BC WAR DOGSのジェイクとゲイブはG1に出場したものの、ブロック突破をノアした。早くも次なる動きを模索していたが、ゲイブは前夜の浜松大会の試合後に「俺には何か掲示が必要だ。昨夜部屋で考えていたんだが、IWGPタッグ王座はどうだ?」と注目発言。ジェイクも同意し、TMDKのマイキー・ニコルス&シェイン・ヘイストが保持するベルトに狙いを定めていた。
BC WAR DOGSコンビはタッグを組んで間もないが、息の合った暴れっぷりを披露。ゴングを待たずに奇襲すると、場外で帝国軍を一方的に暴行する。ジェイクはアキラに対して身長差を見せつけるように豪快なボディスラムをズバリ。コブのパワーに手を焼きながらもニーリフトを土手っ腹にぶち込み、DDTで突き刺した。
【コブの話】「このくだらない曲(場内から漏れてくる他の選手の入場曲)が終わってから、話そうと思う。昨日の試合後、コメントを一切しないことを選んだのだが、それはなぜか? ツジに負けて落ち込んでいたからだ。とても腹が立ち、俺自身にも失望した。勝った試合も、負けた試合も、オープニングのタッグマッチもやった。『G1』での俺のパフォーマンスについてがっかりしているわけじゃない。違う、違う、誤解しないでくれ。プレッシャーがかかった時に、自分がつまずいたことに失望しているんだ。さて、帝国のNEW JAPAN TV WORLD王者にとって、次は何だ? TVのキング、TVのチャンピオン。君たちのチャンピオンだ! 次は何だ? わからない。だが辻、このメッセージはお前に向けてのものだ。この難局を切り抜け、お前が『G1』で優勝することを願っている。お前がもし『G1』で優勝したら、このベルトを懸けてお前と最初に闘うのはこの俺だ。お前をずっと見てきた。とても注意深くな」
『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 34』千葉・幕張メッセ国際展示場9ホール(2024年8月15日)
○ジェイク・リー&ゲイブ・キッドvsジェフ・コブ&フランシスコ・アキラ×
ゲイブとのコンビでIWGPタッグ王座獲りを狙うジェイクが、かつて同時期に全日本プロレスに上がっていたアキラに完勝。TV王者コブに対しては「“あること"を考えている」と意味深発言が飛び出した。
BC WAR DOGSのジェイクとゲイブはG1に出場したものの、ブロック突破をノアした。早くも次なる動きを模索していたが、ゲイブは前夜の浜松大会の試合後に「俺には何か掲示が必要だ。昨夜部屋で考えていたんだが、IWGPタッグ王座はどうだ?」と注目発言。ジェイクも同意し、TMDKのマイキー・ニコルス&シェイン・ヘイストが保持するベルトに狙いを定めていた。
そんな2人が第3試合で、UNITED EMPIREのコブ&アキラと激突。コブも惜しくもG1で決勝トーナメント出場を逃していた。
BC WAR DOGSコンビはタッグを組んで間もないが、息の合った暴れっぷりを披露。ゴングを待たずに奇襲すると、場外で帝国軍を一方的に暴行する。ジェイクはアキラに対して身長差を見せつけるように豪快なボディスラムをズバリ。コブのパワーに手を焼きながらもニーリフトを土手っ腹にぶち込み、DDTで突き刺した。
流れを変えたいアキラがスピードでかく乱し、ジェイクにプランチャやダイビングボディアタックを敢行すると、コブにリフトアップさせてのセントーンも投下する。しかし、ファイヤーボールは空転。ジェイクはハイキックを一閃すると、ゲイブのナックルパンチ→ジェイクのチョークスラムが連続してアキラにさく裂。問答無用の荒技連係で一瞬にして3カウントをもぎ取った。
圧巻の勝利を遂げた2人は、ベルトを腰に巻く仕草を披露してIWGPタッグ王座挑戦を改めてアピールした。
