【新日本】デスペがIWGPジュニアV1 サンノゼの地で強敵・石森突破 2025/1/12

『Battle in the Valley 2025』アメリカ・San Jose Civic(2025年1月11日)
IWGPジュニアヘビー級選手権試合 ○エル・デスペラードvs石森太二×

 デスペラードが強敵・石森を退け、サンノゼの地でIWGPジュニア王座初防衛を果たした。

 デスペラードは1・4東京ドーム大会でDOUKIの左腕負傷によるレフェリーストップ勝ちでIWGPジュニア5度目の戴冠。翌1・5ドーム大会におけるガントレットマッチで新王者に勝利した石森が挑戦を表明し、この日のデスペラードV1戦が実現した。

 両者がIWGPジュニアをかけて対決するのは2022年5月以来2年8ヵ月ぶり。石森の腕攻めに防戦一方となったデスペラードは足攻めで応戦するものの、マフラーホールドをBone Lockで切り返されてしまう。さらにブラディークロスで追い込まれたが、ニアロープで命拾い。再びBone Lockに捕まってもヌメロ・ドスで切り返すと、最後は垂直落下式リバースタイガードライバー、ピンチェ・ロコとたたみかけて逆転勝利を決めた。

 デスペラードがサンノゼ大会のメインでIWGPジュニア初防衛に成功。試合後、「ニュージャパン・プロレスリング、イチバーン!」の叫びで締めた。バックステージで「勝つには勝ったが、本当に勝つには勝ったっていう程度だな」と薄氷勝利を振り返ったデスペラードは「石森さん、これで燃え尽きるあんたじゃねぇだろう。俺だってよ、まだまだまだまだやりてぇこといっぺぇあるし、あんただったらもっと登れるだろう」と投げかけた。

 「別に年齢だ、キャリアだ、そんなもんでレスラーの価値が決まるとは思ってない。だけど重ねたほうが引き出しも多いし、味もある」。そう自身と石森を重ねて持論を展開したデスペラードはこれからも続く防衛ロードでそれを実証していく。

【デスペラードの話】「(※IWGPジュニアのベルトを見せながら)クソッ! 勝つには勝ったが、本当に勝つには勝ったっていう程度だな。胸張って……いや胸張りましょう。俺が勝ったんだ。なぁ、石森さん、これで燃え尽きるあんたじゃねぇだろう。俺だってよ、まだまだまだまだやりてぇこといっぺぇあるし、あんただったらもっと登れるだろう、なぁ? 対戦相手引っ張るだ、引っ張られるだって、そんなレベルじゃねぇんだ、俺とあなたは、なぁ? まだまだドンと構えていてもらわなきゃ困る。別に年齢だ、キャリアだ、そんなもんでレスラーの価値が決まるとは思ってない。だけど重ねたほうが引き出しも多いし、味もあるでしょう? 若いヤツって言うと自分がオッサンみたいやろう、オッサンやけど。まぁまぁまぁな、この間で言えば藤田。俺から1本獲りそうだったところを、石森さんに上手くやられたな。残念でした〜! おめえが来んのか? 楽しみにしとこう」

【石森の話】「(※頭を冷やしながらやって来て床に座り込み)クソーッ! デスペとはただの遊びじゃねぇからよ。無茶苦茶楽しいんだけど、勝たなきゃ意味がねぇ! 勝たなきゃ……。でも、負けたからって、このままじゃ終わんねぇぞ。必ずまた最高のタイミングでデスペ、お前のとこに立ってやるからよ。ということで、これはまさしく神の恵み、そうグレイスだ!」