【アップタウン】団体名はあの大物が命名 「100%自分のやりたいことを」 アップタウン旗揚げ戦4・16新宿へ黒潮TOKYOジャパン インタビュー 2025/4/13
新団体・アップタウン旗揚げ戦となる4・16新宿FACE大会を控える黒潮TOKYOジャパン。立花誠吾、花園桃花とわずか3人の少数精鋭で船出を切る旗揚げ戦を前に団体の目指す方向性などアップタウンにかける思いを聞いた。 【黒潮TOKYOジャパン インタビュー】 ――新団体アップタウンの旗揚げ戦が迫ってきました。チケットの状況はどんな感じですか? ▼黒潮「旗揚げ戦は発表してすぐ売れ切れちゃいました。増席はするんですけど、立見とかをどれだけFACEが許してくれるかですね(苦笑)」 ――客観的に見て後楽園ホールでも埋まったのではないかと思いますが? ▼黒潮「失敗したかなあ。まあ、でもって感じですね。後楽園でやるのもいいけど、俺は結構、新宿FACEが好きなんだよなあ。後楽園もいいけど、FACEのあの雰囲気が。俺のやりたいことはFACEの方が合ってるんじゃないかなっていう気もするし。ホールでできるに越したことはないですけどね」 ――旗揚げメンバーは黒潮選手を筆頭に、立花誠吾選手、花園桃花選手と少ないながらも個性的な3人になりましたね。 ▼黒潮「3人で団体やるぞってところ、あったりしますかね? 一人で団体を始めるか、大勢でやるかどっちかですよね? 一人で始めるところは言うてもそんな大きくはないか」 ――この少人数は稀ですね。 ▼黒潮「どうなんですかね。やったことないから全部。だからどうなるかが全く分からなくて。うまくいけばいいかなっていうよりも、俺たちが楽しけりゃいいかなって感じですね。団体はもともとずっとやりたくて。結局、自分のやりたいことを100パーできる場所って、自分がやるしかないじゃないですか。だから100%自分のやりたいことをやって、引退をこの団体でしたいなってところまでが目標ですね」 ――黒潮選手のやりたい世界を作りたかったということですね? ▼黒潮「俺の100%やりたいことをやるには自分で団体を持つしかないって感じですね。だいたいみんなそうですよね。自分のやりたいことは人の下じゃできないんで」 ――アップタウンという団体名の由来はどこからきているんですか? ▼黒潮「中邑さんが命名してくれたんですよ。中邑真輔さんが。WWEにいた時に『帰ったら団体やる』ってずっと言っていて、『名前どうしよう。プロレスリングダウンタウンとかカッコよくないですか?』って話をしてたんですよ。ダウンタウンって繁華街って意味じゃないですか。そういうイメージだったんですけど、『アップタウンどう?』って中邑さんがつけてくれたんですよ」 ――では大事に使っていく団体名になりそうですね。 ▼黒潮「団体名は変える気ないんで。みんなアップダウン、アップダウン言いやがって。アップタウンだって言うんだよ」 ――アップタウンで作りたい世界はどんなイメージですか? ▼黒潮「もちろんプロレス、戦いもそうなんですけど、なんていうんだろう。人間のドラマじゃないけど…難しいんですよね。もちろん戦いの場なんですけど、分かんないですね(笑)」 ――楽しいが一番ですか? ▼黒潮「やっぱ楽しいだけじゃ絶対無理だし、いろんなことがあるだろうけど、俺が思うプロレスを見せていけたらいいですね。かれこれ、いろんな人と試合してきましたけど、俺がズレてんのかもしれないんですけど、100パー合うかというと、人間だから当たり前なんですけど、プロレス観というのは基本的に合わないじゃないですか。俺って特に合わない方だと思うんですね。TAJIRIさんとかも凄かったんだろうなあ。人と合わないっていう。TAJIRIさん、俺なんか比じゃないぐらい変態じゃないですか。本当に合わなかったんだろうなって」 ――では、あくまでも自分を貫いたうえでということですね? ▼黒潮「そうです」 ――アップタウンの興行はこれまでの自主興行に近いイメージになりそうですか? ▼黒潮「たとえば今までの興行が映画だとしたら、アップタウン自体は連続ドラマにしたいなっていう。今までの自主興行って映画みたいに2時間で物語をくっつけて終わる、最後にオチがあるみたいな。でもアップタウンっていうのは連続ドラマとしてやるから、変な話、オチがない興行もあったりするんじゃないかっていう」 ――次の大会がどうなるんだろうと気になる状況で終わることもあると? ▼黒潮「っていうイメージですね。自主興行は自主興行で楽しいから、あれは続けていく予定です。別枠で。あれは結構、俺好きで。何も発表しないから、お客さんは来るまでどんな映画になるかがわからないじゃないですか。