【新日本】藤田の連勝ストップ 快勝KUSHIDAは再戦視野「もう一回1対1でタイトルマッチをする」 2025/5/17
『セキチュー Presents BEST OF THE SUPER Jr.32』 国立代々木競技場 第二体育館(2025年5月17日) Aブロック公式戦 ○KUSHIDAvs藤田晃生× KUSHIDAが息づまるグラウンド戦の末に藤田の連勝を3でストップ。「藤田晃生ともう一回1対1でタイトルマッチをする」と再戦実現を描いた。 スーパージュニア最年少優勝を狙う藤田はここまでAブロック唯一の3連勝。5・14後楽園大会ではヒロム超えを果たしてみせた。4戦目となったこの日、1勝2敗のKUSHIDAと対決した。 藤田は裸足で出陣。「まだ新日本プロレス、上野毛道場、生え抜き、それの真髄には触れられてねぇんじゃねぇかなと思って。若い世代から教えてもらう、教えを請う。これも一つやるべき仕事かな」と話していたKUSHIDAは呼応するように入場後、リングシューズを脱いだ。 両者はグラウンドでの攻防を展開。KUSHIDAがフロントネックロックや三角絞めを仕掛ければ、藤田はスリーパーを狙う。阻止したKUSHIDAはヒザ十字固めで絡みつく。すぐさま逃れた藤田は投げを打ち、フロントネックロックへ。切り抜けたKUSHIDAは側転からサイドポジションを取ったが、藤田もしのいだ。 スタンドでの差し合いからバックを取った藤田は強引にスリーパーに持ち込もうとしたが、KUSHIDAも決めさせない。自ら飛びついてグラウンドに引き込もうとすると、阻止した藤田は逆片エビ固めの構え。KUSHIDAが飛びつき腕十字を仕掛けても藤田が極めさせず。逆に飛びつき腕ひしぎ逆十字を狙う。アンクルの取り合いからKUSHIDAが卍固めを仕掛けた。 馬乗りになったKUSHIDAは掌底を連発し、腕十字を狙う。しのいだ藤田はネ申スペシャルに持ち込もうとするものの決められない。ならばと藤田はショルダーアームブリーカーを連発し、KUSHIDAが左腕にミドルキックを叩き込んでもジャーマンでぶん投げる。Thrill RideはKUSHIDAが食い止め、ハイキックで逆襲。フロントネックロックに捕まってもジャーマンで投げたが、藤田は2カウントで返すと同時にチキンウイングアームロックで捕らえた。 ピンチを迎えたKUSHIDAだが、意地でもギブアップしない。ローリングで体を入れ替えると、手首も固めるホバーボードロックで捕獲。耐えた藤田はバック・トゥ・ザ・フューチャーをフロントネックロックで切り返し、再びThrill Rideの構えに入ったが、KUSHIDAは電光石火のバック・トゥ・ザ・フューチャーを爆発。藤田は返せず3カウントが入った。 寝技戦の末にKUSHIDAが藤田の連勝を3で止めた。「紛れもなくKUSHIDAと藤田晃生しかできない試合だったな」と振り返ったKUSHIDAは「藤田晃生、新日本プロレスの匂いがしました。最高。この感じ、今までの新日本プロレス生え抜きと言われる選手からは感じたことはなかった。マジで正直初めて感じた」と満足げ。「一つモチベーションが今日を経て増えました。藤田晃生ともう一回1対1でタイトルマッチをする。それがIWGPジュニアだったら最高でしょう」とベルトをかけての再戦実現を描いた。 2勝2敗となったKUSHIDAの次戦は5・18八王子大会のダイヤ戦。初黒星を喫した藤田はエックスとの対戦を控える。 【KUSHIDAの話】「(※胡座をかいて)紛れもなくKUSHIDAと藤田晃生しかできない試合だったな。他のジュニアの選手じゃこういった試合にはならないだろう。それはまた僕自身もしかり。俺は匂いを嗅ぎたい変態なもんで、CMLL行ったらウルティモ・ゲレーロからCMLLの匂いを嗅ぎ、ミスティコから匂いを嗅ぎ、アメリカ行ったらそりゃトリプルHとショーン・マイケルズの匂いを嗅ぎ、新日本プロレスでは棚橋弘至、その前はTAJIRIさん、その前で言うと桜庭さん。そういう匂いを嗅いでここまで世界を渡り歩いて来たんだ。藤田晃生、新日本プロレスの匂いがしました。最高。