11/28【AEW】石井がROH世界王者ジェリコと2年ぶり再戦 壮絶打撃戦も惜敗
『AEWダイナマイト・サンクス・ギビング・イブ2024』が現地時間27日、イリノイ州シカゴで行われ、石井智宏がROH世界王者クリス・ジェリコに挑戦。2年ぶりの再戦で壮絶な打撃戦を展開したものの、惜しくも敗れ去った。
WAR時代から旧知の間柄にある両者は2022年11月にROH世界王座をかけて対決。王者だったジェリコが勝利している。石井の度重なる挑戦要求を受け、この日、2年ぶりの再戦が実現した。
開始早々、石井が得意の逆水平を打ち込んだ。ジェリコが逆水平で応戦し、足を止めての激しいラリーに突入。石井がジャーマンで投げれば、ジェリコもジャーマンで応戦し、石井がラリアットを叩き込むと、ジェリコもラリアットでやり返す意地の攻防に発展。石井がラリアットで競り勝った。
戦場がエプロンに移っても石井は逆水平を連打したが、ジェリコはDDTで逆襲。石井は脳天から突き刺さった。それでも再び逆水平合戦に持ち込み、張り手を何発も打ち合うと、エルボー連打でジェリコをコーナーにねじ伏せる。引かないジェリコも再び張り手合戦に持ち込んだが、またも石井が制した。
それでもジェリコは雪崩式ブレーンバスターで反撃したが、石井は意地ですぐさま立ち上がる。ジェリコのエルボー連打を仁王立ちで受け止め、ショートレンジ左ラリアットで反撃。またも張り手合戦で火花を散らし、ジェリコがジャーマンで投げたが、石井も後頭部へのラリアットを振り抜いてダブルダウンとなった。
壮絶な打撃戦の代償としてジェリコは口から出血し、石井の頬は真っ赤に染まった。デスバレーボムで叩きつけたジェリコがライオンサルトを投下。ジューダスエフェクト、コードブレイカーでたたみかけたが、石井は1カウントで意地のキックアウト。ウォールズ・オブ・ジェリコを阻止して頭突きを連打していく。掟破りの逆コードブレイカーを決め、ラリアット、延髄斬りを叩き込んだが、ジェリコはカウンターのジューダスエフェクトで応戦。再びジューダスエフェクトを叩き込むと、石井は返せず3カウントを聞いた。
意地の打撃戦を制したジェリコがROH世界王座を死守。惜敗した石井だったが、AEWマットでの評価をさらに高めるような激闘を繰り広げた。