【WWE】昨年レッスルマニア以来の再戦実現 ロイヤルランブル戦へロリンズがマッキンタイアに雪辱も… 2025/1/21

 ロウが現地時間20日、テキサス州ダラスで行われ、ロイヤルランブル戦出場を宣言したセス・ロリンズとドリュー・マッキンタイアがシングル対決。ロリンズが昨年のレッスルマニア以来9ヵ月ぶりの再戦を制した。試合後、マッキンタイアの暴行を受けたロリンズをサミ・ゼインが救出に駆けつけたものの、ヘルヴァキックが誤爆してしまった。

 先週、ロリンズ、マッキンタイア、CMパンクがレッスルマニアでの王座挑戦権がかけられるロイヤルランブル戦(2・1『ロイヤルランブル』)への出場を宣言した。この日、その前哨戦となるロリンズとマッキンタイアの一騎打ちが実現。昨年4月のレッスルマニアにおける世界ヘビー級王座戦(マッキンタイアが勝利)以来、9ヵ月ぶりの再戦となった。

 試合は逆水平合戦で幕開け。マッキンタイアがフライングショルダーで先制すれば、ロリンズはスリングブレイドですぐさま反撃。ラリアットで場外に叩き落とし、スライディングキック、トペスイシーダと攻め立てた。

 2発目のトペはマッキンタイアがキャッチし、フロントスープレックスで実況席に投げつけた。「利害は一致していたのに、この自己中野郎が!」と罵倒したマッキンタイアに対し、ロリンズは逆水平を連打し、左の肩口から鉄柱に3度激突させる。スワンダイブ式ニー、ランニングニー、スワントーンボムと波状攻撃に出た。

 なおもロリンズがトップロープからの雪崩式ブレーンバスターを敢行したが、ロリンズもファルコンアローで反撃して譲らず。クレイモアはロリンズがかいくぐり、カーブストンプの構えに入ったが、マッキンタイアはスパインバスターで迎撃。続くパワーボムはロリンズがフランケンシュタイナーで切り返し、ファルコンアローをお返しした。

 マッキンタイアのフューチャーショックDDT、ロリンズのペディグリーがいずれも不発に終わるなど読み合いが続いた中、マッキンタイアがラリアットを振り抜いた。ダイビングラリアットはロリンズがキャッチし、クロスフェースで捕獲。ロープに逃れたマッキンタイアに「俺を否定するな。俺の覚悟にケチつけんな」と言い放った。

 興奮気味のロリンズにスキが生じ、マッキンタイアがフューチャーショックDDTで逆襲。ショートレンジラリアットを連発すると、ロリンズはグッタリ。それでも何とか立ち上がると、マッキンタイアの両足をすくってジャックナイフで丸め込み、電光石火の3カウントを奪った。

 収まらないマッキンタイアは試合後、ロリンズを暴行。クレイモアを叩き込んだ。ロリンズは大の字。やり足りないとばかりにマッキンタイアはロリンズをコーナー付近にセットしてさらなる暴行を狙った。

 ここでサミ・ゼインが駆けつけた。この日、ランブル戦出場を表明したゼインはマッキンタイアに殴りかかったものの、グラスゴーキスで返り討ちにされてしまう。マッキンタイアがロリンズをコーナーに追い込んで「この自己中野郎が」と罵倒。そこへゼインがヘルヴァキックで突っ込んだが、マッキンタイアが回避し、ロリンズを直撃してしまった。これにはゼインも頭を抱えるばかり。ともにロイヤルランブル戦優勝を狙う二人の間に遺恨が発生しかねない状況となった。

 今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。