【全日本】宮原が藤原と異色合体 野村の新技予告に動じず「99%負けることはない」 2019/8/22
『2019 SUMMER EXPLOSION』北海道・釧路青雲台体育館(2019年8月22日) ○宮原健斗&藤原喜明&青柳優馬vsディラン・ジェイムス&ジョエル・レッドマン&フランシスコ・アキラ× 三冠王者・宮原が藤原との異色合体で快勝。野村の新技予告に動じず、V7戦へ向けて「99%負けることはない」と豪語してみせた。 9・3後楽園大会で野村を相手に三冠王座V7戦に臨む宮原。いよいよ2日後の8・24美幌大会で前哨戦が幕を開けるが、挑戦者・野村は2種類の新技を予告し、「肉体的にも精神的にも宮原健斗を追い込む」と前哨戦での投入を宣言している。 だが、王者・宮原がそれ以上に感じているのは野村の精神面での変化だ。歯に衣着せぬ発言を連発し、NEXTREAM時代を振り返って「寸劇に付き合わされるのが嫌だった」と最高マイクへの嫌悪感があったことを告白してもいた。「3月19日と同じ野村直矢で来たら痛い目にあうよ」と通告していた宮原は「完全に今まで内に秘めたものを表現するようになってますよね。そこが挑戦決まってから今までの野村直矢との違い」と感想を口にし、「これだけプロレス業界に宮原のマイクをみたいって人がいっぱいいる中で、ああいうものを寸劇と言っちゃうのは勇気がいると思うんですよ。だからこそ何か狙ってますよね」と野村の覚悟を感じ取っている。 だが、「まだ一つ足りないものがある」と改めて強調した最高男は「99%俺が負けることはない」と言い切った。その足りないものというのは内面的なもので、「そんな簡単に手に入られるものじゃない。プロレスラーという単なる職業ではない部分の話なんでね」というほどハードルの高い要素だという。だからこそ、「その一つを見つけられんのかな?っていう感じですよ、僕からしたら。おそらく無理でしょう。だから僕は99%負けない」と強調し、「今頃、試行錯誤してるんじゃないですか。その一つって何だろうって毎日悩んでるんじゃないですか」と余裕たっぷりに野村の今の心情を分析してみせた。 「ただ僕になくて彼にあるものが一つあるんですよ。だからね、その新技というものにそれが込められてる可能性がある」。そう警戒する宮原は、「下手したら一瞬で捕まえちゃう一つでもある」と野村覚醒の可能性も否定しない。それでも不安要素とまではなっていない。「しつこいですけど99%負けない」と繰り返し強調した宮原にとって三冠V7は既定路線だ。 この日はメインの6人タッグに登場。藤原との初合体が実現し、青柳とのトリオでディラン&レッドマン&アキラと対戦した。藤原がレッドマン相手に熱のこもったグラウンドの攻防を展開し、脇固め、一本足頭突きと得意技を連発して存在感を発揮。宮原はそんな藤原を何度も呼び捨てにして張り手を食らう場面もあったものの、最後は藤原のヘッドバットによる援護射撃を受けて二段式ジャーマンでアキラを料理した。藤原との遭遇を終え、宮原は「昔レジェンドと呼ばれる方を僕はリスペクトしてます」としつつ、「今現在進行形のプロレス界の先頭を走る男は俺ですからね。それを釧路の皆様にお見せできたんじゃないですかね」と三冠王者のプライドをチラリ。一方で「今日はまたいい一日でしたね」とV7戦へ向けて藤原との合体が刺激となった様子だった。 【宮原の話】(試合前) ――野村が二つの新技を予告していたが? ▼宮原「内に秘めてるものが、化けの皮がはがれ始めてますね。僕の正直な意見は。SNSとかみてても完全に今まで内に秘めたものを表現するようになってますよね。そこが挑戦決まってから今までの野村直矢との違いですね」 ――確かに野村は「寸劇に付き合わされるのが嫌だった」とも発言していたが? ▼宮原「今回、プロレス界の流れ的には微妙な流れですけどね。