【WWE】アスカがカイリとの女子タッグ王座挑戦へ豪語 「ここまで阿吽の呼吸で分かり合えるタッグチームはない」 2025/7/10
アスカが10日、7・13『エボリューション』における女子タッグ王座挑戦へ向けてリモート会見を行った。 昨年5月から足の負傷のため長期欠場中だったアスカは6・16ロウで1年1ヵ月ぶりに復帰。クイーン・オブ・ザ・リング決勝進出を果たし、優勝はならなかったものの、今月7日のロウでカイリ・セインとのカブキ・ウォリアーズを復活。女子のみの大会『エボリューション』で王者ロクサーヌ・ペレス&ラケル・ロドリゲス、シャーロット・フレアー&アレクサ・ブリス、ソル・ルカ&ザリアと対戦する女子タッグ王座フェイタル4WAY戦が決まった。 この日、リモート会見したアスカはタッグ王座戦へ向けた意気込みなどを語った。「これまでWWEの女子部門を引っ張ってきたつもりがありますし、私が加わって女子の存在感は確実に変わってきたと思ってる」と自負するアスカにとって女子のみのビッグマッチは歓迎すべきことで、「男子の方が多いですし、試合数もやっぱり男子の方が断然多いんですけど、その中で女子が主役になるというのは非常に大切な大会」と気を引き締めている。 勝利すればカブキ・ウォリアーズとして3度目の戴冠。パートナーのカイリとは久々の合体となるが、チームワークに不安はない。アスカにとってカイリは「ホントに楽しいというか、カイリちゃんがいることによって癒されるというか。そういうところでリラックスできる」存在で、「こうやって欲しいなって思ったことをわかって空気読んでやってくれるところがあったりとか。カイリちゃんこれ求めてんのかなと思ったら、私もそっちにしたりとか。ここまで阿吽の呼吸で分かり合えるタッグチームはない」と王座戦へ向けて絶対的な自信を強調した。 「できなくなった技とかもあるんですよ。足の重心の問題で。それをカバーする技をいくつか考えることができて、また新しい自分が見せられるかな」と新たな一面も披露する構えのアスカは「私とカイリちゃんがベルト獲ったらベルト保持最長記録を更新なんですよ。カブキ・ウォリアーズが再びタッグを組んでチャンピオンになるぞ」と予告してみせた。 カブキ・ウォリアーズが女子タッグ王座に挑戦する『エボリューション』は7月14日午前8時よりABEMAで生中継される。 【リモート会見の模様】 ――1年1ヵ月ぶりの復帰おめでとうございます。 ▼アスカ「ありがとうございます。やっとこさで帰ってきました」 ――復帰戦がフェイタル4WAY戦だったが? ▼アスカ「ケガする前が本当に忙しくて。その前はカイリちゃんと組んでタッグチャンピオンやったんですけど、ほんでロウ行って、スマック行って、NXT行って、PPVあってみたいな感じで、凄くたくさんありすぎて、涙出るぐらいしんどかったんですけど、それがあってコンディションがちょっとちゃんとできてなかったのもあってケガをしてしまって、休んだんですけど。サミ・ゼインも言ってたんですけど、休んでるときに他の人の試合とか自分の試合とか昔の試合とかを見た時に、こんな試合できんのっていう気持ちになっちゃうんですよ。動いてないんで。足なので練習がほとんどできないじゃないですか。リハビリばかりで。本当は半年ぐらいで復帰できるやろって話だったんですけど、なかなか復帰できなくて、私もホンマにちゃんと体力戻るのかっていう不安もあって。ちょっとやりすぎたっていうところもあって、もしかしたら、それが原因で伸びたんかもしれんなとも思ってるんですけど。それがあったんで、本当にだいぶ緊張しましたね、復帰戦は。ホンマに元に戻ってるのかっていう不安がありました」 ――クイーン・オブ・ザ・リング決勝戦は残念な結果だったが感触はつかめた? ▼アスカ「それが3試合目やったんですけど、ジェイド(・カーギル)との戦いやって、シングルはホンマに久しぶりで、1年1ヵ月休んでましたけど、その前からもタッグが多かったんで、シングルがホンマに久しぶりで。自分の中でもちょっと忘れてたことをジェイドと試合をすることによって思い出させてもらったみたいな、そんなところはありますね。アスカってどんな存在やったかな、どんな試合してたかなというのをちょっと忘れてたというか、シングル自体がホンマ久しぶりやったんで、それを思い出させてもらったなという気持ちです」 ――どんなリハビリ、トレーニングをしていた? ▼アスカ「ホンマに動けないので、最初の方はマッサージとか。