それでも観に来るって凄くないですか? 予告とかないもんな」 ――黒潮選手の自主興行は面白いというファンの信頼を勝ち取っていることだと思います。 ▼黒潮「それって凄いことですよね。だから俺が5人いたらもっと凄かったんだろうなって。俺みてえなヤツ5人欲しかったなあ(笑)」 ――アップタウンでも自主興行と同じように事前のカード発表はしない形ですか? ▼黒潮「いや、発表しますよ。旗揚げ戦は何もしないけど、基本的には発表します」 ――旗揚げ戦で生まれた流れを受けて発表するイメージですか? ▼黒潮「大会が続いていって発表するのもあるし、発表しないのもあるし。やってないんでわかんないですけど(苦笑) 旗揚げ終わったあとになったら3週間後に5月4、5で2連戦があって、そのまた1ヵ月後にあってって、ボンボンボンとくるから、一人でやるの結構大変なんだなって。慣れるまでは大変そうだけど、やりながらですね。面白いだろうけどなあ。軌道に乗ったら(自身の)試合数を減らしたいなと思っていて。俺はこの団体で死ねたらいいなと思ってるんで。ここを拠点に月1試合できたら最高だなって。オファーがあるから出るんだろうけど、理想はそうだなあ」 ――アップタウンも自主興行に出ていた選手たちが出場することになりそうですか? ▼黒潮「ちょっと変わってくるかもしれないですね。あとは立花と花園も楽しそうにやってくれているから、いいですね」 ――選手が楽しんでいる姿がお客さんにも伝わって相乗効果を生みそうです。 ▼黒潮「やってる選手がつまんなかったら客席も大変なことになるでしょうね。この団体は面白いってイメージが大事ですよね」 ――アップタウンは3人がやりたいこと、楽しいことを表現していく世界になりそうですね。 ▼黒潮「そうですね。で、ワンピースみたいに仲間が増えていくっていうのも面白いだろうし。増えていった仲間同士で仲悪いヤツがいるとかも面白いだろうし。そういうのを見せていきたいですね。プロレス学校みたいなのを見せていきたい。そこでみんなが成長していくみたいなのがあればいいなあ。立花なんか今、一番成長時で、変な話、こんなに成長時なのに家がないから、自分の団体がないから、いい時に伸び切れないっていうのがたぶんあったりすると思うんですよ。花園なんかも基本的にそんな感じだと思うんだけど、1個家が、帰ってくる場所があれば、たぶん全然違うと思うんですよね。俺に関してもそうだし。帰ってこれる場所、家を作ったって感じですね。とにかく楽しくやってもらえたら、お客さんも楽しいだろうなっていう。俺は基本的に楽しんでやっていきますよ」
新団体・アップタウン旗揚げ戦となる4・16新宿FACE大会を控える黒潮TOKYOジャパン。立花誠吾、花園桃花とわずか3人の少数精鋭で船出を切る旗揚げ戦を前に団体の目指す方向性などアップタウンにかける思いを聞いた。
【黒潮TOKYOジャパン インタビュー】
――新団体アップタウンの旗揚げ戦が迫ってきました。チケットの状況はどんな感じですか?
▼黒潮「旗揚げ戦は発表してすぐ売れ切れちゃいました。増席はするんですけど、立見とかをどれだけFACEが許してくれるかですね(苦笑)」
――客観的に見て後楽園ホールでも埋まったのではないかと思いますが?
▼黒潮「失敗したかなあ。まあ、でもって感じですね。後楽園でやるのもいいけど、俺は結構、新宿FACEが好きなんだよなあ。後楽園もいいけど、FACEのあの雰囲気が。俺のやりたいことはFACEの方が合ってるんじゃないかなっていう気もするし。ホールでできるに越したことはないですけどね」
――旗揚げメンバーは黒潮選手を筆頭に、立花誠吾選手、花園桃花選手と少ないながらも個性的な3人になりましたね。
▼黒潮「3人で団体やるぞってところ、あったりしますかね? 一人で団体を始めるか、大勢でやるかどっちかですよね? 一人で始めるところは言うてもそんな大きくはないか」
――この少人数は稀ですね。
▼黒潮「どうなんですかね。やったことないから全部。だからどうなるかが全く分からなくて。うまくいけばいいかなっていうよりも、俺たちが楽しけりゃいいかなって感じですね。団体はもともとずっとやりたくて。結局、自分のやりたいことを100パーできる場所って、自分がやるしかないじゃないですか。だから100%自分のやりたいことをやって、引退をこの団体でしたいなってところまでが目標ですね」
――黒潮選手のやりたい世界を作りたかったということですね?
▼黒潮「俺の100%やりたいことをやるには自分で団体を持つしかないって感じですね。だいたいみんなそうですよね。自分のやりたいことは人の下じゃできないんで」
――アップタウンという団体名の由来はどこからきているんですか?
