11/21【AEW】石井がROH世界王座戦調印式で王者ジェリコをKO
AEWダイナマイトが現地時間20日、ペンシルベニア州レディングで行われ、石井智宏が次週行われるROH世界王座戦の調印書にサイン。王者クリス・ジェリコをKOした。
石井の度重なる挑戦要求を受け、王者・ジェリコが先週ようやく受諾。次週ダイナマイトで2年ぶりの再戦となる両者のROH世界王座戦が決まった。
この日、バックステージで両者がそろっての調印式が行われた。が、王者・ジェリコは「私には法務チーム全員がいて、私がこれに署名することが承認されていることを確認する必要がある」と主張。「署名する準備ができるまで、ここで待っていてくれ」とし、日本語でも「ちょっと待ってください、石井」と語りかけると、調印書を手にその場を立ち去ろうとした。
ジェリコが石井とのタイトルマッチを回避しようとしているのは明らか。石井も逃すつもりはない。ジェリコのあとを追い、二人は会場内へ。ジェリコがリングに上がると、石井もロープをまたいだ。往生際の悪いジェリコは「聞け、石井。調印書にサインしたいんだが、ペンを持っていないんだ」とその場逃れをしようとしたものの、すかさず石井がペンを差し出した。
受け取ったジェリコは仕方なく調印書にサインした。次の瞬間、ジェリコの手下であるビッグ・ビルとブライアン・キースが乱入し、石井を襲撃。二人がかりで石井を捕まえると、ジェリコがペンで殴りかかろうとした。
すると“コングロメーション"で石井と共闘するマーク・ブリスコとロッキー・ロメロが救出に駆けつけた。石井がショルダータックルでビッグ・ビルを場外に吹き飛ばすと、ロメロはトペスイシーダで突進。ブリスコがジェイドリラーでキースを突き刺すと、石井はジェリコに垂直落下式ブレーンバスターを敢行。大の字となったジェリコの前で調印書にサインを入れた。
これで両者によるROH世界王座戦が正式決定。次週、ジェリコと石井が2年ぶりの再戦で雌雄を決する。