筋トレもほぼできない状況で、息上げとかもできないんですよ。めっちゃ不安になりましたね(苦笑) 結局1年やったんですけど、半年前ぐらいにやっとこさ、ちょっと動けるようになったかなっていうので。最初の方はマッサージぐらいで、あとは筋トレを徐々に増やしていって、元に戻していくっていう形ですね」 ――『エボリューション』は女子だけの大会になるが、思い入れは? ▼アスカ「『エボリューション』はやっぱり私自身にとっても意味がある大会やなと思っていて。これまでWWEの女子部門を引っ張ってきたつもりがありますし、私が加わって女子の存在感は確実に変わってきたと思ってるんで。エボリューションという言葉には自分のこれまでの歩みみたいなものが重なる気持ちがありますかね」 ――2018年の第1回大会はバトルロイヤルに出場しているが? ▼アスカ「いいなと思いますね。結局、男子の方が多いですし、試合数もやっぱり男子の方が断然多いんですけど、その中で女子が主役になるというのは非常に大切な大会だなと思います」 ――今週のロウでカブキ・ウォリアーズが復活し、女子タッグ王座戦が決まったが? ▼アスカ「私、カイリちゃんとのタッグってホントに楽しいというか、カイリちゃんがいることによって癒されるというか。そういうところでリラックスできるところがあって。ムードメーカーみたいなところがあるんですけど、試合中も緊張感もありつつなんですけど、しっかりとチームワークでやっていける。そんな信頼できるカイリちゃんと(挑戦)できるのは、またできるのかってうれしさがありますね。私とカイリちゃんがベルト獲ったらベルト保持最長記録を更新なんですよ。カブキ・ウォリアーズが再びタッグを組んでチャンピオンになるぞ」 ――サマースラムが2日間で開催されるが、それを最初に聞いた時はどう思った? ▼アスカ「最初、レッスルマニアも私が来た時には一日やったんで。そこから2日間になって、女子の試合も増えるんですね。なので、サマースラムが2日間になることによって、さらに女子が盛り上がるなと思いました」 ――サマースラムはどのぐらい盛り上がる大会? ▼アスカ「レッスルマニアの次ぐらいに大きな、WWEにとって歴史のある大会ですから。サマースラムに出るってなったら、ウヘヘって感じじゃないですか。他のWWE以外の選手も出たいと思うような大舞台だと思います」 ――出場したらどんなパフォーマンスを見せたい? ▼アスカ「今までのアスカちゃんを見せるっていうところじゃないですかね。アスカってこういう選手なんだっていうところを見せられたらいいなとは思ってますけど。他とは違うなってところをお見せできたらと思います」 ――復帰前と復帰後のWWE女子部門に変化は感じている? ▼アスカ「確かにNXTからたくさんの女子選手が増えてましたね。フレッシュになったなという感じはしますね」 ――ジュリア選手もメインロースターに上がったが、新たな刺激を受けている? ▼アスカ「そうですね。メッチャ頑張ってるなと思って。あいさつはしてたんですけど、こないだサウジアラビアの時に飛行機が隣やったんで、メチャメチャいろんな話をしました。3時間ぐらいしゃべったんちゃうかなと思うぐらいしましたね。凄く気合が入っていて、NXTの期間がメチャクチャ短いじゃないですか。だから凄いことでもあるし、大変なことはたくさんあると思うんですけど、ホンマに頑張ってほしいと思ってます」 ――アスカ選手をはじめ日本人選手がWWEファンに受け入れられているのは、日本人ならではの強みがある? ▼アスカ「本当に試合スタイルもそれぞれなんで、あれですけど。日本人だからとかではなくて、日本で選ばれた人たちが来てるわけだから人気があるというところなんちゃうかなと思いますけど。日本人の強みやからとか、そんなんじゃなくって、日本人で選ばれた人が来たって感じなんちゃうかなと思いますけどね」 ――里村明衣子選手の引退時のメッセージで後進の指導に興味があると言っていたが、具体的に考えていることはある? ▼アスカ「いやいや、まだ具体的に考えてるとかはないですけど、今までやってきたことを伝えていかないといけないなというのは自分の中でありましたし、里村さんを見ててそう思いましたし。自分だけが上登って終わるってことはよくないんじゃないかなと思ってます。