アキラ曰く「いつも優しかったし、面倒みてくれた」というジェイクだったが、再会を噛みしめることもなく圧勝。コメントスペースでも懐かしさなどは語らず、「アキラ、聞いてるかい? “友達選び"をした結果が、これだよ。お前の相棒、TJPはどこへ行った? お前はアイツがいないと何もできないんだろう、まだ? だからまだそこでくすぶってるんだろう?」と皮肉った。
さらに、TV王者のコブにも言及。「冷蔵庫みたいなあなたの体を持ち上げるのには、私にはいささか、ひと苦労だ。なので、私は君に対して、ちょっと“あること"を考えている。身体に似合わないことかもしれないが、ただ、私は“SMART BASTARD"なんでね」と意味深げに予告した。
初参戦となったG1では4勝5敗と結果が振るわなかったジェイクだが、早くも策士ぶりを発揮。“真夏の祭典"後を見据えて、次なる仕掛けを準備しているようだ。
【試合後のゲイブ&ジェイク】
▼ゲイブ「(※日本語で)冷たいレモンサワーが飲みたい(※と、先に控室へ)」
▼ジェイク「(※去っていくゲイブに、英語で)俺もだ! (※日本語で)アキラ、聞いてるかい? “友達選び"をした結果が、これだよ。お前の相棒、TJPはどこへ行った? お前はアイツがいないと何もできないんだろう、まだ? だからまだそこでくすぶってるんだろう? 次やる時はTJPも呼んでこい。そしたらお前の力が発揮されるんじゃないのか? そして、ミスター・ジェフ。冷蔵庫みたいなあなたの体を持ち上げるのには、私にはいささか、ひと苦労だ。なので、私は君に対して、ちょっと“あること"を考えている。身体に似合わないことかもしれないが、ただ、私は“SMART BASTARD"なんでね」
【コブの話】「このくだらない曲(場内から漏れてくる他の選手の入場曲)が終わってから、話そうと思う。昨日の試合後、コメントを一切しないことを選んだのだが、それはなぜか? ツジに負けて落ち込んでいたからだ。とても腹が立ち、俺自身にも失望した。勝った試合も、負けた試合も、オープニングのタッグマッチもやった。『G1』での俺のパフォーマンスについてがっかりしているわけじゃない。違う、違う、誤解しないでくれ。プレッシャーがかかった時に、自分がつまずいたことに失望しているんだ。さて、帝国のNEW JAPAN TV WORLD王者にとって、次は何だ? TVのキング、TVのチャンピオン。君たちのチャンピオンだ! 次は何だ? わからない。だが辻、このメッセージはお前に向けてのものだ。この難局を切り抜け、お前が『G1』で優勝することを願っている。お前がもし『G1』で優勝したら、このベルトを懸けてお前と最初に闘うのはこの俺だ。お前をずっと見てきた。とても注意深くな」
【アキラの話】「クソッ、アーッ、クソッ! (※後頭部を押さえながら、床にヒザ立ちになり、日本語で)たくさんの人が知らないけど、ジェイクとゲイブは俺のキャリアに大事な役割を果たしていたんだ。全日本プロレス(の時)から、ジェイクのことを知ってるんだ。そこでいつも優しかったし、面倒みてくれたから、今彼が選んだ道を見るのは、残念だ! 新日本プロレスに入る前に、ゲイブと試合をしたことがあって、その試合が理由の一つで、オスプレイが俺を新日本プロレスに誘ったんだ。(※立ち上がりながら)彼らは友達じゃないし、友達になりたくもないけど、戦いたかったんだ! (※英語で)ジェイク、ゲイブ、リングで会うのはこれが最後じゃないぞ。俺はもっと身体を大きくして、お前らと闘うつもりだ! 特にお前だ、ゲイブ! お前の瞳には炎が、そして情熱が見える。だが何が俺をイラつかせるかって言うと、そういう意欲を持っているのは自分だけだと思っているところだ! 俺はここに来るために全てを捨ててきた。なぜなら、俺は自分のやっていることが大好きだからだ! だからもう一度お前と闘いたい。俺の情熱、俺の炎を見せてやる! そしてなぜ俺が、世界最高のジュニアヘビー級レスラーになるのか見せてやるよ!」