プロレス/格闘技DX

『2019 SUMMER EXPLOSION』北海道・釧路青雲台体育館(2019年8月22日)
○諏訪魔&岡田佑介vsゼウス&丸山敦×

　世界タッグ前哨戦が幕開け。V4戦へ向けて豪快勝利を飾ったものの、「ゼウス本人から獲ってるわけじゃないんで、そこは勝っても勝った気がしてない」とした諏訪魔は直接勝利を奪うべくゼウス狙いの姿勢を明確にした。

　9・3後楽園大会で諏訪魔&石川にゼウス&崔が挑む世界タッグ戦を控える。その前哨戦がこの日、幕を開け、2試合が組まれた。先陣を切ったのは諏訪魔とゼウス。それぞれ岡田、丸山と組んで激突した。ゼウスがショルダータックルで先制し、力比べで圧倒すれば、諏訪魔もフライングショルダーを放って譲らず。丸山が加勢してもダブルチョップ乱打、ショートレンジラリアット連打で二人を蹴散らす大暴れをみせた。ゼウスもスパインバスターで反撃し、丸山とともに波状攻撃を浴びせたが、諏訪魔は丸山を左ラリアットでねじ伏せると、場外で岡田にセーブされるゼウスに向かって「みとけコノヤロー!」と通告してからラストライドを爆発させて3カウントを奪った。

　世界タッグ前哨戦は王者組が先勝。ゼウスの眼前で豪快勝利を収めた諏訪魔だが、試合後は「ゼウス本人から獲ってるわけじゃないんで、そこは勝っても勝った気がしてないね」と浮かない表情。今回の世界タッグ戦は8・17札幌大会で諏訪魔がゼウスに敗北を喫して決まった。「まだまだ向こうに勢いがある気がするよ」と認めるのも無理はない。そこで諏訪魔は「何としてもゼウスから獲らなきゃダメだな」とゼウス狙いを宣言。「そこで何としてもまず星をイーブンにしなきゃいけない。じゃないとこっちが押されたまま挑むことになっちゃうから。それだけは避けときたい」と雪辱を見据えていた。

【諏訪魔の話】「(世界タッグ前哨戦が始まり、豪快に勝利したが?)そうだね。ただ、ゼウス本人から獲ってるわけじゃないんで、そこは勝っても勝った気がしてないね。何としてもゼウスから獲らなきゃダメだな。まだまだ向こうに勢いがある気がするよ。(諏訪魔選手としてはタイトルマッチまでゼウス狙い?)そうだね。そこで何としてもまず星をイーブンにしなきゃいけない。じゃないとこっちが押されたまま挑むことになっちゃうから。それだけは避けときたいなと思いますね」