何か残せるものを残していかないといけないなと思ってます」 ――WWEに上がるようになって10年になるが… ▼アスカ「10年になりますかね。やばい」 ――10年間続けるモチベーションは? ▼アスカ「モチベーションはね、メッチャ大変ですよ。気持ちが落ちる時もありますし、その時その時を乗り越えるっていう感じですかね。変わったというか、前のWWEのスタイルと今のWWEのスタイルというか、流行りも変わってきてますし、会社から求められてることも違うっていうか。そういうところで少し変化を自分の中でしていかないといけないところも難しいと思います」 ――求められることが数年単位で変化すると? ▼アスカ「そうですね。会社の体制も変わってきてるので、それとともに求められるものも変わってきてるなと思っていて。そちらに寄せるべきなのかなとも思ってたんですけど、やっぱり寄せてしまったら自分の魅力がなくなるなっていうのがあって、そのまま突き通すことにしました」 ――復帰してからヒップアタックを決め技にしているが? ▼アスカ「ヒップアタックはやっぱ思い入れのある技ではあったんですけど、なかなか出してなかったんですよ。別にこれといったことはないんですけど。あの技はもう私がデビューした時からずっと使ってる技で。初心に戻るという気持ちもあって再び使うようになったという感じです」 ――イヨ・スカイ選手がダメージCTRLは終わったと言っていたが? ▼アスカ「ダメージCTRLは最初、ベイリーが中心となってイヨちゃんとかで作ってきたユニットなんで、私とカイリは途中から加わったという立場なんですけど、ダメージCTRLは私たちがいなくても成立してた強いチームなので、自然と私はカブキ・ウォリアーズとしての活躍の方に気持ちが向いてるというところですかね」 ――長期欠場中に強化した部分、心がけた部分は? ▼アスカ「そうですね。ホントにケガする前が忙しすぎたのもあって、流されて、やることをこなしてきたとこがあったんですけど、休んでしっかりと考えることができたのもあって、自分自身を見つめ直すことができたっていうところなんですけど。結局、会社の体制も変わって、求められてるものも変わってきたというのもあるんですけど、それに合わせて自分もスタイルとか合せていかないといけないかなと思ってたんですけど、結局いろいろ考えて。そうすると自分らしさがなくなっていくなというのがあって。自分らしさをそのままキープするには、変わることはしなくていいなってところで、そのままのスタイルでやっていこうというところですかね。あとはマイナスがあるとしたら、できなくなった技とかもあるんですよ。足の重心の問題で。それをカバーする技をいくつか考えることができて、また新しい自分が見せられるかなという楽しみがあります」 ――今回、勝利すればカブキ・ウォリアーズとして3度目の戴冠になるが、タッグ王座への思い入れは? ▼アスカ「タッグはカイリちゃんと組んでるのもあるし、シャーロット、アレクサともあるんですけど。一番最長記録持ってんのがカブキ・ウォリアーズ、カイリちゃんとのタッグなんですけど。やっぱりカイリちゃんとのタッグはこうやって欲しいなって思ったことをわかって空気読んでやってくれるところがあったりとか。カイリちゃんもそうだと思うんですよ。カイリちゃん、これ求めてんのかなと思ったら、私もそっちにしたりとか。そういうふうに分かり合えるチームってなかなかなくて。日本の時から、ほかの人と組んだりいろいろしましたけど、ここまで阿吽の呼吸で分かり合えるタッグチームはないなと思ってます」 ――ジュリア選手の活躍はどう見ている? ▼アスカ「頑張ってるなと思います。っていうのもNXTで私、本当に大変だったんですよ。NXTに初めて入った時にこんなにも試合スタイルが違うかとか、試合構築だったりとか、求められてるものが違ったりして、こりゃ大変やなって思ってたんですよ。NXTでいろいろ学んで、プロモクラスとかいろいろあるんですよ。自分を表現する、マイクを持ってどうやって表現するかとか、そういうのもあったりとか、いろんな勉強をして、やっとこさロウ、スマックに出れるみたいな。というのがあるんですけど、それを短い間でロウ、スマックにすぐにいったわけじゃないですか。本当に大変だと思います。大変なところを一生懸命頑張ってやってるなっていうのもありますし、チャンピオンにもなりましたし。こないだのサウジでも飛行機が隣だったんで、ずっとしゃべってたんですけど、そういう話をしたりとか。チャンピオンになった後もしゃべりましたし、本当に頑張ってるなと思います」
