プロレス/格闘技DX

『ABEMA presents N-1 VICTORY 2024』名古屋国際会議場(2024年8月25日)
○齋藤彰俊&モハメド ヨネ&藤村加偉vs丸藤正道&杉浦貴&大原はじめ×

　引退前のGHCタッグ王座挑戦が決まっている齋藤が前哨戦に快勝。引退の地・名古屋で絶叫マイクを展開して王座奪取へ弾みをつけた。

　名古屋で11月引退が決まっている齋藤だが、ヨネとのTEAM NOAHコンビでGHCタッグ王座に挑戦表明。ともにNOAHを支え続けてきた王者の丸藤&杉浦組に9・1大阪大会で挑戦することが決まった。

　この日は唯一の前哨戦。6人タッグマッチで対決したが、序盤から名古屋で齋藤が発奮。丸藤に裏落としを連続して決めると、抵抗をものともせずにアイアンクロースラムまで繰り出した。丸藤は虎王で一矢報いたものの、齋藤は杉浦相手でも止まらない。エルボー合戦で真っ向から打ち合った。

　パートナーのヨネも大暴れ。齋藤と交互にエルボーと裏拳を杉浦に乱射し、サンドイッチラリアットや合体パワーボムを繰り出すと、ヨネもこん身のラリアットを叩き込む。キン肉バスターこそ不発に終わったが、王者組の誤爆も誘い、肉弾戦で一歩も引かなかった。

　勝負を決めたのも齋藤。大原を一気呵成に攻め立てると、カットに入った杉浦を裏落としで返り討ちに。最後はスイクルデスで大原から完璧な3カウントを奪った。

　見事に眼前勝利で唯一の前哨戦を制した齋藤は、すかさずマイクを握って「丸藤選手、杉浦選手、チャンピオンよ。2人のことはリスペクトしているけども、9月1日大阪、俺とヨネでそのベルトをいただきに行く! いいか。9月1日以降、あのベルトを腰に巻いているのは俺とヨネだ!」と絶叫マイクを展開。引退の地・名古屋で、おそらく最後になるであろうベルト獲りへ弾みをつけた。


【試合後の齋藤&ヨネ】

▼ヨネ「ありがとうございました」

▼齋藤「ありがとうございました」

▼ヨネ「台風が来て激しい天気になってますけど、今日の天気見てください。ピカっと晴れて気持ちいい。俺らがベルトを獲って、輝かしい未来がそこに待っているような晴れ間ですよ。ねえ? アッキー」

▼齋藤「みんな、ああいうこと言って、まさかって思ってるヤツがいるかもしれないけど、俺とヨネの結束は凄いぞ。NOAHに対する思いもそうだし。この前にはファンキー・エクスプレスというグループでも一緒だったし、そして今もグループだ。チームだ。俺たちの結束は固い。いいか、お二人。覚悟しといてくれ。本気だぞ! いきましょう」

▼ヨネ「いこう!(と齋藤と握手)」