【DDT】MAO&To-yがKO-Dタッグ戴冠 遠藤はバーニング解散を電撃表明 2024/12/28

『Ultimate Party 2024』両国国技館(2024年12月28日)
KO-Dタッグ選手権試合 ○To-y&MAOvs遠藤哲哉&高鹿佑也×

 MAO&To-yが遠藤&高鹿との王座決定戦を制し、KO-Dタッグ王座を戴冠。遠藤はバーニング解散を電撃表明した。

 前王者・しゅんまお(MAO&勝俣瞬馬)の勝俣が負傷による王座返上に伴い、MAO&To-yと遠藤&高鹿が新王者決定戦を争うことになった。前哨戦ではTo-yと高鹿の新世代対決が激化。MAO&To-yのThe37KAMIINAコンビが圧倒して本番を迎えた。

 この日も開始早々、To-yと高鹿がエルボー合戦でバチバチに火花。To-yは遠藤に場外ダイブを放ち、高鹿に勝俣ばりのととのえスプラッシュを見舞った。その後もThe37KAMIINAペース。To-yが高鹿にドロップキック連発し、MAOが逆片エビ固めで絞め上げた。

 耐えた高鹿は水車落としでMAOに反撃。遠藤がTo-yに雪崩式フランケンシュタイナー、MAOにテツヤ・イン・ザ・スカイと猛攻で巻き返す。高鹿もTo-yにトペを発射。遠藤との合体式ニードロップを決めると、変型フィッシャーマンズバスターで攻め込んだ。

 その後も高鹿が2人まとめて水車落としで叩きつけ、To-yをアームロックで絞め上げたが、MAOのカットが間に合った。To-yがエルボー合戦で高鹿を押し込むと、レッグラリアットを発射。すかさずコジマインパクトをさく裂させて3カウントを奪った。

 MAO&To-yが熱戦を制してKO-Dタッグ戴冠。To-yは「ベルト獲ったこの日は忘れない。最高に楽しかった。高鹿も遠藤さんも最高だった。最高に楽しんだからこそ、高鹿は最後泣いてただろ。プロレスは仕事だけど、仕事じゃない。今人生で一番楽しいのがプロレスだ」と歓喜した。

 返上からの返り咲きを果たしたMAOは「俺はThe37KAMIINAもう4年くらいやってる。色々やり尽くしたなって思うことも多々ある。これ以上何があるんだろうって悩んでた」というものの、「見つけましたよ。To-y、こいつなんだよ。こいつがずっと気がかりで。こういう大きい舞台のセミファイナルのタイトルマッチで勝つっていう成功体験をお前に与えたかった」とTo-yとのタッグが新たな目標に。「こういう経験を何度もしてきて、プロレスは俺の天職だと思って生きてきた。To-yにとってプロレスは人生なんだな。俺はそんな人間を楽しく生かし続けることを目標に頑張りたい。せっかく2人で獲ったから、この先、お前のキャリアの財産になるようなチームにしてあげるよ」と誓った。

 さっそく初防衛戦が1・18品川大会で決まった。この日始動したアイドルユニットNωA Jr.の夢虹&須見和馬が挑戦を表明。MAOは当初拒んだものの、To-yが受諾すると同意した。

 一方、ベルト獲りならなかった高鹿は「勝ちたかったけど、自分の力が足りなかった。遠藤さんと獲らなきゃいけない理由があった。でも、これで負けて、また下向いてたら、今までと変わんないから、もう下は向かない。俺は絶対あきらめない」と涙ながらに前を向いた。

 そして遠藤は「結論から言うと、バーニングは今日で解散です」と宣言した。「全然後ろ向きな理由じゃなくて。KO-Dタッグ決まって、高鹿とリングに立つ時間が増えて、彼の成長とか見てきて、もう高鹿には俺がついてる必要はないなって。ベルト獲れなかったんで今日で解散です。高鹿はもう1人前のプロレスラー。俺が横についてなくても心配いらない」、「飯野(雄貴)はもう自分を確立してるし。俺ももっと成長していかなきゃいけない。自分の可能性にもかけてみたいので」というのが理由。遠藤と高鹿は1・3後楽園大会でケジメの一騎打ちを行うことになった。