アスカが10日、7・13『エボリューション』における女子タッグ王座挑戦へ向けてリモート会見を行った。
昨年5月から足の負傷のため長期欠場中だったアスカは6・16ロウで1年1ヵ月ぶりに復帰。クイーン・オブ・ザ・リング決勝進出を果たし、優勝はならなかったものの、今月7日のロウでカイリ・セインとのカブキ・ウォリアーズを復活。女子のみの大会『エボリューション』で王者ロクサーヌ・ペレス&ラケル・ロドリゲス、シャーロット・フレアー&アレクサ・ブリス、ソル・ルカ&ザリアと対戦する女子タッグ王座フェイタル4WAY戦が決まった。
この日、リモート会見したアスカはタッグ王座戦へ向けた意気込みなどを語った。「これまでWWEの女子部門を引っ張ってきたつもりがありますし、私が加わって女子の存在感は確実に変わってきたと思ってる」と自負するアスカにとって女子のみのビッグマッチは歓迎すべきことで、「男子の方が多いですし、試合数もやっぱり男子の方が断然多いんですけど、その中で女子が主役になるというのは非常に大切な大会」と気を引き締めている。
勝利すればカブキ・ウォリアーズとして3度目の戴冠。パートナーのカイリとは久々の合体となるが、チームワークに不安はない。アスカにとってカイリは「ホントに楽しいというか、カイリちゃんがいることによって癒されるというか。そういうところでリラックスできる」存在で、「こうやって欲しいなって思ったことをわかって空気読んでやってくれるところがあったりとか。カイリちゃんこれ求めてんのかなと思ったら、私もそっちにしたりとか。ここまで阿吽の呼吸で分かり合えるタッグチームはない」と王座戦へ向けて絶対的な自信を強調した。
「できなくなった技とかもあるんですよ。足の重心の問題で。それをカバーする技をいくつか考えることができて、また新しい自分が見せられるかな」と新たな一面も披露する構えのアスカは「私とカイリちゃんがベルト獲ったらベルト保持最長記録を更新なんですよ。カブキ・ウォリアーズが再びタッグを組んでチャンピオンになるぞ」と予告してみせた。
カブキ・ウォリアーズが女子タッグ王座に挑戦する『エボリューション』は7月14日午前8時よりABEMAで生中継される。
【リモート会見の模様】
――1年1ヵ月ぶりの復帰おめでとうございます。
▼アスカ「ありがとうございます。やっとこさで帰ってきました」
――復帰戦がフェイタル4WAY戦だったが?
▼アスカ「ケガする前が本当に忙しくて。その前はカイリちゃんと組んでタッグチャンピオンやったんですけど、ほんでロウ行って、スマック行って、NXT行って、PPVあってみたいな感じで、凄くたくさんありすぎて、涙出るぐらいしんどかったんですけど、それがあってコンディションがちょっとちゃんとできてなかったのもあってケガをしてしまって、休んだんですけど。サミ・ゼインも言ってたんですけど、休んでるときに他の人の試合とか自分の試合とか昔の試合とかを見た時に、こんな試合できんのっていう気持ちになっちゃうんですよ。動いてないんで。足なので練習がほとんどできないじゃないですか。リハビリばかりで。本当は半年ぐらいで復帰できるやろって話だったんですけど、なかなか復帰できなくて、私もホンマにちゃんと体力戻るのかっていう不安もあって。ちょっとやりすぎたっていうところもあって、もしかしたら、それが原因で伸びたんかもしれんなとも思ってるんですけど。それがあったんで、本当にだいぶ緊張しましたね、復帰戦は。ホンマに元に戻ってるのかっていう不安がありました」
――クイーン・オブ・ザ・リング決勝戦は残念な結果だったが感触はつかめた?
▼アスカ「それが3試合目やったんですけど、ジェイド(・カーギル)との戦いやって、シングルはホンマに久しぶりで、1年1ヵ月休んでましたけど、その前からもタッグが多かったんで、シングルがホンマに久しぶりで。自分の中でもちょっと忘れてたことをジェイドと試合をすることによって思い出させてもらったみたいな、そんなところはありますね。アスカってどんな存在やったかな、どんな試合してたかなというのをちょっと忘れてたというか、シングル自体がホンマ久しぶりやったんで、それを思い出させてもらったなという気持ちです」
――どんなリハビリ、トレーニングをしていた?
