プロレス/格闘技DX

　中邑真輔が現地時間6日に行われたロウで戸澤陽との日本人対決に快勝。次週、オーティスとの対戦が決まり、アルファ・アカデミーとの抗争が浮上した。

　10・7『ファストレーン』で世界ヘビー級王者セス“フリーキン"ロリンズとのラストマンスタンディング戦に敗れた中邑。「俺はまだ次のいけにえを探してる」と獲物を求めていたが、この日、戸澤との日本人対決が組まれた。

　戸澤は2週間前にアルファ・アカデミー入りしたばかり。メンバーであるチャド・ゲイブル、オーティスがセコンドについた。中邑はゴングと同時に襲いかかったが、リバースパワースラムを不時着した戸澤が高速ジャーマン、トペスイシーダの連続攻撃で先手を取った。

　さらに雪崩式フランケンシュタイナーで攻め立てた戸澤は、ダイビングセントーンを両ヒザで迎撃されても、キンシャサ狙いを丸め込みで切り返した。2カウントで返した中邑はフロントハイキックで吹き飛ばして一撃で逆転。間髪入れずキンシャサをぶち込んで一気に3カウントを奪った。

　中邑が日本人対決に快勝。試合後、巨漢のオーティスが立ちはだかってきた。オーティスは着ていたタンクトップを引き裂いて威嚇したが、中邑は挑発に乗らずリングを降りた。その後、次週ロウで中邑とオーティスの一騎打ちが決定。このままアルファ・アカデミーとの抗争に突入する可能性が出てきた。