プロレス/格闘技DX

　ロウが現地時間14日、アラバマ州バーミンガムで行われ、イヨ・スカイが『サマースラム』で王者・ナオミ、リア・リプリーとのトリプルスレット戦で対決する女子世界王座戦リマッチが決まった。

　今年1月に女子世界王座を戴冠したイヨは半年間保持してきたが、前日の7・13『エボリューション』で陥落。リアとの防衛戦に臨んだものの、キャッシュインしたマネー権保持者・ナオミに敗れた。

　新王者・ナオミがこの日のオープニングに登場した。「これは読めなかっただろ? 全員に忠告したはず。誰も読めないはずってね。だから私が女子世界王者になったの」と勝ち誇ったナオミはスマックダウンからロウへの移籍を宣言。「私は歴史を作った。ロウでは新入りだけど、ロッカールームにいるゴミどもに忠告だ。ここから先は危険区域」とロウ女子勢に向けて言い放った。

　するとリアが現れた。ナオミに王座獲りのチャンスを潰されたリアは「一つ覚えときな。危険区域とか関係ない。ブチキレてるからね」と怒声を上げると、「私には二つの目的があった。イヨを倒す。そして女子世界王座を取り戻す。あんたのせいで未達成。おめでとう、ナオミ。あんたも私のターゲットだ」と宣戦布告した。

　そして前王者・イヨがやってきた。「イヨ!」チャントの大合唱の中、「リア、順番を待ちな」と投げかけ、「前女子世界王者はこの私。ナオミ、そのベルトは私が取り返す」と王者に通告。するとナオミは「あんたら二人とも最後尾に並べ。一番後ろだ。お前らは最後」と高笑いを上げた。

　3人が口論に発展すると、アダム・ピアースGMが登場した。「ナオミ、おめでとう。マンデーナイト・ロウへようこそ。昨夜は君のキャリアのハイライトだ。王者にふさわしい」とナオミを祝福し、「イヨとリアが怒る理由もわかる。WWEユニバースを代表して言おう。エボリューションではまさに神試合だった」とイヨとリアを讃えた。

　そしてピアースGMは「あと3週間でサマースラム。史上初の2連戦。史上最大だ。カードも興行収入も最大だ。エボリューションを超えなきゃダメだ」と真夏の祭典に言及。「ぶち上げるぞ。イヨ・スカイvsリア・リプリーvsナオミ、女子世界王座戦だ。サマースラムで伝説を作れ!」と決定。イヨが『サマースラム』で早期奪回に乗り出すことになった。

　今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。