プロレス/格闘技DX

　『ロイヤルランブル』が現地時間1日、インディアナ州インディアナポリスで行われ、1年2ヵ月ぶりの復帰を果たしたシャーロット・フレアーが女子ロイヤルランブル戦に優勝。NXT女子王者・ジュリアが初出場を果たし、イヨ・スカイとの日本人対決が実現した。

　ロイヤルランブル戦は30人が参加し、2分ごとに選手が登場する時間差入場バトルロイヤル。オーバー・ザ・トップロープで敗退となり、最後まで生き残った選手が優勝し、レッスルマニアでの王座挑戦権を得る。

　1番手に登場したのは2年ぶり3度目の出場となったイヨ・スカイ。元女子世界王者リヴ・モーガンと向き合い、ドロップキックで先制すると、オブリビオンを阻止してトップロープ越しに落とそうとした。逆にリヴとライラに二人がかりで落とされそうになっても何とか踏みとどまり、ゾーイ・スタークにムーンサルトプレスを投下するとオーバー・ザ・トップロープに葬った。

　WWEと提携関係にあるTNAから元ノックアウト王者ジョーディン・グレイスが2年連続出場。NXTでジュリアと共闘するステファニー・バッケルが初出場を果たし、WWE女子王座7度の戴冠歴を誇り、WWE殿堂入りしているトリッシュ・ストラタスがサプライズ参戦。ストラタスファクションなど得意技を連発して沸かせた。

　27番目として登場したのがシャーロット。2013年12月から左ヒザ前十字じん帯・半月板損傷のため長期欠場中だったが、1年2ヵ月ぶりの復帰を果たした。ラリアットでリヴ、ステファニーを次々になぎ倒したシャーロットは、ベイリーらに父リック・フレアーばりの逆水平連打を連発。ジョーディンとステファニーにダイビングボディアタックを放つと、DDTで二人まとめて突き刺した。

　28番目はNXT女子王者・ジュリア。ロイヤルランブル戦初出場を果たした。イヨとの日本人対決が実現。アッパー掌底、ランニングニーを読み合うと、張り手は二人同時に放って相打ちとなった。ジュリアはジョーディンをエプロンに追いやると、頭突き、ランニングニーで場外に叩き落とす。シャーロットとの初遭遇も実現し、エルボー連打で立ち向かった。

　その後、イヨが姿を消すと、ジュリアはシャーロットにランニングニーを叩き込むなど粘ったが、NXT女子王座を争ったロクサーヌ・ペレスの鉄柱攻撃で場外に転落し、敗退となった。そして最後はシャーロットが巨漢ナイア・ジャックス、ロクサーヌを立て続けに場外に叩き落として勝負を決めた。

　シャーロットが復帰早々女子ロイヤルランブル戦を制覇。2020年以来5年ぶり2度目の優勝を飾り、レッスルマニアでの王座挑戦権を手にした。

　ロイヤルランブルの模様は日本国内ではABEMA PPVにて生中継された。