▼アスカ「ホンマに動けないので、最初の方はマッサージとか。筋トレもほぼできない状況で、息上げとかもできないんですよ。めっちゃ不安になりましたね(苦笑) 結局1年やったんですけど、半年前ぐらいにやっとこさ、ちょっと動けるようになったかなっていうので。最初の方はマッサージぐらいで、あとは筋トレを徐々に増やしていって、元に戻していくっていう形ですね」
――『エボリューション』は女子だけの大会になるが、思い入れは?
▼アスカ「『エボリューション』はやっぱり私自身にとっても意味がある大会やなと思っていて。これまでWWEの女子部門を引っ張ってきたつもりがありますし、私が加わって女子の存在感は確実に変わってきたと思ってるんで。エボリューションという言葉には自分のこれまでの歩みみたいなものが重なる気持ちがありますかね」
――2018年の第1回大会はバトルロイヤルに出場しているが?
▼アスカ「いいなと思いますね。結局、男子の方が多いですし、試合数もやっぱり男子の方が断然多いんですけど、その中で女子が主役になるというのは非常に大切な大会だなと思います」
――今週のロウでカブキ・ウォリアーズが復活し、女子タッグ王座戦が決まったが?
▼アスカ「私、カイリちゃんとのタッグってホントに楽しいというか、カイリちゃんがいることによって癒されるというか。そういうところでリラックスできるところがあって。ムードメーカーみたいなところがあるんですけど、試合中も緊張感もありつつなんですけど、しっかりとチームワークでやっていける。そんな信頼できるカイリちゃんと(挑戦)できるのは、またできるのかってうれしさがありますね。私とカイリちゃんがベルト獲ったらベルト保持最長記録を更新なんですよ。カブキ・ウォリアーズが再びタッグを組んでチャンピオンになるぞ」
――サマースラムが2日間で開催されるが、それを最初に聞いた時はどう思った?
▼アスカ「最初、レッスルマニアも私が来た時には一日やったんで。そこから2日間になって、女子の試合も増えるんですね。なので、サマースラムが2日間になることによって、さらに女子が盛り上がるなと思いました」
――サマースラムはどのぐらい盛り上がる大会?
▼アスカ「レッスルマニアの次ぐらいに大きな、WWEにとって歴史のある大会ですから。サマースラムに出るってなったら、ウヘヘって感じじゃないですか。他のWWE以外の選手も出たいと思うような大舞台だと思います」
――出場したらどんなパフォーマンスを見せたい?
▼アスカ「今までのアスカちゃんを見せるっていうところじゃないですかね。アスカってこういう選手なんだっていうところを見せられたらいいなとは思ってますけど。他とは違うなってところをお見せできたらと思います」
――復帰前と復帰後のWWE女子部門に変化は感じている?
▼アスカ「確かにNXTからたくさんの女子選手が増えてましたね。フレッシュになったなという感じはしますね」
――ジュリア選手もメインロースターに上がったが、新たな刺激を受けている?
▼アスカ「そうですね。メッチャ頑張ってるなと思って。あいさつはしてたんですけど、こないだサウジアラビアの時に飛行機が隣やったんで、メチャメチャいろんな話をしました。3時間ぐらいしゃべったんちゃうかなと思うぐらいしましたね。凄く気合が入っていて、NXTの期間がメチャクチャ短いじゃないですか。だから凄いことでもあるし、大変なことはたくさんあると思うんですけど、ホンマに頑張ってほしいと思ってます」
――アスカ選手をはじめ日本人選手がWWEファンに受け入れられているのは、日本人ならではの強みがある?
▼アスカ「本当に試合スタイルもそれぞれなんで、あれですけど。日本人だからとかではなくて、日本で選ばれた人たちが来てるわけだから人気があるというところなんちゃうかなと思いますけど。日本人の強みやからとか、そんなんじゃなくって、日本人で選ばれた人が来たって感じなんちゃうかなと思いますけどね」
――里村明衣子選手の引退時のメッセージで後進の指導に興味があると言っていたが、具体的に考えていることはある?
▼アスカ「いやいや、まだ具体的に考えてるとかはないですけど、今までやってきたことを伝えていかないといけないなというのは自分の中でありましたし、里村さんを見ててそう思いましたし。自分だけが上登って終わるってことはよくないんじゃないかなと思ってます。何か残せるものを残していかないといけないなと思ってます」
――WWEに上がるようになって10年になるが…
▼アスカ「10年になりますかね。やばい」
――10年間続けるモチベーションは?
