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　『AEWコリジョン』が現地時間24日、ウェールズ・カーディフで行われ、柴田勝頼が実力者ジェイ・リーサルにアイアンクローからの腕ひしぎ逆十字固めで快勝した。

　柴田は7・27『バトル・オブ・ザ・ベルト XI』でケビン・フォン・エリックとアイアンクローを競演し、ダスティン・ローデス&ロス&マーシャル・フォン・エリックのROH世界6人タッグ王座戴冠を後押しした。ダスティンは先週、サミー・ゲバラと組んでROH世界タッグ王座を奪取し、ROH2冠王に君臨。そして明日に迫った8・25『オール・イン・ロンドン』のゼロアワー(日本における第0試合と同義)では柴田がダスティン&ロス&マーシャル&ゲバラと組んでゲイツ・オブ・アゴニー&アンディスピューテッド・キングダムと対戦する10人タッグマッチが組まれた。

　この日、柴田はダスティン&ゲバラがセコンドにつく中、リーサルとの一騎打ちに臨んだ。リーサルは元ROH世界王者で新日本にも参戦経験がある実力者。フロントハイキックをキャッチされた柴田は低空ドロップキックをアゴに食らって先制を許した。足攻めで劣勢となりかけたが、腕攻めで応戦。サッカーボールキック、ローリングソバットと蹴りまくった。

　その後も柴田は強烈な逆水平を連発。リーサルがドラゴンスクリューからの足4の字固め、リーサルコンビネーション(バックブリーカー→コンプリートショット)で反撃されても、コーナーからダイブしたリーサルをキャッチして三角絞めで捕らえる。さらにエルボー連打、串刺し低空ドロップキック、ハーフハッチの連続攻撃で追い討ちをかけた。

　粘るリーサルもローキックを連発。左足にダメージを負いながらも柴田はフロントハイキックで応戦し、武者返しで叩きつけた。レインメーカー式でチョップを打ち込むと、エリック一家ばりのアイアンクローで捕獲。そのままグラウンドに引き込んで腕ひしぎ逆十字固めで絞め上げ、リーサルをギブアップさせた。

　柴田が実力者・リーサルに快勝。試合後、ダスティン&ゲバラの祝福を受け、アイアンクローポーズを決めて勝ちどきを上げた。そして自ら右手を差し出してリーサルと握手。ノーサイドで称え合った。