタイミングで闘う。まだ『めっちゃ完璧』ではないかもしれないけど、努力してる。そして今夜、俺たちは最強だということを証明できた」と満足げだった。

 KUSHIDAが「俺たちのゴールは新日本プロレスを代表するチームになること」と目標を掲げると、2人で「ダイヒョー」と日本語で連呼し、思いを確認。新日本のジュニアタッグ戦線で「代表」になるためにも、王者としてのリーグ制覇を狙う。次戦となる明日(28日)の後楽園大会ではザ・DKC&ニンジャ・マックの異色コンビと対戦する。


【試合後のKUSHIDA&ナイト】

▼KUSHIDA「頼りになるな! これ以上頼りになるパートナーいないよ。ありがとう!」

▼ナイト「ハーイ! アリガトー!」

▼KUSHIDA「2ポイント!」

▼ナイト「2ポイント!」

▼KUSHIDA「イエス! 俺が耐えて耐えて、ケビンに繋ぐ。勝利の方程式だ」

▼ナイト「俺たちは自分たちをJET SETTERSと呼び、いつも完璧なタイミングで闘う。まだ『めっちゃ完璧』ではないかもしれないけど、努力してる。そして今夜、俺たちは最強だということを証明できた。そしてエックスさん、イシモリさん、(※白いIWGPジュニアタッグベルトを見せながら)白い彼女たちはまだ俺たちのものだ。BULLET CLUB…(※とベルトにキスをする)」

▼KUSHIDA「(※英語で)このベルト(※白ベルト)はBULLET CLUBのヤツらのものだろう?」

▼ナイト「これらはお前らのREPRESENTATION(象徴)だ。ちゃんと敬意を持って扱ってるぜ。俺たちが持っているうちは、お前らの手元に戻ることはない。(※日本語で)オレタチハ、メッチャ、メッチャ、メッチャツヨイ!」

▼KUSHIDA「(※英語で)英語でREPRESENT(代表)と言ったな?」

▼ナイト「はい」

▼KUSHIDA「(※英語で)どういう意味だ?」

▼ナイト「代表。俺たちJET SETTERSがこれらの王座を…IWGPを…新日本のジュニアタッグを代表するということだ。なぜなら俺たちJET SETTERSが基準で、新しい代表となる存在だから…そうなるからだ。つまりはそういうことだ」

▼KUSHIDA「(※英語で)俺も同じ考えだ。俺たちのゴールは、(※日本語に戻して)新日本プロレスを代表するチームになること。(※英語で)REPRESENTIVEは日本語でいう、“代表\"だ」

▼ナイト「ダイジョー?」

▼KUSHIDA「ダイヒョウ!」

▼ナイト「ダイジョー?」

▼KUSHIDA「ダイヒョウ!」

▼ナイト「ダイヒョー!」

▼KUSHIDA「イエス!」

▼ナイト「ダイヒョー! シンニホンプロレス・イチバン・タッグチーム!」

▼KUSHIDA「ありがとう、ケビン!」

▼ナイト「(※日本語で)アリガトーゴザイマシタ!」

▼KUSHIDA「助かったわ」


【試合後の石森&エックス】

▼エックス「クソッ! 今日は2つのことを学んだ。1つ目は気に食わないのだが、日本の日焼けマシンはクソ熱い! 2つ目は、なぜKUSHIDAとケビン・ナイトはIWGPジュニアタッグチャンピオンかってことだ! それがわかった。だがな、俺たちの目はベルトから離れていないぞ。BULLET CLUBは命懸けだからな。イシモリとロビー・エックスは信じられないくらいスゲエんだからな!」

▼石森「おい、近い将来、お前たちが過去を振り返ったとき、この試合が番狂わせだったってことを気付かせてやるよ。なあ、オイ? まだ俺たちはな、組んだばっかりだ。これからなんだよ。まあ次、俺たちを相手するヤツら気をつけろよ。ということで! 神の恵み、そう、グレイスだ」