【新日本】TAKESHITAがKUSHIDA突破でNEVER王座V2、棚橋に4・11シカゴでの対戦を要求 2025/1/12

『Battle in the Valley 2025』アメリカ・San Jose Civic(2025年1月11日)
NEVER無差別級選手権試合 ○KONOSUKE TAKESHITAvsKUSHIDA×

 TAKESHITAが自ら指名したKUSHIDAを退け、NEVER王座2度目の防衛に成功。来年引退を控える棚橋弘至に4・11シカゴ大会での対戦を要求した。

 AEWインターナショナル王者のTAKESHITAは1・4東京ドーム大会でNEVER王者・鷹木信悟とのダブルタイトルマッチを制し、シングル2冠王に君臨。翌1・5ドーム大会で石井を下し、両王座を死守。新日本と契約し、3団体所属となったことを明かすと、NEVERの次期挑戦者にKUSHIDAを指名。この日のV2戦を迎えた。

 ヘビーvsジュニアの階級を超えたタイトルマッチでTAKESHITAは苦戦。KUSHIDA得意の腕攻めに苦もんの時間が続いた。ブルーサンダーやひとでなしドライバーで押し返しても、今度は足攻めにあい、足4の字固めでリングアウト寸前に追い込まれた。さらにアンクルホールドに捕まったTAKESHITAだったが、ラリアットで吹き飛ばして逆襲。強烈なエルボーをぶち込むと、レイジングファイヤーを爆発させて3カウントを奪った。

 TAKESHITAがKUSHIDAに苦戦を強いられながらもNEVER王座V2を果たした。試合後、TAKESHITAは「俺が新日本所属になったからには戦わなきゃいけない相手がいる」と切り出すと、「棚橋! お前のアメリカでの最後の試合、俺がお前に挑戦する! その日が“The Ace"最後の日になる」と4・11シカゴ大会での対戦を要求した。

 「もう俺は復讐のために生きるのは苦しいんだ。この苦しみから解放するには棚橋、おめえをぶん殴るしかねぇんだ」。そう言い切ったTAKESHITAはかつて棚橋がかつてDDTとの対抗戦の際に「横一線で見てもらったら困る」と発言していたことを忘れていない。シカゴの地で直接対決し、その恨みを晴らすつもりだ。

【TAKESHITAの話】「まずはKUSHIDA、楽しかったよ。おめえの培ってきたプロレス、楽しませてもらったよ。俺があれは小学生の時、大阪はムーブ・オン・アリーナで、おめえの試合を客席から見ていた、俺は1人の少年だった。おめえもかつては夢見た少年だったろう? その時、俺もその場所にいたんだ。こうしてアメリカの地で闘えたこと、嬉しく思うよ。そして棚橋弘至、もう俺は復讐のために生きるのは苦しいんだ。この苦しみから解放するには棚橋、おめえをぶん殴るしかねぇんだ。超満員のアメリカはシカゴで、大観衆の前でよ、棚橋弘至、おめえをぶん殴ってやる。そして2025年、プロレス界の全ては俺がかっさらう」

【KUSHIDAの話】「(※床に座り込んで)竹下幸之介、ハァ……あのデカい面、石井、鷹木を破ってデカくなった面をぶっ飛ばして、タップ獲りたかったけど、強かったな。まだまだだ。オープンチャレンジ、オープンウェイトへのチャレンジ・イン・ニュージャパン・プロレスリングはまだまだ始まったばかりだ。必ずやオープンウェイト、ジュニアヘビー級はもちろん、シングルのタイトルにたどり着くぞ。そうは言っても竹下幸之介、海のような男だったよ。デッケー男だった。棚橋弘至が太陽なら、竹下幸之介はもしかしたら海かもしれないな。それぐらいのデカさ、開けた場所、なんかそんな強さを感じました。階級超え、かつてはグンター、それからムース、それに次ぐデカさだったな。だけど俺、諦めないよ。KUSHIDAの生命力、ナメてもらっちゃ困るよ。彼は何、2団体契約? どっかで聞いたことあるけど、いや3団体契約? いや、彼ならもしかしたら世界最大の団体、そことも契約して4団体契約。KUSHIDAが竹下幸之介だったら、そうやって企てるかもしんない。ただ一言、プロレスを教えることはできないけども、一言だけ言っておくと、経験者は語る『確定申告が大変だぞ』と。階級超えの闘いこそ、決して競技ではない格闘技、プロレスの醍醐味だろう。いつまで経ってもそこへのチャレンジは絶対に辞めないぞ」