【DRAGONGATE】豹がGOLD CLASS加入 王者U-Tピンのジュニアはブレイブ挑戦表明 2025/5/9

『HOPEFUL GATE 2025』後楽園ホール(2025年5月9日)
豹・コントラ・豹 ○望月ジュニア&Ben-K&Riiita&JACKY KAMEIvsストロングマシーン・J&Kzy&フラミータ&U-T×

 GOLD CLASSがNATURAL VIBESを破り、豹の加入が決定。王者・U-Tに勝利したジュニアはブレイブゲート王座挑戦を表明した。

 4・7後楽園大会でGOLD CLASSとNATURAL VIBESが豹を勧誘。「GOLD CLASS入ったあかつきには、GOLD CLASSからLOVE&PEACEに改名します」(Ben-K)、「今ちょっとメンバー少なめなんで、よかったらダンスの時にセンター譲りますよ」(マシーン・J)と各々が提示し、この日、勝利ユニットが豹を獲得する“豹・コントラ・豹"が実現することになった。

 NATURAL VIBESは5・5名古屋大会でマシーン・J&Kzy&フラミータがトライアングル王者、U-Tがブレイブ王者に。メンバー全員が王者となって勢いに乗っている。試合前のオープニングに登場した両軍は「ついにこの日がやってきたな。NATURAL VIBES、豹が入るユニットはNATURAL VIBESではなく、GOLD CLASSでもなく、LOVE&PEACEです」(Ben-K)、「この試合に必ず勝って、NATURAL VIBES SEXY ZONEに改名してやる」(マシーン・J)と舌戦を展開。豹は「今日のメインで勝ったユニットに入ることが決まってますので、豹獲得のために死ぬ気で、命を懸けて戦ってください。豹への愛が強いチームが勝つって信じてます」と投げかけた。

 豹が本部席で見守る中、両軍は熱戦を繰り広げた。フラミータがトペコンヒーロ、スワンダイブ式ミサイルキックをBen-Kに放って先手を取れば、Ben-Kもパワー殺法でKzyを圧倒。ここからGOLD CLASSがKzyに集中砲火を浴びせたが、NATURAL VIBESもKAMEIに照準。Kzyがエルボースマッシュで打開すると、マシーン・Jがブレイクダンスからのエルボードロップを投下し、ブレイブ王座獲りで勢いに乗るU-Tは各種ジャベで絞め上げる。Kzyのローリングネックブリーカー、マシーン・Jのセントーンが立て続けに決まった。

 KAMEIが突破口を開くと、GOLD CLASSはBen-Kがスピアーでマシーン・JとU-Tをまとめてなぎ倒す。Ben-Kがフラミータに延髄斬りで蹴散らされても、Riiitaが多回転式フライングヘッドシザースで撃退。ジュニアはブエロ・デ・アギラで場外のNATURAL VIBES勢に突っ込む。U-Tに得意の蹴り技を連発し、U-Tがビエンジャベで捕らえても、Ben-Kがカットに飛び込んだ。

 ならばとマシーン・Jがニールキックを放つなど攻め立てても、Ben-Kはコーナーダイブをキャッチしてのブレーンバスターで引っこ抜く。KAMEI&Riiitaがダブルのダイブ式フェースバスター、ダブル低空ドロップキックなどの連係を駆使して攻め立てる。さらにBen-Kがミサイルキックでマシーン・Jを吹き飛ばし、ラリアットを振り抜いた。

 GOLD CLASSに流れが傾きかけたが、Kzyとフラミータがジュニアを連係で鎮圧し、Kzyがランニングエルボースマッシュ、フラミータがその場飛びシューティングスタープレスを立て続けに決める。ならばとKAMEIがムーンサルト、Riiitaが丸め込みの連続攻撃に出て、KAMEIがムーンサルトアタックで飛びついてのスイングDDTでフラミータを突き刺した。

 フラミータも“JACKY"ナイフをことごとく切り返したが、KAMEIはタイガードライバー狙いをウラカンラナで切り返してあわやの場面を作った。が、フラミータはトラースキックで鎮圧。ファイアーバードを繰り出すと、KAMEIが回避した次の瞬間、Ben-Kがスピアーを叩き込んだ。

 KzyがカウンターのエルボーでBen-Kを蹴散らすと、RiiitaがDDTで突き刺す。ならばとマシーン・Jが山折りで鎮圧にかかったが、Riiitaはその場飛びフットスタンプで粘る。KAMEIがコードブレイカー、フラミータがトラースキックを立て続けに見舞ってジュニアの動きを止めると、フラミータがコーナー最上段からのケブラーダでGOLD CLASSを分断した。