2回(同一カードを)こんなスパンでやるのは。そういったことは関係ないんでしょうね。野村直矢の世界観では。だからああいったことを寸劇というひとくくりで言っちゃうし、これだけプロレス業界に宮原のマイクをみたいって人がいっぱいいる中で、ああいうものを寸劇と言っちゃうのは勇気がいると思うんですよ。だからこそ何か狙ってますよね。ただね、まだ一つ足りないものがあるんで」 ――それは内面的、精神的なもの? ▼宮原「はい。体力とかそんなものは当たり前のように挑戦する選手ですから。ただ99%、僕は負けないですね」 ――残りの1%で負けることがあるとすれば? ▼宮原「それは彼自身、足りないものがその日に出せるのか出せないのか。でも99%俺が負けることはないですよ」 ――野村の言う新技も脅威に感じない? ▼宮原「うん。ただ僕になくて彼にあるものが一つあるんですよ。だからね、その新技というものにそれが込められてる可能性があるんですよ。その答えは言わないですけど。何が足りないか言っちゃったらあっちのヒントになっちゃうんでね」 ――宮原選手になくて野村にあるものというのも精神的なもの? ▼宮原「そうです。両方、内面のものです。魂の部分の問題なんで。でもね、この新技にもしかしたら僕の想像してる足りない一つがあったらちょっとやばいですけどね。でも99%負けることはないです」 ――それは今まで築き上げてきたもの、自分に対する信頼から? ▼宮原「というかね、歴史を振り返った時に、最年少記録を誰が持ってるってなった時に宮原健斗のネームバリューじゃないと弱いでしょ。これから10年考えたら。僕もっとスーパースターになっちゃいますからね。その時に振り返って宮原健斗が最年少、やっぱり凄ぇなってなるじゃないですか。野村直矢ネームバリューで勝てんの?って。今回それも入ってます。最年少記録って言ってますけど。だから僕より1年ぐらい若いわけですよね。ただ振り返った時にネームバリュー勝負で宮原健斗にはかなわないぞって。最年少記録を目指すってことは、歴史に名を残す戦いだよってことですね」 ――記録を持っている宮原選手からしたら、そう簡単には破らせないと? ▼宮原「僕としてはおいしくないですからね、ここで破られちゃったら。そう簡単には破られないでしょう。何度も言いますけど99%負けないですね。あとは足りないものが一つお前にはあるぞと。宮原健斗にあってないものがあるぞと。そういうことですね。その一つを見つけられんのかな?っていう感じですよ、僕からしたら。おそらく無理でしょう。だから僕は99%負けないと」 ――そのハードルは高い? ▼宮原「うん、凄くね。そんな簡単に手に入られるものじゃないし、でも下手したら一瞬で捕まえちゃう一つでもあるんですよ」 ――それをつかむぐらいの勢いが野村にはある? ▼宮原「勢いのあとのあとの話なんで、レスラーとしては。プロレスラーという単なる職業ではない部分の話なんでね。そこはね今頃、試行錯誤してるんじゃないですか。その一つって何だろうって毎日悩んでるんじゃないですか。しつこいですけど99%負けない」 【宮原の話】(試合後)「よっしゃぁ。帰ってきましたね釧路に。今日も勝利を奪えて、それをみた野村直矢はどう思ったかな? 今日の釧路のお客様の宮原健斗を望む声をどう思うかな? (しかも今日は隣に藤原がいたが?)もうね、ぶっちゃけそれはそれですよ。昔レジェンドと呼ばれる方を僕はリスペクトしてますし。ただね、今現在進行形のプロレス界の先頭を走る男は俺ですからね。それを釧路の皆様にお見せできたんじゃないですかね。でも今日はまたいい一日でしたね。野村直矢、その足りないもの一つ見つけたか? どうだ見つけたか? 9月3日だぞ」