この感じ、今までの新日本プロレス生え抜きと言われる選手からは感じたことはなかった。マジで正直初めて感じた。だからこういう試合になったと思う。AEW行ったらAEWの試合すりゃいいんだよ。CMLL行ったらCMLLの試合すりゃいいんだよ。新日本プロレスの若手がAEWみたいな、CMLLの試合してどうすんだよ。新日本プロレスの試合しなくちゃいけないでしょう。俺は生え抜きじゃないけど、プロレス界を渡り歩いてきたプライドがあるから。よし、一つモチベーションが増えて、今日を経て増えました。藤田晃生ともう一回1対1でタイトルマッチをする。それがIWGPジュニアだったら最高でしょう。今、チャンピオンはデスペラード? その前には優勝。同じブロックには藤田晃生か。まぁいいよ。アイツもいろいろと倒さなきゃいけない相手がいるでしょう。この先、いつどのタイミングでクロスするか? 俺も新日本プロレス、そして世界、ますます腕を磨いておくから。どっちが歳上とか、どっちがキャリア上とか関係ないよ。凄ぇレスラーだから。世界で倍キャリアが下の人間にも負けた。実力派ではないギミックレスラーと言われるレスラーにもいっぱい負けてるよ。NXTに行った時なんて入って2年目の大学オリンピックチャンピオンとかね、アメフトのチャンピオンとか、それにもポンポンいかれてるから。歳上、歳下、なんの忖度も差別もない。あの性格だからもう一回やれって言ってくるでしょう。受けて立ちますよ。そして俺もやりたい。俺もやらせてください。それまで腕を磨いておく」 【藤田の話】「(※床に座り込んで)強ぇな。当たり前だけど強ぇな。新日本の今の野毛道場教えてくれとか、あの人言ってたな。仲間じゃねぇし腹立つしムカつくしプライドあるけど、今日アンタの試合で学べたもんがあるぞ。まぁそれで次やった時はアンタを食ってやる。今の野毛道場もそうかもしんねぇけど、俺にはTMDKのプライドがあんだ。やられたまんまで終われるか。クソーッ! 全勝、全勝できなかったな。でもな、お前をぶっ飛ばす機会は絶対また巡ってくると思うから、その時までに俺は絶対お前を超えてみせる。以上」
『セキチュー Presents BEST OF THE SUPER Jr.32』
国立代々木競技場 第二体育館(2025年5月17日)
Aブロック公式戦 ○KUSHIDAvs藤田晃生×
KUSHIDAが息づまるグラウンド戦の末に藤田の連勝を3でストップ。「藤田晃生ともう一回1対1でタイトルマッチをする」と再戦実現を描いた。
スーパージュニア最年少優勝を狙う藤田はここまでAブロック唯一の3連勝。5・14後楽園大会ではヒロム超えを果たしてみせた。4戦目となったこの日、1勝2敗のKUSHIDAと対決した。
藤田は裸足で出陣。「まだ新日本プロレス、上野毛道場、生え抜き、それの真髄には触れられてねぇんじゃねぇかなと思って。若い世代から教えてもらう、教えを請う。これも一つやるべき仕事かな」と話していたKUSHIDAは呼応するように入場後、リングシューズを脱いだ。
両者はグラウンドでの攻防を展開。KUSHIDAがフロントネックロックや三角絞めを仕掛ければ、藤田はスリーパーを狙う。阻止したKUSHIDAはヒザ十字固めで絡みつく。すぐさま逃れた藤田は投げを打ち、フロントネックロックへ。切り抜けたKUSHIDAは側転からサイドポジションを取ったが、藤田もしのいだ。
スタンドでの差し合いからバックを取った藤田は強引にスリーパーに持ち込もうとしたが、KUSHIDAも決めさせない。自ら飛びついてグラウンドに引き込もうとすると、阻止した藤田は逆片エビ固めの構え。KUSHIDAが飛びつき腕十字を仕掛けても藤田が極めさせず。逆に飛びつき腕ひしぎ逆十字を狙う。アンクルの取り合いからKUSHIDAが卍固めを仕掛けた。
馬乗りになったKUSHIDAは掌底を連発し、腕十字を狙う。しのいだ藤田はネ申スペシャルに持ち込もうとするものの決められない。ならばと藤田はショルダーアームブリーカーを連発し、KUSHIDAが左腕にミドルキックを叩き込んでもジャーマンでぶん投げる。Thrill RideはKUSHIDAが食い止め、ハイキックで逆襲。フロントネックロックに捕まってもジャーマンで投げたが、藤田は2カウントで返すと同時にチキンウイングアームロックで捕らえた。
