【全日本】世界タッグ獲りへ崔が石川狩り、岩本は石川投げて2日後アジアV1戦へ収穫 2019/8/22
『2019 SUMMER EXPLOSION』北海道・釧路青雲台体育館(2019年8月22日) ○崔領二&岩本煌史vs佐藤光留&石川修司× 世界タッグ&アジアタッグダブル前哨戦で崔が世界タッグ王者・石川狩り。岩本は2日後に迫ったアジアタッグV1戦へ向けて光留と最後の火花を散らした。 この日のセミファイナルは8・24美幌大会のアジアタッグ戦、9・3後楽園大会の世界タッグ戦へ向けたダブル前哨戦。世界タッグ挑戦者・崔&アジアタッグ王者・岩本と世界タッグ王者・石川&アジアタッグ挑戦者・光留が激突した。 両軍はタイトルマッチを見据えたせめぎ合いを展開。岩元と光留はこれが最後の前哨戦で、岩本がショルダータックルで光留をなぎ倒せば、光留は腕ひしぎ逆十字やミドルキックで左腕を狙い撃ち。そのまま岩本の劣勢が続き、光留のジャンピングハイキック、ランニングローキック、バックドロップで攻め込まれると、再び腕ひしぎ逆十字に捕まったが、これをしのぐと一本背負い、ラリアットで逆襲に転じた。 石川と崔も一進一退に渡り合った。石川が串刺しラリアット、ダイビングフットスタンプの連続攻撃を浴びせれば、崔はブレーンバスターで巨体を引っこ抜いて譲らず。串刺しバックエルボーで追撃すると、石川も追尾して串刺しラリアットでやり返す。崔がコーナーに上がった石川を雪崩式ブレーンバスターで叩き落として反撃すると、岩本が飛び込んで孤高の芸術で石川を投げる援護射撃に出た。すかさず崔は岩本とのダブル大外刈りで追い討ちをかけると、赤川鉄橋をぶち込んで一気に3カウントを奪った。 この日の第4試合で世界タッグ前哨戦が幕を開け、王者・諏訪魔が先勝したが、すぐさま挑戦者組が逆襲。しかも崔が石川から直接勝利をもぎ取った。崔にとって今回の世界タッグ戦は雪辱戦。昨年3月にディランと組んで世界タッグのベルトを手にしているが、暴走大巨人に敗れて3ヵ月天下に終わった。「そのことは忘れてない。俺の時間はあそこで止まってる」と言う崔は、あの時の借りをパートナーを変えて返すつもり。「お前たち、日本プロレス界最高、いや世界最高のタッグチームや。俺もゼウスもわかってる。十分わかってる。舐めてもないし。だからこそ俺らは挑戦したい」と強調するように暴走大巨人を認めるからこそ、「これはプロレスやから、正々堂々と技を受けてみろ。やってみろ。俺も全部受けてやる」と真っ向勝負を迫った。 一方、岩本は光留と最後の火花を散らした。崔が勝利したが、その呼び水となったのは孤高の芸術。しかも石川の巨体を完璧に投げ切ってみせた。2連敗中の光留からの直接勝利はならなかったものの、「俺の孤高の芸術が石川修司にピシャリとかかった。これで恐れないわけないだろう。Evolutionと一緒に戦ってる石川修司だぞ。スーパーヘビー級の石川修司だぞ。俺の孤高の芸術で投げられたんだ」と胸を張るように、岩本にすればそれと同等の収穫といえる。岩本は2日後に迫ったV1戦を見据えて光留と岡田に「お前ら覚悟しとけよ。絶対投げきってやる」と通告していた。 【試合後の崔&岩本】 ▼岩本「みたか? みたかオイ。前哨戦同士、世界タッグ前哨戦、アジアタッグ前哨戦。俺に関してはラストだ今日が。直接、佐藤光留から白星は奪えなかったけど、崔さんが石川修司から獲ってくれた。そして俺の孤高の芸術が石川修司にピシャリとかかった。これで恐れないわけないだろう。Evolutionと一緒に戦ってる石川修司だぞ。スーパーヘビー級の石川修司だぞ。俺の孤高の芸術で投げられたんだ。お前ら覚悟しとけよ。絶対投げきってやる」 ▼崔「石川&諏訪魔。確かにお前ら二人からしたら即席でできたタッグチームがいきなり挑戦と映るかもしれないけど、言っとく。俺とゼウスでお前らと差はない。だけど俺はお前たち、日本プロレス界最高、いや世界最高のタッグチームや。俺もゼウスもわかってる。十分わかってる。舐めてもないし。だからこそ俺らは挑戦したい。それだけは忘れるな。絶対忘れるな。俺もゼウスも石川&諏訪魔やから挑戦してるわけであって、誰でもいいわけじゃないし、ただ単にベルトがほしいだけやない。あと個人的なこと言うと俺、忘れてないよ。俺とディランが世界タッグのベルト獲って、俺はあの二人にベルト落としてしまったから。そのことは忘れてない。俺の時間はあそこで止まってるから。俺には俺の物語があって、ゼウスにはゼウスの物語があって、ゼウスから俺は獲ったし、俺からあの二人が獲ったし。時間は止まってる、正直あの頃から。だから最高の相手とやること楽しみにしてます」 ――石川に直接勝って手応えがあるのでは? ▼崔「もうね、正直、認め合ってる仲だと思うし、4人とも。手の内も4年間ずっとやってるし、諏訪魔も石川も正直わかってる。でもこれはプロレスやから、正々堂々と技を受けてみろ。やってみろ。俺も全部受けてやる。それでふさわしい人間だけが巻けるベルト。それが世界タッグやと俺は信じてます」
