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　AEWダイナマイトが現地時間9日、メリーランド州ボルチモアで行われ、柴田勝頼がAEW世界王者ジョン・モクスリーに惜敗。柴田のアシストを受けたサモア・ジョー&フックがクラウディオ・カスタニョーリ&ウィーラー・ユウタに勝利し、AEW世界トリオ王者・デスライダーズへの挑戦を表明した。

　サモア・ジョー&フックとの“The OPP's"で活動する柴田がこの日のオープニングマッチに登場。AEW世界王者・モクスリーとノンタイトル戦で対決した。

　「シバタ!」コールが後押しする中、モクスリーによってコーナーに押し込まれた柴田は挑発的に小突かれた次の瞬間、張り手をお見舞い。手招きで挑発し、モクスリーが逆水平を打ち込めば、逆水平でやり返す。激しいラリーに発展し、モクスリーがフロントハイキックを連発しても柴田は真っ向から受け止め、武者返しを敢行。スリーパー、コブラツイストで絞め上げた。

　卍固めは防がれても、柴田は追尾式串刺しフロントハイキック、顔面への串刺し低空ドロップキックの連続攻撃に出た。モクスリーもラリアットを連発し、パイルドライバーで突き刺したが、柴田はすぐさま立ち上がると、PKをさく裂。「シバタ!」コールの中、再びスリーパーで絞め上げたが、切り抜けたモクスリーの胴締めスリーパーに捕まって万事休す。惜しくも逆転負けを喫した。

　この日のメインイベントではジョー&フックがAEW世界トリオ王者のクラウディオ・カスタニョーリ&ウィーラー・ユウタ(もう一人のパートナーはPAC)と対戦。モクスリーがイスを手に介入しようとすると、柴田がスリーパーで絞め上げて阻止。ジョーがコキーナクラッチでカスタニョーリを場外に分断すると、フックがレッドラムでユウタをギブアップさせた。

　試合後、デスライダーズの女性マネージャー、マリーナ・シャフィールがジョーをイスで襲撃。カスタニョーリがイスへのニュートラライザーを敢行する暴挙に出た。怒りに震えるジョーは「デスライダーズ! 俺たちは殴り合いをするために来たのにお前たちは臆病者みたいだな」と吐き捨てると、「The OPP'svsデスライダーズ、トリオ王座をかけて勝負だ」と挑戦を表明した。