【NOAH/LIMIT BREAK】同門熱戦は大原に軍配 小峠ねじ伏せジュニアタッグリーグ制覇誓い合う 2025/1/13

『ザ・リーヴPresents LIMIT BREAK ex.』横浜ラジアントホール(2025年1月13日)
TEAM NOAH結成1周年スペシャルシングルマッチI ○大原はじめvs小峠篤司×

 TEAM NOAH結成1周年の記念試合として小峠と大原の同門対決が実現。大原が熱闘の末に小峠をねじ伏せると、ジュニアタッグリーグ制覇を誓い合った。

 昨年1・2有明アリーナ大会で潮崎豪を中心に結成されたTEAM NOAH。TEAM NOAH主体興行『LIMIT BREAK』も定期開催し、独自の存在感を育んできた。

 その旗振り役として先陣を切ってきた小峠と、昨年末に新加入を果たした大原による同門対決が“TEAM NOAH1周年記念マッチ"として実現した。

 お互いを知り尽くした者同士、序盤から裏の読み合いになるが、小峠は首狙い、大原は腰狙いで激しい消耗戦の様相に。小峠が一本足頭突きやマグザムを決めれば、大原も各種バックブリーカーで呼応して、シーソーゲームが続いた。

 小峠が頭突き猛連打で先に仕掛ける。ダイビングボディプレス、ランニングニー、こうもり吊り落としと猛攻。首攻めの総仕上げとばかりにキルスイッチの体勢に。

 しかし、大原はこれを変型リバースゴリースペシャルで切り返して、腰にさらなるダメージを与える。小峠が原田大輔さんばりのニーアッパーで抵抗しても、大原はこちらも原田さんばりのブレスストップ(胸板へのエルボー)で鎮圧。旋回式ロックボトム、回転落下式バックブリーカーからムイビエンで絞めに絞めて小峠からギブアップを奪った。

 “原田大輔"もチラついた熱戦で、最後は引き出しの多さを改めて示した大原が小峠をねじ伏せた形。すかさずマイクを握った大原は「小峠…寄り道、脇道、回り道、すべてそれらも同じ道。小峠とはいろいろ10年間あったけど、今日を終えてすべての道が無駄ではなかったなと思いました」と感慨深げに語った。

 一方で「今年でキャリア21年、NOAHで11年。自分じゃ、まだまだできると思ってるんだけど、どう思う?」と観衆に問いかけると、場内は大・大原コールで呼応。感謝の表情を浮かべた大原は「ありがとう。みんながそう言ってくれるなら、前に進もうと思う。もうすぐジュニアのタッグリーグあるだろ? 小峠、俺と一緒にエントリーして、GHCジュニアタッグのチャンピオンを目指していこう」と持ちかけ、小峠も抱擁で応じた。

 NOAHでは久々の開催となるジュニアタッグリーグ戦は2・11後楽園大会から開幕予定。改めて確認した絆を糧に“ジュニアTEAM NOAHコンビ"がリーグ戦の頂を奪いにいく。


【試合後の大原、小峠】

▼小峠「大原、ありがとう」

▼大原「ありがとう」

▼小峠「お前と戦えてよかったよ」

▼大原「いろいろあったけど、今日という日があったことは、すべての道が意味があったことだと思っているんだ。そして、今の俺たちだからこその試合が今日できたと思うし、今の俺たちだからこそのタッグで、もっともっと今のノアジュニアに風穴開かしてさ、ベルトをもう1回獲りにいこうよ。タッグリーグも優勝して、先を目指していこうよ。とりあえず、俺たちがそういう気持ちがあるっていうことだけを伝えておくよ。どうなるかは知らないよ。会社が決めることだから。ただ、俺たちは前進していく。諦めないよ。俺たちは安西先生とか、セーラー戦士とか、Z戦士とか、そういう人に育てられてんだよ。簡単に諦めねえぞ。諦めない乙女のポリシーがあるんだ」