【NOAH】武道館魅了…AJスタイルズが丸藤との夢対決制す WWE勢にもNOAH参戦のススメ 2024/7/13
『ABEMA presents DESTINATION 2024』日本武道館(2024年7月13日) ◯AJスタイルズvs丸藤正道× NOAH武道館大会で約5年ぶりに日本マットを踏んだAJが、丸藤とのシングル初対決に勝利。ひらめきと駆け引きに満ちたドリームマッチに武道館が酔いしれた。 NOAHの運営母体・Cyber Fight新体制移行に伴って掲げられた『NOAHとWWEとの関係強化』。その第一弾としてAJのNOAH参戦が実現し、2019年6月のWWE日本公演以来の日本マット登場を果たした。 カードはAJの指名で丸藤との夢対決に。スモークとともにおなじみの「P1」ポーズとともに現れると、場内は興奮のるつぼと化した。 まずはAJがヒザを攻め立てて流れを作ったものの、丸藤もフェノメナール・フォアアームをロープを揺らして阻止。絶妙のタイミングで場内を唸らせるや、エプロンサイドに腰掛ける反動を利用したラリアットなど“丸藤発明"の動きで押し返した。 負けじとAJも場外鉄柵を利用したフェノメナール・フォアアームを放ったが、丸藤も鉄柵めがけて、その場飛びの“裏"不知火を放って譲らない。ならばとAJも不知火を突き飛ばすや、逆に空中キャッチからの牛殺しを華麗に決めてみせると、コーナー上の攻防も巧みにすり抜け、アルゼンチンバックブリーカーからの旋回式ボムを発射してみせた。 沈まない丸藤もスワンダイブ式の450゜スプラッシュを剣山で撃墜。丸藤がトラースキックコンビネーションを繰り出せば、避けたAJもバックブローにつなぐ打撃コンボで応戦し、丸藤がフックキック、AJがオーバーヘッドキックを放って両者大の字となると、場内はやんやの歓声に包まれた。 そして丸藤が読み合いから虎王、フックキックを連発でヒットさせて好機をつかむ。AJがムーンサルト式で飛びついてきても、前方着地式トラースキックで振り切ってついに不知火に成功だ。肩を上げたAJがスタイルズクラッシュを狙ってきても、両足で頭部をはさんで一度は切り抜けてみせる。 だが、AJも追撃を巧みに切り返して再びスタイルズクラッシュの構え…とみせかけてパワーボムへ。そのままクラッチを外さずに今度こそのスタイルズクラッシュへと持ち込み、3カウントを奪ってみせた。 あらゆる創意工夫で技や動きのトレンドを創り出し、世界のプロレスを“進化"させてきた二人。駆け引きとひらめきが詰まった一戦を制したAJは、試合後も丸藤と敬意の握手を交わし、そして大きな歓声に応えた。 5年ぶり日本マットを勝利で飾ったAJは「AJスタイルズらしく試合を制して、マルフジを倒すことができて本当に嬉しく思っている」としたうえで、WWEとNOAHの今後についても言及。NOAHで闘いたい選手を問われて「たくさんいる」と話したが、「今日の試合が第一歩になったと思う。日本の選手がアメリカに来て経験することもできると思う。逆もしかり。日本での経験は凄い大事で、今の自分があるのは日本で経験を積んだから。自分がリスペクトされるような選手になりたいと思うなら、ぜひ日本に行ったほうがいい」とWWE勢にも呼びかけた。 【試合後のAJ】 ▼AJ「丸藤選手とこうして試合ができたことを嬉しく思っている。本当に才能のある素晴らしい選手だと思っているから、AJスタイルズを証明するために、そういう凄い選手を倒さないといけないんじゃないかと思っていた。丸藤選手も自分が思い描いていたような、本当にいろんな手を尽くして、いろんな技を出してくれた。そして、自分自身の最大限の力を引き出してくれたんじゃないかと思う。最終的には物凄い厳しい試合になったが、AJスタイルズとして、AJスタイルズらしく試合を制して、丸藤選手を倒すことができたのは本当に嬉しく思っている。今日ここ日本武道館で試合ができたこと、本当に嬉しく感じている」 ――日本のファンについては? ▼AJ「自分は日本で試合をすることが大好きだ。自分たち選手はただそこで試合をするだけ。いい試合はファンの皆さんが作るもの。日本の皆さんは本当に素晴らしく、自分たちの試合をしっかり見てくれる。リスペクトの気持ちを持って試合を見てくれるところもあって、皆さんが素晴らしい試合を作ってくれる。だからこうして、自分が大好きな日本で、自分が大好きなファンの皆さんの前で試合をすることができて、本当によかったと思っている」 ――NOAHに戦いたい選手はいた? ▼AJ「凄くたくさんいる。いい選手がたくさんいるからね。今日のこの自分と丸藤選手との試合が第一歩になったんじゃないかと思う。