プロレス/格闘技DX

　『AEW: レボリューション』が現地時間9日、カリフォルニア州ロサンゼルスで行われ、ウィル・オスプレイが金網マッチでカイル・フレッチャーと対決。流血戦の末、金網最上段からのスパニッシュフライを敢行して死闘を制した。

　盟友関係にあったオスプレイとフレッチャーだが、昨年10月にフレッチャーが反旗を翻したことでたもとを分かった。翌月に実現した一騎打ちはフレッチャーが勝利。2・16オーストラリア大会ではオスプレイがケニー・オメガと組んでフレッチャー&KONOSUKE TAKESHITAに撃破し、フレッチャーに金網マッチを要求。この日、4ヵ月ぶりの再戦が実現することになった。

　試合は血染めの戦いとなった。オスカッターをキャッチしたフレッチャーが金網に投げつけて流血に追い込めば、オスプレイもシーソーフリップで金網に激突させて額を叩き割る。フレッチャーはストームブレイカーを食い止め、シットダウン式ラストライド、垂直落下式ブレーンバスターと大技を連発。フレッチャーと同様に、オスプレイを裏切ってドン・キャリス・ファミリーの一員となったマーク・デイビスが金網を開錠し、リング内にイスとバッグを投げ入れた。

　バッグに入っていたのは有刺鉄線バット。これを奪ったオスプレイがフレッチャーの腹部を殴打し、顔面に押しつけて苦悶させる。フレッチャーがローブローで反撃しても、有刺鉄線バット攻撃をかいくぐったオスプレイは電光石火のヒドゥンブレードをさく裂。ストームブレイカーで勝負に出た。デイビスが乱入し、スリーパーで絞め上げても、オスプレイはイスを持たせてのヒドゥンブレードで蹴散らした。

　すかさずオスプレイが金網からダイブしてのオスカッターをさく裂させたが、フレッチャーはスクリュードライバーで額、腹部、背中を殴打して逆襲。オスプレイのスタイルズクラッシュを阻止して垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し、それでも飽き足らずイスの上に垂直落下式ブレーンバスターを敢行した。

　それでもオスプレイは3カウントを許さない。ならばとフレッチャーは画びょうをリング上にばら巻き、垂直落下式ブレーンバスターの構えに入ったが、オスプレイは決めさせず。スタイルズクラッシュで画びょうの上に叩きつけ、ストームブレイカーによる仕上げに入ろうとした。

　するとフレッチャーは金網にしがみついて阻止。そのまま金網をよじ登ると、追いかけたオスプレイはスクリュードライバーで殴打。グッタリしたフレッチャーをスパニッシュフライで叩き落とした。すかさずオスプレイがヒドゥンブレードを顔面に振り抜くと、タイガードライバー'91で突き刺して3カウントを奪取。オスプレイが血染めの死闘を制した。