▼黒潮「中邑さんが命名してくれたんですよ。中邑真輔さんが。WWEにいた時に『帰ったら団体やる』ってずっと言っていて、『名前どうしよう。プロレスリングダウンタウンとかカッコよくないですか?』って話をしてたんですよ。ダウンタウンって繁華街って意味じゃないですか。そういうイメージだったんですけど、『アップタウンどう?』って中邑さんがつけてくれたんですよ」
――では大事に使っていく団体名になりそうですね。
▼黒潮「団体名は変える気ないんで。みんなアップダウン、アップダウン言いやがって。アップタウンだって言うんだよ」
――アップタウンで作りたい世界はどんなイメージですか?
▼黒潮「もちろんプロレス、戦いもそうなんですけど、なんていうんだろう。人間のドラマじゃないけど…難しいんですよね。もちろん戦いの場なんですけど、分かんないですね(笑)」
――楽しいが一番ですか?
▼黒潮「やっぱ楽しいだけじゃ絶対無理だし、いろんなことがあるだろうけど、俺が思うプロレスを見せていけたらいいですね。かれこれ、いろんな人と試合してきましたけど、俺がズレてんのかもしれないんですけど、100パー合うかというと、人間だから当たり前なんですけど、プロレス観というのは基本的に合わないじゃないですか。俺って特に合わない方だと思うんですね。TAJIRIさんとかも凄かったんだろうなあ。人と合わないっていう。TAJIRIさん、俺なんか比じゃないぐらい変態じゃないですか。本当に合わなかったんだろうなって」
――では、あくまでも自分を貫いたうえでということですね?
▼黒潮「そうです」
――アップタウンの興行はこれまでの自主興行に近いイメージになりそうですか?
▼黒潮「たとえば今までの興行が映画だとしたら、アップタウン自体は連続ドラマにしたいなっていう。今までの自主興行って映画みたいに2時間で物語をくっつけて終わる、最後にオチがあるみたいな。でもアップタウンっていうのは連続ドラマとしてやるから、変な話、オチがない興行もあったりするんじゃないかっていう」
――次の大会がどうなるんだろうと気になる状況で終わることもあると?
▼黒潮「っていうイメージですね。自主興行は自主興行で楽しいから、あれは続けていく予定です。別枠で。あれは結構、俺好きで。何も発表しないから、お客さんは来るまでどんな映画になるかがわからないじゃないですか。それでも観に来るって凄くないですか? 予告とかないもんな」
――黒潮選手の自主興行は面白いというファンの信頼を勝ち取っていることだと思います。
▼黒潮「それって凄いことですよね。だから俺が5人いたらもっと凄かったんだろうなって。俺みてえなヤツ5人欲しかったなあ(笑)」
――アップタウンでも自主興行と同じように事前のカード発表はしない形ですか?
▼黒潮「いや、発表しますよ。旗揚げ戦は何もしないけど、基本的には発表します」
――旗揚げ戦で生まれた流れを受けて発表するイメージですか?
▼黒潮「大会が続いていって発表するのもあるし、発表しないのもあるし。やってないんでわかんないですけど(苦笑) 旗揚げ終わったあとになったら3週間後に5月4、5で2連戦があって、そのまた1ヵ月後にあってって、ボンボンボンとくるから、一人でやるの結構大変なんだなって。慣れるまでは大変そうだけど、やりながらですね。面白いだろうけどなあ。軌道に乗ったら(自身の)試合数を減らしたいなと思っていて。俺はこの団体で死ねたらいいなと思ってるんで。ここを拠点に月1試合できたら最高だなって。オファーがあるから出るんだろうけど、理想はそうだなあ」
――アップタウンも自主興行に出ていた選手たちが出場することになりそうですか?
▼黒潮「ちょっと変わってくるかもしれないですね。あとは立花と花園も楽しそうにやってくれているから、いいですね」
――選手が楽しんでいる姿がお客さんにも伝わって相乗効果を生みそうです。
▼黒潮「やってる選手がつまんなかったら客席も大変なことになるでしょうね。この団体は面白いってイメージが大事ですよね」
――アップタウンは3人がやりたいこと、楽しいことを表現していく世界になりそうですね。
▼黒潮「そうですね。で、ワンピースみたいに仲間が増えていくっていうのも面白いだろうし。増えていった仲間同士で仲悪いヤツがいるとかも面白いだろうし。そういうのを見せていきたいですね。プロレス学校みたいなのを見せていきたい。そこでみんなが成長していくみたいなのがあればいいなあ。立花なんか今、一番成長時で、変な話、こんなに成長時なのに家がないから、自分の団体がないから、いい時に伸び切れないっていうのがたぶんあったりすると思うんですよ。花園なんかも基本的にそんな感じだと思うんだけど、1個家が、帰ってくる場所があれば、たぶん全然違うと思うんですよね。俺に関してもそうだし。帰ってこれる場所、家を作ったって感じですね。とにかく楽しくやってもらえたら、お客さんも楽しいだろうなっていう。俺は基本的に楽しんでやっていきますよ」