▼アスカ「モチベーションはね、メッチャ大変ですよ。気持ちが落ちる時もありますし、その時その時を乗り越えるっていう感じですかね。変わったというか、前のWWEのスタイルと今のWWEのスタイルというか、流行りも変わってきてますし、会社から求められてることも違うっていうか。そういうところで少し変化を自分の中でしていかないといけないところも難しいと思います」
――求められることが数年単位で変化すると?
▼アスカ「そうですね。会社の体制も変わってきてるので、それとともに求められるものも変わってきてるなと思っていて。そちらに寄せるべきなのかなとも思ってたんですけど、やっぱり寄せてしまったら自分の魅力がなくなるなっていうのがあって、そのまま突き通すことにしました」
――復帰してからヒップアタックを決め技にしているが?
▼アスカ「ヒップアタックはやっぱ思い入れのある技ではあったんですけど、なかなか出してなかったんですよ。別にこれといったことはないんですけど。あの技はもう私がデビューした時からずっと使ってる技で。初心に戻るという気持ちもあって再び使うようになったという感じです」
――イヨ・スカイ選手がダメージCTRLは終わったと言っていたが?
▼アスカ「ダメージCTRLは最初、ベイリーが中心となってイヨちゃんとかで作ってきたユニットなんで、私とカイリは途中から加わったという立場なんですけど、ダメージCTRLは私たちがいなくても成立してた強いチームなので、自然と私はカブキ・ウォリアーズとしての活躍の方に気持ちが向いてるというところですかね」
――長期欠場中に強化した部分、心がけた部分は?
▼アスカ「そうですね。ホントにケガする前が忙しすぎたのもあって、流されて、やることをこなしてきたとこがあったんですけど、休んでしっかりと考えることができたのもあって、自分自身を見つめ直すことができたっていうところなんですけど。結局、会社の体制も変わって、求められてるものも変わってきたというのもあるんですけど、それに合わせて自分もスタイルとか合せていかないといけないかなと思ってたんですけど、結局いろいろ考えて。そうすると自分らしさがなくなっていくなというのがあって。自分らしさをそのままキープするには、変わることはしなくていいなってところで、そのままのスタイルでやっていこうというところですかね。あとはマイナスがあるとしたら、できなくなった技とかもあるんですよ。足の重心の問題で。それをカバーする技をいくつか考えることができて、また新しい自分が見せられるかなという楽しみがあります」
――今回、勝利すればカブキ・ウォリアーズとして3度目の戴冠になるが、タッグ王座への思い入れは?
▼アスカ「タッグはカイリちゃんと組んでるのもあるし、シャーロット、アレクサともあるんですけど。一番最長記録持ってんのがカブキ・ウォリアーズ、カイリちゃんとのタッグなんですけど。やっぱりカイリちゃんとのタッグはこうやって欲しいなって思ったことをわかって空気読んでやってくれるところがあったりとか。カイリちゃんもそうだと思うんですよ。カイリちゃん、これ求めてんのかなと思ったら、私もそっちにしたりとか。そういうふうに分かり合えるチームってなかなかなくて。日本の時から、ほかの人と組んだりいろいろしましたけど、ここまで阿吽の呼吸で分かり合えるタッグチームはないなと思ってます」
――ジュリア選手の活躍はどう見ている?
▼アスカ「頑張ってるなと思います。っていうのもNXTで私、本当に大変だったんですよ。NXTに初めて入った時にこんなにも試合スタイルが違うかとか、試合構築だったりとか、求められてるものが違ったりして、こりゃ大変やなって思ってたんですよ。NXTでいろいろ学んで、プロモクラスとかいろいろあるんですよ。自分を表現する、マイクを持ってどうやって表現するかとか、そういうのもあったりとか、いろんな勉強をして、やっとこさロウ、スマックに出れるみたいな。というのがあるんですけど、それを短い間でロウ、スマックにすぐにいったわけじゃないですか。本当に大変だと思います。大変なところを一生懸命頑張ってやってるなっていうのもありますし、チャンピオンにもなりましたし。こないだのサウジでも飛行機が隣だったんで、ずっとしゃべってたんですけど、そういう話をしたりとか。チャンピオンになった後もしゃべりましたし、本当に頑張ってるなと思います」