【全日本】大混戦ELPIDA対決…プロデューサー・HAYATOが棚ぼた勝利で9ヵ月ぶり若手興行締め 2025/3/23

『NEW AGE CHRONICL-Z 6』新木場1stRING(2025年3月23日)
○ライジングHAYATOvs本田竜輝vs安齊勇馬×vs綾部蓮×

 プロデューサー・HAYATOが棚ぼた勝利でELPIDA対決4WAY戦を制し、9ヵ月ぶりの開催となった若手興行を締めた。

 キャリア10年未満選手を対象とした若手興行は昨年7・4新木場大会以来、約9ヵ月ぶり6度目の開催。プロデューサーのHAYATOはメインに登場。アジアタッグ王座を保持するパートナーの安齊、本田、綾部とのELPIDA対決4WAY戦に臨んだ。

 互いをよく知る4人だけに、試合は勝負の行方が見えない混戦模様となった。エルボー合戦で火花を散らし、気づけば本田一人が3人のエルボーを浴びる状況に。HAYATO&安齊と共闘し、綾部に連続串刺し攻撃を狙っても本田だけが失敗してしまった。

 それでも本田は安齊とHAYATOをボディスラムで次々に投げ、デスルーレットを狙う綾部をブレーンバスターで返り討ち。3人まとめて踏みつけながら「1、2、3、4!」と反則カウントに合わせて絶叫した。

 終盤、パートナー同士が火花。本田と綾部がエルボー合戦を展開し、本田がショートレンジラリアットを連打すれば、綾部はフルネルソンバスターでやり返す。その綾部にHAYATOのスワンダイブ式ミサイルキック、安齊のジャーマンが立て続けに決まったが、次の瞬間、安齊がHAYATOにジャンピングニーをさく裂。HAYATOもファルコンアローで応戦すると、安齊と綾部めがけてライオンサルトを発射した。が、続くシド・ヴィシャス狙いは本田が妨害。ファイナルベントで倒れたままの安齊と綾部めがけてHAYATOを叩きつけた。

 これで3カウント。本田は大喜びしたが、神林レフェリーが挙げたのは倒れたままのHAYATOの右腕。倒れた安齊と綾部に覆いかぶさる形になっていたHAYATOが漁夫の利勝利を収めた。

 試合後、悔しさを爆発させた本田はホンダンスを踊ってスッキリ。最後にHAYATOが出場選手たちを呼び込むと、「プロデュース興行、いろいろ大変なこともあるけど、こうやってみんなが喜んでくれるから、またやりたいと思うよ」と大会継続を約束し、「でも、俺も実はキャリア9年目に入ってるから、俺自身がそのうち卒業しちゃうんだけど、それまでできるだけみんなを喜ばせるように頑張るよ」と誓って締めた。

 HAYATOは3・29大田区大会で北斗&吉田隆司を迎え撃つアジアタッグ王座V5戦へ向けても弾み。勝利こそならなかったものの、「今日もメチャクチャやっている俺は楽しかったし、見ている皆さんも楽しかったと思います」と話した安齊は、「ELPIDAでこれからも全日本盛り上げていって。まずは次の大田区、俺とHAYATOさんでアジアのベルト守ります」と誓ってみせた。


【試合後のHAYATO、安齋、本田、綾部】

▼本田「(頭を抱えると)もう言うことない!! クソ…」

▼安齋「NEW AGE CHRONICL-Z、6回目。今日もメチャクチャやっている俺は楽しかったし、見ている皆さんも楽しかったと思います。ELPIDAでこれからも全日本盛り上げていって。まずは次の大田区、俺とHAYATOさんでアジアのベルト守ります。ありがとうございました」

▼綾部「人生初4WAYマッチ。最後4WAYマッチの怖さが出たというか、自分もよくわかんなかったよ。ただ、この4人で戦えたのは素直に楽しかった。以上」

▼HAYATO「6回目のプロデュース興行でいろいろ不安なこともあったし、この4WAYマッチだって不安がいっぱいあったけど、みんな喜んでくれたし、楽しかったからよかったよ。ELPIDAでメインを飾れてよかった。(3人に)みんなありがとう。これからもよろしくね。Let's Punk」