『2019 SUMMER EXPLOSION』北海道・釧路青雲台体育館(2019年8月22日)
○宮原健斗&藤原喜明&青柳優馬vsディラン・ジェイムス&ジョエル・レッドマン&フランシスコ・アキラ×
三冠王者・宮原が藤原との異色合体で快勝。野村の新技予告に動じず、V7戦へ向けて「99%負けることはない」と豪語してみせた。
9・3後楽園大会で野村を相手に三冠王座V7戦に臨む宮原。いよいよ2日後の8・24美幌大会で前哨戦が幕を開けるが、挑戦者・野村は2種類の新技を予告し、「肉体的にも精神的にも宮原健斗を追い込む」と前哨戦での投入を宣言している。
だが、王者・宮原がそれ以上に感じているのは野村の精神面での変化だ。歯に衣着せぬ発言を連発し、NEXTREAM時代を振り返って「寸劇に付き合わされるのが嫌だった」と最高マイクへの嫌悪感があったことを告白してもいた。「3月19日と同じ野村直矢で来たら痛い目にあうよ」と通告していた宮原は「完全に今まで内に秘めたものを表現するようになってますよね。そこが挑戦決まってから今までの野村直矢との違い」と感想を口にし、「これだけプロレス業界に宮原のマイクをみたいって人がいっぱいいる中で、ああいうものを寸劇と言っちゃうのは勇気がいると思うんですよ。だからこそ何か狙ってますよね」と野村の覚悟を感じ取っている。
だが、「まだ一つ足りないものがある」と改めて強調した最高男は「99%俺が負けることはない」と言い切った。その足りないものというのは内面的なもので、「そんな簡単に手に入られるものじゃない。プロレスラーという単なる職業ではない部分の話なんでね」というほどハードルの高い要素だという。だからこそ、「その一つを見つけられんのかな?っていう感じですよ、僕からしたら。おそらく無理でしょう。だから僕は99%負けない」と強調し、「今頃、試行錯誤してるんじゃないですか。その一つって何だろうって毎日悩んでるんじゃないですか」と余裕たっぷりに野村の今の心情を分析してみせた。
「ただ僕になくて彼にあるものが一つあるんですよ。だからね、その新技というものにそれが込められてる可能性がある」。そう警戒する宮原は、「下手したら一瞬で捕まえちゃう一つでもある」と野村覚醒の可能性も否定しない。それでも不安要素とまではなっていない。「しつこいですけど99%負けない」と繰り返し強調した宮原にとって三冠V7は既定路線だ。
この日はメインの6人タッグに登場。藤原との初合体が実現し、青柳とのトリオでディラン&レッドマン&アキラと対戦した。藤原がレッドマン相手に熱のこもったグラウンドの攻防を展開し、脇固め、一本足頭突きと得意技を連発して存在感を発揮。宮原はそんな藤原を何度も呼び捨てにして張り手を食らう場面もあったものの、最後は藤原のヘッドバットによる援護射撃を受けて二段式ジャーマンでアキラを料理した。藤原との遭遇を終え、宮原は「昔レジェンドと呼ばれる方を僕はリスペクトしてます」としつつ、「今現在進行形のプロレス界の先頭を走る男は俺ですからね。それを釧路の皆様にお見せできたんじゃないですかね」と三冠王者のプライドをチラリ。一方で「今日はまたいい一日でしたね」とV7戦へ向けて藤原との合体が刺激となった様子だった。
【宮原の話】(試合前)
――野村が二つの新技を予告していたが?
▼宮原「内に秘めてるものが、化けの皮がはがれ始めてますね。僕の正直な意見は。SNSとかみてても完全に今まで内に秘めたものを表現するようになってますよね。そこが挑戦決まってから今までの野村直矢との違いですね」
――確かに野村は「寸劇に付き合わされるのが嫌だった」とも発言していたが?