ピンチを迎えたKUSHIDAだが、意地でもギブアップしない。ローリングで体を入れ替えると、手首も固めるホバーボードロックで捕獲。耐えた藤田はバック・トゥ・ザ・フューチャーをフロントネックロックで切り返し、再びThrill Rideの構えに入ったが、KUSHIDAは電光石火のバック・トゥ・ザ・フューチャーを爆発。藤田は返せず3カウントが入った。
寝技戦の末にKUSHIDAが藤田の連勝を3で止めた。「紛れもなくKUSHIDAと藤田晃生しかできない試合だったな」と振り返ったKUSHIDAは「藤田晃生、新日本プロレスの匂いがしました。最高。この感じ、今までの新日本プロレス生え抜きと言われる選手からは感じたことはなかった。マジで正直初めて感じた」と満足げ。「一つモチベーションが今日を経て増えました。藤田晃生ともう一回1対1でタイトルマッチをする。それがIWGPジュニアだったら最高でしょう」とベルトをかけての再戦実現を描いた。
2勝2敗となったKUSHIDAの次戦は5・18八王子大会のダイヤ戦。初黒星を喫した藤田はエックスとの対戦を控える。
【KUSHIDAの話】「(※胡座をかいて)紛れもなくKUSHIDAと藤田晃生しかできない試合だったな。他のジュニアの選手じゃこういった試合にはならないだろう。それはまた僕自身もしかり。俺は匂いを嗅ぎたい変態なもんで、CMLL行ったらウルティモ・ゲレーロからCMLLの匂いを嗅ぎ、ミスティコから匂いを嗅ぎ、アメリカ行ったらそりゃトリプルHとショーン・マイケルズの匂いを嗅ぎ、新日本プロレスでは棚橋弘至、その前はTAJIRIさん、その前で言うと桜庭さん。そういう匂いを嗅いでここまで世界を渡り歩いて来たんだ。藤田晃生、新日本プロレスの匂いがしました。最高。この感じ、今までの新日本プロレス生え抜きと言われる選手からは感じたことはなかった。マジで正直初めて感じた。だからこういう試合になったと思う。AEW行ったらAEWの試合すりゃいいんだよ。CMLL行ったらCMLLの試合すりゃいいんだよ。新日本プロレスの若手がAEWみたいな、CMLLの試合してどうすんだよ。新日本プロレスの試合しなくちゃいけないでしょう。俺は生え抜きじゃないけど、プロレス界を渡り歩いてきたプライドがあるから。よし、一つモチベーションが増えて、今日を経て増えました。藤田晃生ともう一回1対1でタイトルマッチをする。それがIWGPジュニアだったら最高でしょう。今、チャンピオンはデスペラード? その前には優勝。同じブロックには藤田晃生か。まぁいいよ。アイツもいろいろと倒さなきゃいけない相手がいるでしょう。この先、いつどのタイミングでクロスするか? 俺も新日本プロレス、そして世界、ますます腕を磨いておくから。どっちが歳上とか、どっちがキャリア上とか関係ないよ。凄ぇレスラーだから。世界で倍キャリアが下の人間にも負けた。実力派ではないギミックレスラーと言われるレスラーにもいっぱい負けてるよ。NXTに行った時なんて入って2年目の大学オリンピックチャンピオンとかね、アメフトのチャンピオンとか、それにもポンポンいかれてるから。歳上、歳下、なんの忖度も差別もない。あの性格だからもう一回やれって言ってくるでしょう。受けて立ちますよ。そして俺もやりたい。俺もやらせてください。それまで腕を磨いておく」
【藤田の話】「(※床に座り込んで)強ぇな。当たり前だけど強ぇな。新日本の今の野毛道場教えてくれとか、あの人言ってたな。仲間じゃねぇし腹立つしムカつくしプライドあるけど、今日アンタの試合で学べたもんがあるぞ。まぁそれで次やった時はアンタを食ってやる。今の野毛道場もそうかもしんねぇけど、俺にはTMDKのプライドがあんだ。やられたまんまで終われるか。クソーッ! 全勝、全勝できなかったな。でもな、お前をぶっ飛ばす機会は絶対また巡ってくると思うから、その時までに俺は絶対お前を超えてみせる。以上」