これから日本の選手がアメリカに行って経験をしたり、アメリカの選手が日本に来て経験をしたりできる。1つ言いたいことは、日本での経験は凄い大事で、今の自分があるのは日本で経験を積んだから。日本で経験を積んだAJスタイルズが今のWWEのAJスタイルズなんだ。日本で経験を積むことはとても大事。WWEの選手たちにも言いたい。自分がリスペクトされるような選手になりたいと思うなら、ぜひ日本に行ったほうがいい。そこで経験を積むべきだと言ってあげたい」 ――日本公演に向けては? ▼AJ「2週間後にWWEの日本公演がある。自分もその時に帰ってくる。ハードなスケジュールになるが、あくまでも自分がこの日本武道館大会に出たいと言った。過密スケジュールにはなってしまうが、また2週間後、大阪、東京の2連戦がある。そこでは今日見ることができなかったが、同じ東京の違う場所で試合をしているイヨ・スカイ選手も帰ってくる。カイリ・セイン選手も帰ってくる。皆さんが見たいと思うようなWWEスーパースターズが日本にまた2週間後に来るから、見逃さないでほしい。僕もいるから、見逃さないでほしい。楽しみにしていてくれ」 【試合後の丸藤】 ▼丸藤「ああ、クソ。これが世界か。すげぇな、やっぱり。凄い。チクショー。でも、もう1回やりたいね。もう1回やらせてくれよ、WWE。いや、違うな。今日という日をきっかけに、WWEとNOAHおっぱじまったろ? 事前のコメントでも言ったように、今日は俺でいいよ。今日は俺でいいんだ。今日は俺がいいし、俺でいいんだ。次、誰が行くんだ? 声上げたもん勝ちかもしんないぞ。きっかけは今日だ。行けよ。行けよ、NOAHの選手たち。チャンスだぞ。いついなくなるかわからないぞ、WWE。チャンスだぞ。行けよ。まあ、負けた俺がこんなこと言うのもなんだけど」 ――WWEとの関係の火ぶたは確実に切って落とせた? ▼丸藤「と俺は思ってるよ。さすがAJスタイルズだよね。声援も凄いよ。アウェイかと思っちゃったよ、俺。マジで。頼むぜ。NOAHファンなのか、プロレスファンなのか、いっぱい混ざっていると思うけど、アウェイだと思ったよ。ここ武道館、日本、NOAHだぞ。俺よりあっちのほうが声援多かったろ。でも、それだけWWEをAJスタイルズを楽しみにしてくれた人がいると思うから。会場にいなくても、PPVで見てくれた人もいると思う。こんなベラベラベラベラ喋っているけど、もう1回やらせろ、AJスタイルズ。次は勝つからな」
『ABEMA presents DESTINATION 2024』日本武道館(2024年7月13日)
◯AJスタイルズvs丸藤正道×
NOAH武道館大会で約5年ぶりに日本マットを踏んだAJが、丸藤とのシングル初対決に勝利。ひらめきと駆け引きに満ちたドリームマッチに武道館が酔いしれた。
NOAHの運営母体・Cyber Fight新体制移行に伴って掲げられた『NOAHとWWEとの関係強化』。その第一弾としてAJのNOAH参戦が実現し、2019年6月のWWE日本公演以来の日本マット登場を果たした。
カードはAJの指名で丸藤との夢対決に。スモークとともにおなじみの「P1」ポーズとともに現れると、場内は興奮のるつぼと化した。
まずはAJがヒザを攻め立てて流れを作ったものの、丸藤もフェノメナール・フォアアームをロープを揺らして阻止。絶妙のタイミングで場内を唸らせるや、エプロンサイドに腰掛ける反動を利用したラリアットなど“丸藤発明"の動きで押し返した。
負けじとAJも場外鉄柵を利用したフェノメナール・フォアアームを放ったが、丸藤も鉄柵めがけて、その場飛びの“裏"不知火を放って譲らない。ならばとAJも不知火を突き飛ばすや、逆に空中キャッチからの牛殺しを華麗に決めてみせると、コーナー上の攻防も巧みにすり抜け、アルゼンチンバックブリーカーからの旋回式ボムを発射してみせた。
沈まない丸藤もスワンダイブ式の450゜スプラッシュを剣山で撃墜。丸藤がトラースキックコンビネーションを繰り出せば、避けたAJもバックブローにつなぐ打撃コンボで応戦し、丸藤がフックキック、AJがオーバーヘッドキックを放って両者大の字となると、場内はやんやの歓声に包まれた。
そして丸藤が読み合いから虎王、フックキックを連発でヒットさせて好機をつかむ。AJがムーンサルト式で飛びついてきても、前方着地式トラースキックで振り切ってついに不知火に成功だ。肩を上げたAJがスタイルズクラッシュを狙ってきても、両足で頭部をはさんで一度は切り抜けてみせる。
だが、AJも追撃を巧みに切り返して再びスタイルズクラッシュの構え…とみせかけてパワーボムへ。そのままクラッチを外さずに今度こそのスタイルズクラッシュへと持ち込み、3カウントを奪ってみせた。