 孤立したジュニアはU-Tに飛びヒザ蹴りを叩き込んで粘るものの、U-Tはパシオンで丸め込む。蹴りの雨を降らせるジュニアがハイキックをさく裂させてもビエンジャベで捕獲。耐えたジュニアも飛びヒザ蹴り、旋風脚をさく裂。ハイブリッジのジャーマンを爆発させて逆転の3カウントを奪った。

 この結果、豹のGOLD CLASS入りが決定。昨年11月にマンテ、KAMEIとともに結成していたBIG HUGが解散となり、無所属として活動してきたが、この日、新たな居場所が確定した。

 試合後、マイクを持ったBen-Kは「後楽園ホール、最後は俺たちが勝ったぞ! よし、豹君、待たせたな」と喜びをあらわに。豹はGOLD CLASSのメンバーたちと抱擁。興奮したジュニアがキスまで迫る。Riiitaが「キス」コールを煽ると、2人は勢いでキスを交わした。

 豹は「とりあえず今日、命を懸けて豹を取り合ってくれたGOLD CLASS、そしてNATURAL VIBESのみんな、本当にありがとうございました。約半年間独りぼっちでずっと寂しい思いをしてきましたけど、今日から新たに頼もしい仲間ができました」と笑顔を見せると、「 そして今日、この瞬間からこの素晴らしいメンバーのリーダーとして活動させてもらいます。豹です。よろしくお願いします」と独断でリーダー就任を宣言。これにはBen-Kが「それはちょっと待ってくれ。リーダーはあとで決めよう」と持ちかけた。

 それでも豹は「せっかく仲間ができたんで、先日の後楽園ホールの時、僕は思いましたよ。バッドエンドもうこりごりですよね? あいつらが起こすバッドエンド、僕たち、そしてこの俺、豹が必ず全員を幸せにして帰すことがことができる。そんなユニットにしたいと思います」と所信表明した。

 ここで結果を出したジュニアも自己主張。「この新ユニットを発足させて勢いづけるためにも1つ言いたいことがあります。おい、U-T出てこい」とブレイブゲート王者を呼び戻した。一度は下がっていたU-Tが戻ってくると、「お前がこの前の愛知県で、最高の舞台で、最高のシチュエーションで獲ったそのピカピカのブレイブゲートに挑戦させろ!」と挑戦表明をぶち上げた。

 U-Tは「おい、ジュニア。まずよ、お前の蹴りが顔面に入って控え室で休んでたんだから。休ませろ」とこぼしつつも、「でも、チャンピオンだから休む暇はないな。俺は12年かかってこのベルトをようやく獲った。そして、俺は先月の後楽園で決定トーナメントに名乗りを上げた。俺はその時からお前みたいに主張してくるヤツを待ってましたよ」とジュニアのアピールを歓迎。そして、「このブレイブゲート戦線をもっともっと熱く加速させるためにはジュニア…今日お前から獲られて、俺もこのままじゃ終われねえから。このブレイブのベルトが欲しいんだろ? 俺だって12年間ずっと欲しくてようやく獲ったんだ。お前の名乗り上げた勇気は認めてやる。でもよ、そう簡単にはいかないことを俺はチャンピオンとしてお前に教えなきゃいけないからよ」と受諾した。

 2人のアピールを受けて、斎藤了GMは6・4後楽園大会でのブレイブゲート戦を電撃発表。U-Tは「お前のその熱い気持ちを俺にぶつけてこい。このブレイブゲートにぶつけてこい。俺はお前の全てを受け止めたうえで、このブレイブゲートしっかり守るからよ。6・4、楽しみにしとけよ」と宣戦布告した。

 ジュニアのアピールを聞いていた豹は「まず豹がやるべき仕事は望月ジュニアの追放です…違う?」と冗談を言って笑いを起こすと、「今日この試合を見て、豹は確信しましたよ。この5人ならばDRAGONGATEを変えられますよね。DRAGONGATEにたくさんの幸せを作れますよね」と自信満々に断言。「来月も6月4日、5日後楽園があります。皆さん来てくれるかな? 僕たち5人で必ずDRAGONGATEを、そして世界を幸せに導いていきたいと思いますので、また来月後楽園ホールでお会いしましょう」と観客に呼びかけ、ハッピーエンドで後楽園大会は幕を下ろした。

☆6/4(水)東京・後楽園ホール『RAINBOW GATE 2025』18:30開始

▼オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合
[挑戦者]
望月ジュニア
vs
U-T
[第54代王者]
※U-T初防衛戦


【ジュニアの話】「チャンピオンのU-Tから俺が勝ったぞ。今まではU-Tが12年間追い求めたベルトだったけど、今度はお前が追われる側だ。あの最高の舞台、最高のシチュエーションでいい思い出になっただろ。その思いでも6月4日で終わりだ。覚悟しとけよ」