【AEW】オカダが3年8ヵ月ぶり対決で飯伏に快勝 ケニーとのダブルタイトル戦へ弾み 2025/7/3

 AEWダイナマイトが現地時間2日、カリフォルニア州オンタリオで行われ、AEWコンチネンタル王者オカダ・カズチカが3年8ヵ月ぶりの再会対決となった飯伏幸太に快勝。インターナショナル王者ケニー・オメガとのダブルタイトルマッチへ向けて弾みをつけた。

 盟友ケニーが7・12『オール・イン・テキサス』でオカダとのダブルタイトル戦=ユニファイド王座戦を控える中、飯伏は先週、AEW復帰戦に登場。トレント・バレッタに快勝し、試合後、オカダと乱闘を展開した。そしてダイナマイト300回記念大会となったこの日、オカダとの一騎打ちが実現。両者は飯伏の右肩脱臼でオカダが勝利した新日本2021年10・21日本武道館大会におけるG1 CLIMAX優勝戦以来、3年8ヵ月ぶりの対決となった。

 現地ファンの大歓声の中、開始のゴングを聞くと、挑発行為を連発するオカダに対し、飯伏がレッグラリアット、プランチャで先制。オカダがリング内外でDDTを決めても、飯伏はドロップキックで反撃。ミドルキック連打、掌底連打、ソバットと打撃ラッシュを浴びせ、その場飛びムーンサルト、ランニングニーの波状攻撃に出た。

 オカダもフラップジャックで飯伏の攻勢を止め、マネーインクで絞め上げる。リバースネックブリーカー、ダイビングエルボードロップと得意技を連発し、レインメーカーを阻止されても正面飛びドロップキックでコーナーまで吹き飛ばし、エルボーを乱れ打った。

 すると飯伏もナックルパンチ連打で倍返し。レインメーカーをかいくぐってラリアットを振り抜く。コーナーダイブはオカダが食い止め、ジャーマンで投げても、レインメーカーを再び回避した飯伏はハイキックをさく裂。「イブシ!」コールの中、雪崩式タイガードライバーの荒技を敢行した。

 ピンチを迎えたオカダだったが、3カウント寸前にキックアウト。ならばと飯伏はカミゴェの構えに入ったが、オカダは決めさせない。ショートレンジラリアットでねじ伏せると、カウンターのドロップキックを顔面にさく裂。すかさずレインメーカーを叩き込んで一気に3カウントを奪った。

 オカダが飯伏との再会対決に快勝。ケニーとのユニファイド王座戦へ向けて弾みをつけた。試合後、ドン・キャリス・ファミリーでオカダと共闘するロッキー・ロメロが飯伏を暴行。ランス・アーチャーがチョークスラムの構えに入ったが、ここでケニーがイスを手に駆けつけ、飯伏を救出した。バレッタがケニーの背後から凶器攻撃を狙っても、飯伏が奪い取ると、ゴールデン・ラヴァーズはパワーボムとジャーマンの合体技で返り討ち。ケニーと飯伏が抱き合うと、場内は大歓声に包まれた。