▼宮原「今回、プロレス界の流れ的には微妙な流れですけどね。2回(同一カードを)こんなスパンでやるのは。そういったことは関係ないんでしょうね。野村直矢の世界観では。だからああいったことを寸劇というひとくくりで言っちゃうし、これだけプロレス業界に宮原のマイクをみたいって人がいっぱいいる中で、ああいうものを寸劇と言っちゃうのは勇気がいると思うんですよ。だからこそ何か狙ってますよね。ただね、まだ一つ足りないものがあるんで」
――それは内面的、精神的なもの?
▼宮原「はい。体力とかそんなものは当たり前のように挑戦する選手ですから。ただ99%、僕は負けないですね」
――残りの1%で負けることがあるとすれば?
▼宮原「それは彼自身、足りないものがその日に出せるのか出せないのか。でも99%俺が負けることはないですよ」
――野村の言う新技も脅威に感じない?
▼宮原「うん。ただ僕になくて彼にあるものが一つあるんですよ。だからね、その新技というものにそれが込められてる可能性があるんですよ。その答えは言わないですけど。何が足りないか言っちゃったらあっちのヒントになっちゃうんでね」
――宮原選手になくて野村にあるものというのも精神的なもの?
▼宮原「そうです。両方、内面のものです。魂の部分の問題なんで。でもね、この新技にもしかしたら僕の想像してる足りない一つがあったらちょっとやばいですけどね。でも99%負けることはないです」
――それは今まで築き上げてきたもの、自分に対する信頼から?
▼宮原「というかね、歴史を振り返った時に、最年少記録を誰が持ってるってなった時に宮原健斗のネームバリューじゃないと弱いでしょ。これから10年考えたら。僕もっとスーパースターになっちゃいますからね。その時に振り返って宮原健斗が最年少、やっぱり凄ぇなってなるじゃないですか。野村直矢ネームバリューで勝てんの?って。今回それも入ってます。最年少記録って言ってますけど。だから僕より1年ぐらい若いわけですよね。ただ振り返った時にネームバリュー勝負で宮原健斗にはかなわないぞって。最年少記録を目指すってことは、歴史に名を残す戦いだよってことですね」
――記録を持っている宮原選手からしたら、そう簡単には破らせないと?
▼宮原「僕としてはおいしくないですからね、ここで破られちゃったら。そう簡単には破られないでしょう。何度も言いますけど99%負けないですね。あとは足りないものが一つお前にはあるぞと。宮原健斗にあってないものがあるぞと。そういうことですね。その一つを見つけられんのかな?っていう感じですよ、僕からしたら。おそらく無理でしょう。だから僕は99%負けないと」
――そのハードルは高い?
▼宮原「うん、凄くね。そんな簡単に手に入られるものじゃないし、でも下手したら一瞬で捕まえちゃう一つでもあるんですよ」
――それをつかむぐらいの勢いが野村にはある?
▼宮原「勢いのあとのあとの話なんで、レスラーとしては。プロレスラーという単なる職業ではない部分の話なんでね。そこはね今頃、試行錯誤してるんじゃないですか。その一つって何だろうって毎日悩んでるんじゃないですか。しつこいですけど99%負けない」
【宮原の話】(試合後)「よっしゃぁ。帰ってきましたね釧路に。今日も勝利を奪えて、それをみた野村直矢はどう思ったかな? 今日の釧路のお客様の宮原健斗を望む声をどう思うかな? (しかも今日は隣に藤原がいたが?)もうね、ぶっちゃけそれはそれですよ。昔レジェンドと呼ばれる方を僕はリスペクトしてますし。ただね、今現在進行形のプロレス界の先頭を走る男は俺ですからね。それを釧路の皆様にお見せできたんじゃないですかね。でも今日はまたいい一日でしたね。野村直矢、その足りないもの一つ見つけたか? どうだ見つけたか? 9月3日だぞ」