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　『AEWダイナマイト』が現地時間28日、サウスダコタ州スーフォールズで行われ、8・25ロンドン大会でAEW世界王座初戴冠を果たしたブライアン・ダニエルソンが登場。ジャック・ペリーの襲撃を受け、9・7シカゴ大会『オールアウト』での王座戦が決定的となった。

　ダニエルソンは3日前の『オール・イン・ロンドン』でスワーヴ・ストリックランドを破ってAEW世界王座初戴冠を果たした。この日、ベルトを巻いて登場したダニエルソンは「何度も挑戦して失敗してきたが、ついに“アメリカン・ドラゴン"ブライアン・ダニエルソンがAEW世界王者になったぞ!」と絶叫。「5万人が集まったウェンブリースタジアムで娘が『パパ、今日は人生最高の日だったわ』って言ってくれた」と喜びを口にした。

　そしてダニエルソンは今後について言及した。今月1日にAEWとの契約も満了し、戦前はフルタイム参戦からの撤退を表明していたが、「AEWとの契約は8月1日に切れたし、近いうちに首の手術が必要になるし、家族も私が家に帰ってくるのを待ってくれている。AEWで戦っている仲間たちや、将来AEWで戦うことになる人たちのことを考えると、そろそろ家に帰る頃合いだと気づいた」としながらも、「だが、まだだ! AEWチャンピオンとして引退するつもりはない。できる限り戦うつもりだ」と宣言した。

　「これを失ったら、フルタイムのキャリアは終わるが、それはすぐには起こらないだろう。俺は史上最高のAEW世界王者になるんだ!」。そう言い切ったダニエルソンは「2週間後のシカゴで若くてハングリー精神にあふれた挑戦者を求める。これが欲しいヤツはいるか? 早い者勝ちだ!」と9・7シカゴ大会での挑戦者を募った。

　するとTNT王者・ペリーがビジョンに登場し、「俺の将来はブライアン・ダニエルソンを引退させることだ。俺の将来とAEWの将来は同じだ。お前の将来はもうすぐそこだ」と宣戦布告。これで終わらずダニエルソンを背後から襲撃した。ダニエルソンを殴りつけたペリーは馬乗りになって首を絞め上げ、ランニングニーを顔面にぶち込んだ。倒れ込んだダニエルソンの眼前でペリーは2本のベルトを掲げて勝ち誇り、場内は大ブーイング。9・7シカゴ大会『オールアウト』でのダニエルソン初防衛戦が決定的となった。