あらゆる創意工夫で技や動きのトレンドを創り出し、世界のプロレスを“進化"させてきた二人。駆け引きとひらめきが詰まった一戦を制したAJは、試合後も丸藤と敬意の握手を交わし、そして大きな歓声に応えた。
5年ぶり日本マットを勝利で飾ったAJは「AJスタイルズらしく試合を制して、マルフジを倒すことができて本当に嬉しく思っている」としたうえで、WWEとNOAHの今後についても言及。NOAHで闘いたい選手を問われて「たくさんいる」と話したが、「今日の試合が第一歩になったと思う。日本の選手がアメリカに来て経験することもできると思う。逆もしかり。日本での経験は凄い大事で、今の自分があるのは日本で経験を積んだから。自分がリスペクトされるような選手になりたいと思うなら、ぜひ日本に行ったほうがいい」とWWE勢にも呼びかけた。
【試合後のAJ】
▼AJ「丸藤選手とこうして試合ができたことを嬉しく思っている。本当に才能のある素晴らしい選手だと思っているから、AJスタイルズを証明するために、そういう凄い選手を倒さないといけないんじゃないかと思っていた。丸藤選手も自分が思い描いていたような、本当にいろんな手を尽くして、いろんな技を出してくれた。そして、自分自身の最大限の力を引き出してくれたんじゃないかと思う。最終的には物凄い厳しい試合になったが、AJスタイルズとして、AJスタイルズらしく試合を制して、丸藤選手を倒すことができたのは本当に嬉しく思っている。今日ここ日本武道館で試合ができたこと、本当に嬉しく感じている」
――日本のファンについては?
▼AJ「自分は日本で試合をすることが大好きだ。自分たち選手はただそこで試合をするだけ。いい試合はファンの皆さんが作るもの。日本の皆さんは本当に素晴らしく、自分たちの試合をしっかり見てくれる。リスペクトの気持ちを持って試合を見てくれるところもあって、皆さんが素晴らしい試合を作ってくれる。だからこうして、自分が大好きな日本で、自分が大好きなファンの皆さんの前で試合をすることができて、本当によかったと思っている」
――NOAHに戦いたい選手はいた?
▼AJ「凄くたくさんいる。いい選手がたくさんいるからね。今日のこの自分と丸藤選手との試合が第一歩になったんじゃないかと思う。これから日本の選手がアメリカに行って経験をしたり、アメリカの選手が日本に来て経験をしたりできる。1つ言いたいことは、日本での経験は凄い大事で、今の自分があるのは日本で経験を積んだから。日本で経験を積んだAJスタイルズが今のWWEのAJスタイルズなんだ。日本で経験を積むことはとても大事。WWEの選手たちにも言いたい。自分がリスペクトされるような選手になりたいと思うなら、ぜひ日本に行ったほうがいい。そこで経験を積むべきだと言ってあげたい」
――日本公演に向けては?
▼AJ「2週間後にWWEの日本公演がある。自分もその時に帰ってくる。ハードなスケジュールになるが、あくまでも自分がこの日本武道館大会に出たいと言った。過密スケジュールにはなってしまうが、また2週間後、大阪、東京の2連戦がある。そこでは今日見ることができなかったが、同じ東京の違う場所で試合をしているイヨ・スカイ選手も帰ってくる。カイリ・セイン選手も帰ってくる。皆さんが見たいと思うようなWWEスーパースターズが日本にまた2週間後に来るから、見逃さないでほしい。僕もいるから、見逃さないでほしい。楽しみにしていてくれ」
【試合後の丸藤】
▼丸藤「ああ、クソ。これが世界か。すげぇな、やっぱり。凄い。チクショー。でも、もう1回やりたいね。もう1回やらせてくれよ、WWE。いや、違うな。今日という日をきっかけに、WWEとNOAHおっぱじまったろ? 事前のコメントでも言ったように、今日は俺でいいよ。今日は俺でいいんだ。今日は俺がいいし、俺でいいんだ。次、誰が行くんだ? 声上げたもん勝ちかもしんないぞ。きっかけは今日だ。行けよ。行けよ、NOAHの選手たち。チャンスだぞ。いついなくなるかわからないぞ、WWE。チャンスだぞ。行けよ。まあ、負けた俺がこんなこと言うのもなんだけど」
――WWEとの関係の火ぶたは確実に切って落とせた?
▼丸藤「と俺は思ってるよ。さすがAJスタイルズだよね。声援も凄いよ。アウェイかと思っちゃったよ、俺。マジで。頼むぜ。NOAHファンなのか、プロレスファンなのか、いっぱい混ざっていると思うけど、アウェイだと思ったよ。ここ武道館、日本、NOAHだぞ。俺よりあっちのほうが声援多かったろ。でも、それだけWWEをAJスタイルズを楽しみにしてくれた人がいると思うから。会場にいなくても、PPVで見てくれた人もいると思う。こんなベラベラベラベラ喋っているけど、もう1回やらせろ、AJスタイルズ。次は勝つからな」