『2019 SUMMER EXPLOSION』北海道・釧路青雲台体育館(2019年8月22日)
○崔領二&岩本煌史vs佐藤光留&石川修司×
世界タッグ&アジアタッグダブル前哨戦で崔が世界タッグ王者・石川狩り。岩本は2日後に迫ったアジアタッグV1戦へ向けて光留と最後の火花を散らした。
この日のセミファイナルは8・24美幌大会のアジアタッグ戦、9・3後楽園大会の世界タッグ戦へ向けたダブル前哨戦。世界タッグ挑戦者・崔&アジアタッグ王者・岩本と世界タッグ王者・石川&アジアタッグ挑戦者・光留が激突した。
両軍はタイトルマッチを見据えたせめぎ合いを展開。岩元と光留はこれが最後の前哨戦で、岩本がショルダータックルで光留をなぎ倒せば、光留は腕ひしぎ逆十字やミドルキックで左腕を狙い撃ち。そのまま岩本の劣勢が続き、光留のジャンピングハイキック、ランニングローキック、バックドロップで攻め込まれると、再び腕ひしぎ逆十字に捕まったが、これをしのぐと一本背負い、ラリアットで逆襲に転じた。
石川と崔も一進一退に渡り合った。石川が串刺しラリアット、ダイビングフットスタンプの連続攻撃を浴びせれば、崔はブレーンバスターで巨体を引っこ抜いて譲らず。串刺しバックエルボーで追撃すると、石川も追尾して串刺しラリアットでやり返す。崔がコーナーに上がった石川を雪崩式ブレーンバスターで叩き落として反撃すると、岩本が飛び込んで孤高の芸術で石川を投げる援護射撃に出た。すかさず崔は岩本とのダブル大外刈りで追い討ちをかけると、赤川鉄橋をぶち込んで一気に3カウントを奪った。
この日の第4試合で世界タッグ前哨戦が幕を開け、王者・諏訪魔が先勝したが、すぐさま挑戦者組が逆襲。しかも崔が石川から直接勝利をもぎ取った。崔にとって今回の世界タッグ戦は雪辱戦。昨年3月にディランと組んで世界タッグのベルトを手にしているが、暴走大巨人に敗れて3ヵ月天下に終わった。「そのことは忘れてない。俺の時間はあそこで止まってる」と言う崔は、あの時の借りをパートナーを変えて返すつもり。「お前たち、日本プロレス界最高、いや世界最高のタッグチームや。俺もゼウスもわかってる。十分わかってる。舐めてもないし。だからこそ俺らは挑戦したい」と強調するように暴走大巨人を認めるからこそ、「これはプロレスやから、正々堂々と技を受けてみろ。やってみろ。俺も全部受けてやる」と真っ向勝負を迫った。
一方、岩本は光留と最後の火花を散らした。崔が勝利したが、その呼び水となったのは孤高の芸術。しかも石川の巨体を完璧に投げ切ってみせた。2連敗中の光留からの直接勝利はならなかったものの、「俺の孤高の芸術が石川修司にピシャリとかかった。これで恐れないわけないだろう。Evolutionと一緒に戦ってる石川修司だぞ。スーパーヘビー級の石川修司だぞ。俺の孤高の芸術で投げられたんだ」と胸を張るように、岩本にすればそれと同等の収穫といえる。岩本は2日後に迫ったV1戦を見据えて光留と岡田に「お前ら覚悟しとけよ。絶対投げきってやる」と通告していた。
【試合後の崔&岩本】
▼岩本「みたか? みたかオイ。前哨戦同士、世界タッグ前哨戦、アジアタッグ前哨戦。俺に関してはラストだ今日が。直接、佐藤光留から白星は奪えなかったけど、崔さんが石川修司から獲ってくれた。そして俺の孤高の芸術が石川修司にピシャリとかかった。これで恐れないわけないだろう。Evolutionと一緒に戦ってる石川修司だぞ。スーパーヘビー級の石川修司だぞ。俺の孤高の芸術で投げられたんだ。お前ら覚悟しとけよ。絶対投げきってやる」
▼崔「石川&諏訪魔。確かにお前ら二人からしたら即席でできたタッグチームがいきなり挑戦と映るかもしれないけど、言っとく。俺とゼウスでお前らと差はない。だけど俺はお前たち、日本プロレス界最高、いや世界最高のタッグチームや。俺もゼウスもわかってる。十分わかってる。舐めてもないし。だからこそ俺らは挑戦したい。それだけは忘れるな。絶対忘れるな。俺もゼウスも石川&諏訪魔やから挑戦してるわけであって、誰でもいいわけじゃないし、ただ単にベルトがほしいだけやない。あと個人的なこと言うと俺、忘れてないよ。俺とディランが世界タッグのベルト獲って、俺はあの二人にベルト落としてしまったから。そのことは忘れてない。俺の時間はあそこで止まってるから。俺には俺の物語があって、ゼウスにはゼウスの物語があって、ゼウスから俺は獲ったし、俺からあの二人が獲ったし。時間は止まってる、正直あの頃から。だから最高の相手とやること楽しみにしてます」
――石川に直接勝って手応えがあるのでは?
▼崔「もうね、正直、認め合ってる仲だと思うし、4人とも。手の内も4年間ずっとやってるし、諏訪魔も石川も正直わかってる。でもこれはプロレスやから、正々堂々と技を受けてみろ。やってみろ。俺も全部受けてやる。それでふさわしい人間だけが巻けるベルト。それが世界タッグやと俺は信じてます」