10/30【NOAH】引退控える齋藤が井上雅央と最後の迷タッグ 「笑顔」で新潟に別れ
『SUNNY VOYAGE 2024 〜Akitoshi Saito Ridge Road Last NIIGATA〜』新潟・万代島多目的広場大かま(2024年10月30日)
○潮崎豪&谷口周平vs齋藤彰俊&井上雅央×
引退を控える齋藤が井上雅央と最後の“迷タッグ"を結成。「笑顔」で新潟ラストマッチを終えた。
11・17名古屋大会での現役引退が決まっている齋藤。引退ロード真っ只中だが、この日の新潟では、ダークエージェントやNOAH版反選手会同盟で“泣き笑い"をともにした「マサオ」と最後のタッグを結成した。
潮崎&谷口組とタッグマッチで対決。「二人で行くぞ!」と言いながら井上だけに任せたり、潮崎のマシンガンチョップを井上を盾にして防いだり。カットに入れば味方の井上にも蹴りを入れ、かつてのNOAH地方大会で数々の笑いを生んできた“定番"の展開で新潟の客席を笑顔で染めた。
終盤にはダブルバックブローからオリャーラリアットにつなぐ往年の連係も披露したものの、最後は井上が潮崎の豪腕ラリアットの前にごう沈。“あの頃"の空気のまま最後の“迷タッグ"を終えた齋藤は、コンディションが悪い中でも駆けつけてくれた盟(迷)友に最敬礼で握手して感謝した。
そして抱き合ったところで一瞬感極まった齋藤だったが、思い直して笑顔満開。バックステージでも、敗者にも勝利者賞の新潟米に手を出そうとした井上に「相変わらず井上さんはお米(※業界用語でお金の意味)に執着心があるという…」とツッコミを入れつつ、「井上さんが横にいてくれると笑顔になれるんで。今日は笑顔で終わらせてもらって、本当にありがとうございました」と現役ラストファイトとなった新潟の地にも“笑顔"で別れを告げた。
残る引退ロードはいよいよあと一戦。引退前最後の試合として11・9大阪大会に臨む。
【試合後の齋藤&井上】
▼齋藤「新潟も最後ですし、自分が今までタッグを組んだり、グループ、ユニットをやってた人たちとずっと今まで平成維震軍とか、スターネスとかやってきましたけど、今日は井上さんとダークエージェントと、あと反選手会同盟ができたのが凄い嬉しかったです。井上さんも大変なコンディションの中、自分の最後ということで駆けつけてくれて、井上雅央らしい試合をしてくれたんで、本当にありがとうございました。嬉しかったです」
▼井上「いや、とんでもないです。こちらこそ。声をかけていただいて光栄です」
▼齋藤「まあ、プロレス用語と他のあれは違いますけど、相変わらず井上さんはお米に執着心があるというところがね。そこだけは元気があるんで」
▼井上「あれは本当のお米のことです」
▼齋藤「本当によかったです。なかなかね、もうもしかして自分がリングを降りるまで組めないのかなと思ったんですけど。井上さんが横にいてくれると笑顔になれるんで。今日は笑顔で終わらせてもらって、本当にありがとうございました」
▼井上「いや、こちらこそ」
▼齋藤「ビール大丈夫ですか?」
▼井上「大丈夫です。今までの齋藤さんのパートナーで、僕の場合はちょっと違う…なんていうのかな、試合内容が齋藤さんの場合変わっちゃうから、その辺は迷惑はかけているけど、やっぱりお互い楽しくプロレスできたって部分で、僕は本当に齋藤さんのおかげだと思うんで。怖い齋藤さんとユーモラスで幅の広い齋藤さんを僕は見れているんで。本当によかったと思います」
▼齋藤「自分がね、NOANに一番最初に上がった時、対戦しては井上さんだったんでね」
▼井上「そうですね。愛知県体育館。そうだ」
▼齋藤「それもやっぱり感慨深いなと」
▼井上「本当ですね。懐かしい」
▼齋藤「井上さんが万が一リングを降りる時には、自分もなんかできることをやりたいなと思ってますんで」
▼井上「いえいえいえ、とんでもないです」
▼齋藤「みんなの雅央ですから。はい。みんなでこれからも井上雅央を応援してやってください。お願いします。ありがとうございました」
【試合後の潮崎&谷口】
▼潮崎「ありがとうございました。この新潟の地で齋藤彰俊、最後の新潟。そして、そこに雅央さんがいるという。ダークエージェントの2人とこういう試合ができて楽しかったし、懐かしく思いましたね。こうやっていろんな齋藤さんの歴史があるからこその戦いだったと思うし、充実した戦いでした、俺は」
▼谷口「潮崎さん、試合で最後のほう、スクールボーイをされて返したでしょ? 最近、僕はスクールボーイに悩まされてて、怖いんですよ。どう返したらいいですか? 潮崎さん、どうやられて、どう返してるんですか? 教えてもらっていいですか」
▼潮崎「スクールボーイ?」
▼谷口「スクールボーイ、スクールボーイ。最近、本当に悩まされてるんですよ」
▼潮崎「悩むんだ? スクールボーイで?」
▼谷口「怖くて。悩みます」
▼潮崎「スクールボーイなんかさ、基礎中の基礎の技じゃん」
▼谷口「いや、なんか最近悩まされてて」
▼潮崎「それ返せないって、お前それ三流レスラーだぞ。お前、それでいいのか? スクールボーイが返せないって。お前、それでいいのか?」
▼谷口「いやいや…」
▼潮崎「知らねえよ」
▼谷口「教えて……」
▼潮崎「1、2でキックアウトだよ! 返すだけだよ! 知るか!」
▼谷口「教えてよ、教えてって」
▼潮崎「知らない!」