【NOAH】「味わう」宣言の高橋ヒロムに“激辛"予告「こっちがコントロールする」 8・11川崎へ菊池悠斗インタビュー 2025/7/29

 8・11川崎大会で新日本・高橋ヒロムとの一騎打ちが決まった菊池悠斗。

 当初はGHCジュニア王者・YO-HEYが迎え撃つ予定だったが、左眼窩底(がんかてい)骨折で欠場。その緊急事態に名乗りを上げたのが菊池だった。

 関西のプロレスシーンで名を上げ、昨年9月から情熱RATEL'Sの一員としてノアジュニアに参戦。そのアクロバティックさと負けん気の強さで、今ではノアジュニア新世代の一角を担っている。

 アピールが実って日本プロレス界のジュニアシーンを引っ張るヒロムとのスペシャルシングルマッチが決定。緊急事態から千載一遇のチャンスをつかんだ新鋭に、その心境を聞いた。


【菊池悠斗インタビュー】

――7・26京都大会でのアピールが実って、高橋ヒロムとの一騎打ちが正式決定、改めて率直な心境を

▼菊池「YO-HEYさんが怪我してその“枠"が空いたことで、正直いの一番に名乗り出たい気持ちはあったんですけど『所属でもない自分が行っていいのか…』と迷っていた部分もありました。でも同じ情熱RATEL'Sでジュニアと言い切れるのは、もう自分しかいてない。関西の京都で勝った勢いそのまま名乗り出ました。正直、関西中心で試合をしてて高橋ヒロムっていう“スター"と戦えるチャンスってほぼ無いですからね。ここで勝てばもっともっとプロレス界で上に上がっていける、大事な一戦だとは思ってますね」

――京都では「関西から中央に下剋上や!」との発言もありました

▼菊池「去年の9月からNOAHにも上がり始めましたけど、9年間ずっと関西で試合してきた菊池悠斗をもっともっと広めたい…っていう意識が強いんで。関西のプロレスをナメられたくない気持ちも強いんですよ。過去いろんな先輩に教わったり、やり合ったりして関西でのし上がってきた部分があるんで。ずっと関西のレスラーとして『ナメんなよ!』って思ってる部分があるんですよね。今関西で闘っていて、中央でも闘ってる自分だからこそ、あの言葉が出たって感じですね」

――改めて高橋ヒロムにはどんな印象を持っていた?

▼菊池「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの一員で、IWGPジュニアも何回も巻いてて…日本のジュニアのトップの一人ですよね。今は違いますけど、もともと自分もコスチュームだったり髪の毛の色がは赤だったんで、多少意識してみてた部分はあったりして。海外でルチャも経験しててオールラウンダー。でも、そこまで飛んだり跳ねたりしないから、自分とは違うタイプだとは思うんですけど、違うタイプだからこそ面白いなと。あの独特な世界観に触れるのも楽しみですし」

――その高橋ヒロムの世界観、存在感をどう打ち破ってやりたい?

▼菊池「自分のスタイルで全部上回っていきたい。こっちのペースに引きずり込むのが一番大事だと思ってるんで。自分は気の強さや根性じゃ誰にも負けない。そこを尖らせれば、高橋ヒロムに“世界観の勝負"でも正直勝てるんじゃないかなとは思ってますね。攻めてようが、やられてようが、負けん気の強さを出して、逆にこっちが高橋ヒロムをコントロールしてやろうかなって思ってますね」

――ヒロム選手は『ノアジュニアを真正面から正々堂々味わいに来た』と言っていたが、一番最初にいきなりどんな“味"を味わわせてやりたい?

▼菊池「激辛ですね。刺激的で、口に入れたら思わず吐き出したくなるぐらいの。RATEL'Sのラーテルは世界で一番恐れ知らずの動物。相手が高橋ヒロムやからといって恐れてる部分は一切ないんで。逆に向こうが『怖いな、ノアジュニアにはこんな選手がいたんか…』ってビビるぐらいの刺激的な味を味わわせてやりますよ。確かに自分はノアジュニアの教えを受けて育ってきた選手ではないですけど、昨年9月からずっとノアジュニアで闘ってきましたから。この状況になったんやったら、堂々とノアジュニアを堪能してもらったうえで、ノアジュニアのレベルの高さっていうのを見せつけたい」

――情熱RATEL'Sの一員としては…

▼菊池「タッグマッチで当たった後楽園で、高橋ヒロムが『情熱!』って叫んでしまっているんで、逆にいうといい感じでコントロールでき始めてるんじゃないかな?とは思いますね。飲み込まれつつあるんじゃないかな?と」

――ヒロム選手はGHCジュニアの次期挑戦権を持っている選手、勝ったらその“ヒロムの首"という実績はどう使っていきたい?

▼菊池「正直、菊池悠斗が高橋ヒロムに勝つ…っていうのは、誰も想像してないことやと思うんですよね。それを成し遂げようと思ってるんで。勝ったら当然、自分がすぐにGHCジュニアに行きたい…って気持ちももちろんあるんですけど、同時にこの試合を通じてお客さんの菊池悠斗を見る目をもっともっと変えていきたい。それで『もう菊池悠斗がいくしかないやろ!』っていう空気を作り上げて、お客さんを完全に味方につけてから、エエとこでGHCジュニアに挑戦したいですね」

――改めて試合を通じてYO-HEY選手にはどんなことを伝えたい?

▼菊池「正直、YO-HEYさんはメチャクチャ悔しいと思うんですよ。メチャクチャ楽しみにしてたと思うし。だからこそ『悠斗に行かせて良かったな』って思ってもらえる試合をみせられたらと思いますね、YO-HEYさんに。少しでも『自分が行けなくて悔しい』って感情が、『悠斗にいかせて良かったな。俺も悠斗とシングルやってみたいな』って感情でやわらぐ試合をしたいなと」

――そのうえで菊池悠斗のターニングポイントにしたいと?

▼菊池「そうですね。ここで何も残せなかったら、何の実績もないヤツが何か吠えてただけ、で終わってしまう。だから、この試合が終わった時『あ、NOAHジュニアって菊池悠斗なんやな』って高橋ヒロムだけじゃなくて、観てる人全員に思わせるような試合にします!」